| 届出番号 | K34 |
| 商品名 | シボリーナN(エヌ) |
| 届出者名 | 株式会社ニッセン |
| 届出日 | 2025/06/16 |
| 変更日 | – |
| 撤回日 | – |
| 販売中 | 販売休止中 |
| 食品の区分 | 加工食品(錠剤、カプセル剤等) |
| 機能性関与成分名 | ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン |
| 表示しようとする機能性 | 本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMI が高めの方の腹部の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。また、脚の曲げ伸ばし等の筋肉に軽い負荷がかかる運動との併用で、年齢とともに低下する脚の筋力に作用し、中高年の方の歩行能力の維持に役立つ機能が報告されています。 |
| 当該製品が想定する主な対象者 | BMIが高めの方・中高年の方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
| 一日当たりの摂取目安量 | 2粒 |
| 一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン 含有量:12mg |
| 保存の方法 | 高温・多湿、直射日光を避け、涼しい所に保管してください。 |
| 摂取の方法 | 水またはぬるま湯と一緒にお召し上がりください。 |
| 摂取をする上での注意事項 | ●一日摂取目安量を守ってください。●食物アレルギーのある方は原材料名をお確かめください。 |
| 調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
| 消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skS2qIAE |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本届出食品には喫食実績がないため、本届出食品と類似する食品ならびに機能性関与成分の喫食実績および安全性情報を調査し、安全性を評価しました。
本届出食品は、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを配合した商品です。安全性試験に関する評価⑤一次情報では、機能性関与成分であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを含む食品を用いた臨床試験の報告を評価されていました。本届出食品と同じ量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgの12週間摂取の試験や、5倍量となるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mgの4週間摂取の試験において有害事象の報告はありませんでした。また、機能性関与成分であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンについて、ヒトにおける医薬品との相互作用を示す旨の情報は無かったことから、問題ないと考えられました。以上のことから、本届出食品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
<腹部の脂肪を減らす機能>
【標題】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する研究
【目的・背景】
BMIが高めの健康な方がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取した場合の腹部の脂肪に与える影響に関する有効性を検証していた。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、in vitro実験や動物実験では、脂肪分解促進作用があるという研究報告がある。しかし、ヒトを対象とした文献を包括的に整理するレビューでは、脂肪に対する影響を評価したものはなかった。そのため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取による、腹部の脂肪に与える影響に関する本レビューを評価した。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外のデータベースを使用して、検索対象期間は設けずに検索(最終検索日2023年9月8日)し、基準に該当したランダム化比較試験の研究2報を採用していた。採用研究はいずれも、20-64歳の、BMIが高めの健康な日本人成人男女を参加者とした試験で、解析対象者に脂質異常・高血糖・高血圧に該当する参加者は含まれなかった。いずれの研究も丸善製薬株式会社が費用負担した研究であったが、本レビューは採用研究の論文著者を除いた社員により公正に実施されていた。
【主な結果】
メタアナリシスの結果、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取で、腹部内臓脂肪面積に対する標準化平均値差(以下、SMD)での効果推定値と95%CIは-0.57〔-0.92, -0.21〕、I統計量はI2=0%、腹部総脂肪面積に対しては-0.49〔-0.84, -0.14〕、I統計量はI2=0%であった。採用研究2報の全参加者に有害事象の報告はなかった。そのため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの摂取は、有害事象を示すことなく機能性(腹部の脂肪(内臓脂肪、腹部総脂肪)の減少)が期待できる。
【科学的根拠の質】
バイアスリスク、非直接性、非一貫性及び不精確は低、その他(出版バイアスなど)は中のため、エビデンス総体の和は-1であった。限界として、採用研究が2報で出版バイアスが否定できなかったことが挙げられるが、研究は肯定的な内容であり、エビデンスの確実性は「高(A)」と評価されており、腹部の脂肪を減らす機能について、肯定的な結果であると評価した。
<脂肪を消費しやすくする機能>
【標題】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取が日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能に関する研究
【目的・背景】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取による日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能に関する有効性を検証することを目的としていた。
肥満を低減することは重要な課題であり、肥満低減には代謝機能を改善し、体脂肪を消費することが重要であり、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくすることは肥満の予防に役立つと考えられる。そこで、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの日常活動時のエネルギー代謝における脂肪消費に関する本レビューを評価した。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外のデータベースを使用して、検索対象期間は設けずに検索(最終検索日2023年9月26日)し、基準に該当したランダム化比較試験の研究1報(研究数1報)を採用していた。採用研究では、健康な日本人成人男性が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを12 mg摂取することで、プラセボ摂取との比較において日常活動時の呼吸商の変化をアウトカムとして評価した試験であった。本研究は丸善製薬株式会社が費用負担した研究であったが、本レビューは採用研究の論文著者を除いた社員により公正に実施されていた。
【主な結果】
採用研究では呼吸商の有意な低下が認められていた。呼吸商はエネルギー代謝における脂肪と糖の消費割合を示すため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能が認められていた。
【科学的根拠の質】
非直接性は低、バイアスリスクは中、非一貫性、不精確、その他(出版バイアスなど)は高のため、エビデンス総体の和は-7であり、エビデンスの確実性は「低(C)」と評価していた。限界として、上記のようなバイアスが否定できないことが挙げられるが、研究は肯定的な内容であり、日常活動時の呼吸商を低下させる(すなわち、エネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする)機能について、肯定的な結果であると評価した。
<中高年の方の歩く力を維持する機能>
【標題】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取が歩行能力に与える影響に関する研究
【目的・背景】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取した場合の歩行能力に与える影響に関する有効性を検証した。
運動機能の基盤となる歩行能力は加齢により衰えていくことから、加齢によって衰える歩行能力を維持することにより、生活の質を改善し、健康的な社会生活を送ることに貢献できる。そして、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは動物試験、ヒト臨床試験において、歩行能力の維持に有用であると報告されている。そこで、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの歩行能力に対する機能に関する本レビューを評価した。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外のデータベースを使用して、検索対象期間は設けずに検索(最終検索日2024年1月25日)し、基準に該当したランダム化比較試験の研究2報を採用していた。1報目の研究はタイ王国の健康な中高年者を対象にしたブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン2 mg/日および7.2 mg/日の8週間継続摂取の試験報告、2報目の研究は日本人の健康な中高年男女を対象にしたブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mg/日の8週間継続摂取の試験報告であった。2報目の研究は丸善製薬株式会社が費用負担した研究であったが、本レビューは採用研究の論文著者を除いた社員により公正に実施されていた。
【主な結果】
いずれの研究でも、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの摂取により、プラセボ群と比較して、歩行能力の評価指標である6分間歩行テストにおける歩行距離の有意な増加が示されていた。
【科学的根拠の質】
非直接性、非一貫性は低、バイアスリスク、不精確は中、その他(出版バイアスなど)は高のため、エビデンス総体の和は-4であった。限界として、採用研究の結果によるバイアスリスク、サンプル数が少ないことによる不精確、定性的研究レビューによる出版バイアスが否定できなかったことが挙げられるが、研究は肯定的な内容であり、エビデンスの確実性は「中(B)」と評価されていたことから、歩行能力に与える機能について、肯定的な結果であると評価した。






