美ら海もずく
届出番号 J993
商品名 美ら海もずく
届出者名 カネリョウ海藻株式会社
届出日 2025/01/08
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 オキナワモズク由来フコイダン
表示しようとする機能性 本品にはオキナワモズク由来フコイダンが含まれます。オキナワモズク由来フコイダンには、便通を改善する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 疾病に罹患していない便通が気になる健常成人(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
一日当たりの摂取目安量 一日当たり80gを目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:オキナワモズク由来フコイダン
含有量:500mg
保存の方法 冷蔵(1℃~10℃)で保存してください。
摂取の方法 味付けをしておりません。そのまま、またはポン酢、醤油などで味を付けるなど、お好みに応じてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 一日当たりの摂取目安量をお守りください。多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。食べ過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42309191300106

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

オキナワモズク(Cladosiphon okamuranus TOKIDA)はナガマツモ目ナガマツモ科オキナワモズク属の褐藻で、沖縄県八重山諸島を南限に、鹿児島県奄美大島を北限とする南西諸島(琉球列島)特産の食用海藻である。オキナワモズクはコンブやワカメなどと同じく、日本人が古くから食している海藻の一つである。オキナワモズクは全国で約2万トンが養殖されているが(e-Stat;養殖魚種別収獲量(種苗養殖を除く。)より)、そのうちの約9割が沖縄県で養殖されている(沖縄タイムス2012年8月14日号より)。
当社は、2009年より本品を、日本全国で販売している。また、本品を年間約270万個製造し出荷をしているが、これまでに問題となる健康被害は報告されていない。
本品は、機能性関与成分の消化・吸収過程に影響を与えるような加工は一切行っておらず、加工工程の影響による変質も確認されていない。また、有限会社髙木商店本社工場の高い品質基準をクリアした商品であり十分な喫食実績を有していることから、その安全性に問題ないと判断する。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

表題:「美ら海もずく」に含まれるオキナワモズク由来フコイダンの摂取による便通の改善作用に関する定性的研究レビュー

目的:オキナワモズク由来フコイダンの摂取による便通を改善する機能性を調べるためにリサーチクエスチョンを「健常成人に(P)」、「オキナワモズク由来フコイダンを摂取させると(I)」、「プラセボと比較して(C)」、「便通が改善されるか(O)」として、研究レビューを実施した。

背景:オキナワモズク由来フコイダンは様々な機能性を有していることが報告されている。その機能性の一つとして、便通を改善する機能があることが報告されている。近年、高脂肪食の増加や食物繊維摂取量の減少などが原因で、便秘を訴える人が増加している。便秘の常習化は、腹部膨満感などの不快感や食欲不振、腹痛、頭痛、嘔吐、睡眠随伴症状などを呈する。また、大腸がんや過敏性腸症候群(IBS)といった大腸疾患の発現や肌状態の悪化につながることから生活の質(Quality of Life; QOL)の低下を招くため、健康作りにおいて便通を改善することは重要であることから、モズク由来フコイダンの機能性表示食品としての可能性があると考えた。オキナワモズク(Cladosiphon okamuranus)はナガマツモ目ナガマツモ科オキナワモズク属に属し、沖縄県八重山諸島から鹿児島奄美大島にかけての琉球列島特産の食用海藻である。オキナワモズク由来フコイダンは、L-フコースを構成糖とし、硫酸およびウロン酸に加え、わずかの中性糖を有する酸性多糖の一種である。オキナワモズク由来フコイダンを経口摂取し、プラセボ摂取群と比較した、便通を改善する機能について網羅的に文献を検索し、機能性について検討した。

レビューを対象とした研究の特性:各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、「健常成人(P)」「オキナワモズク由来フコイダンを摂取させると(I)」「プラセボと比較して(C)」「便通が改善されるか(O)」として、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な日本人成人を対象としたRCTの論文3報を採用した。

主な結果:RCT論文3報が採用された。評価項目である評価項目である排便日数については、評価された3報中2報がオキナワモズク由来フコイダンの摂取により改善を示した。排便回数については、評価された3報中1報が肯定的であり、排便量については、評価された3報中1報が肯定的であった。

科学的根拠の質:バイアス・リスクの評価では、採用論文3報中3報とも、バイアス・リスクは低かった。エビデンスの総体的評価で排便日数、排便回数は中程度、排便量については弱いと判断した。オキナワモズク由来フコイダンの摂取量においては、友利ら(2016)の文献では一日当たりオキナワモズク由来フコイダン500mgで便通改善(排便日数、排便回数)に関する機能性が報告された。Takeda et al.(2017)の文献では、一日当たりオキナワモズク由来フコイダン1,000mgで便通改善(排便日数、排便量)に関する機能性が報告された。文献中にあるフコイダン含有食品の製造方法は異なるが、フコイダンはいずれもオキナワモズク由来フコイダンを使用しており、本品も同じ由来であることから、同等の効果を発揮すると考えられる。摂取量500mgで肯定論文が1件、摂取量1000mgで肯定論文が1件であり、今回の研究レビューの結果では、オキナワモズク由来フコイダン一日当たり500mg以上、最適容量は一日当たり500mg以上が望ましいと判断した。

結論:オキナワモズク由来フコイダンを一日当たり500mg以上摂取することにより成人健常者及び便秘傾向の健常者の便通の改善をする機能があることが示された。