届出番号 B389
商品名 お~いお茶 巡(めぐ)りさららスティック
届出者名 株式会社伊藤園
届出日 2016/12/16
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 モノグルコシルヘスペリジン
表示しようとする機能性 本品にはモノグルコシルヘスペリジンが含まれます。モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持する機能があることが報告されています。また、血中の中性脂肪が気になる方の中性脂肪を減らす機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人、健康であるが血中の中性脂肪が気になる成人
一日当たりの摂取目安量 1本
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:モノグルコシルヘスペリジン
含有量:340mg
保存の方法 直射日光や高温多湿の場所を避けて保存してください。
摂取の方法 お湯または水に溶かしてお飲みください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41605090020103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

「お~いお茶 巡(めぐ)りさららスティック」は、長年親しまれている粉末清涼飲料(インスタント緑茶)に、既存食品添加物である糖転移ヘスペリジン(モノグルコシルヘスペリジン)を加えたものです。
ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。漢方薬では陳皮、ヨーロッパでは医薬品原料として使われている成分です。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、安全性は十分に確認されています。
当該製品と同様にモノグルコシルヘスペリジンを添加した食品として、株式会社伊藤園が2012年7月から日本で販売開始した特定保健用食品「スタイリースパークリング」(炭酸飲料)、2013年4月から販売を開始した「スタイリー炭酸水 レモン味」(炭酸飲料)があります。
これらはモノグルコシルヘスペリジンを340mg含んでおり、これまでに5000万本以上の販売実績があり、健康被害情報はありません。また、モノグルコシルヘスペリジンを含む食品のヒトを対象とした試験では、多くの試験で安全性が確認されており、重篤な健康被害は報告されていません。さらに、当社で20年以上発売しているインスタント緑茶(機能性関与成分を含まない商品)についても、重篤な健康被害は報告されていません。
「お~いお茶 巡(めぐ)りさららスティック」もモノグルコシルヘスペリジンを1本当たり340mg含むインスタント緑茶であるため安全であると考えていますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
モノグルコシルヘスペリジンの血流改善、体温維持効果および血中中性脂肪低下について

【目的】
当該製品を販売するにあたり、モノグルコシルヘスペリジン(ヘスペリジン、ヘスペレチン含む)の血流改善、体温維持および血中の中性脂肪低下効果に関して科学的な根拠があるのか以下の3つについて文献を調査しました。
1) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると血流を改善するか
2) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると体温(末梢)を維持するか
3) 健康であるが血中中性脂肪が高めの方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると血中中性脂肪が低下するか

【背景】
ヘスペリジンは温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、手や足など末梢部分の体温を維持させる効果や、血中の中性脂肪を低下する効果が報告されています。しかしヘスペリジンのこれらの効果をそれぞれについて総合的に調べた研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な方で試験を実施している文献を探しました。調査の結果、ヘスペリジンの血流改善、体温維持について3件の同じ文献がヒットし、中性脂肪は4件の文献がヒットしました。

【主な結果】
1) 血流、体温の維持について
調査した文献には、糖転移ヘスペリジン(主成分モノグルコシルヘスペリジン)を170mgまたは340mg摂取すると、寒冷条件において指、つま先、鼓膜の温度の低下を抑制すること、また、低下した体温の回復を早めることが明らかとなりました。寒冷負荷試験は15℃の冷水に手を浸したあとの末梢血流、末梢体温の回復を見る試験であり、気温や室内温度が低い時に手が冷えることを想定した試験です。また、60℃の温かい飲料摂取後に肌寒い部屋で指先の血流の低下を遅延する効果もありました。この体温を維持する効果は、寒冷条件によって悪化した末梢血液循環の改善を伴うもの、又は、温かい飲料摂取後の末梢血液循環の促進を伴うものでした。

2) 血中の中性脂肪低下について
糖転移ヘスペリジン(主成分モノグルコシルヘスペリジン)340mgを、健康であるが血中の中性脂肪が高めの方が4週間以上摂取すると、血中の中性脂肪が低下しました。健康な方では、血中の中性脂肪に影響しにくいことがわかりました。

【科学的根拠の質】
1) 血流の改善、体温維持について
糖転移ヘスペリジンの血流改善および体温維持効果を見た文献は、全てが冷えを感じている女性を対象としていました。男性のデータ及び幅広い年齢層での試験が必要ですが、性差・年齢による効果の違いはこれまで報告されていないため、体温を維持させる効果があると判断しました。
モノグルコシルヘスペリジンを340mg摂取することで末梢血流を改善し、指・つま先など末梢体温を維持することが確認されました。
2) 血中の中性脂肪低下について
血中の中性脂肪の効果を見た文献は、幅広い年齢の成人男女を対象としており、正常高値からやや高めの方(120mg/dL~199mg/dL)および健康な方(150mg/dL未満)で2報ずつの報告がありました。これらは、結果に一貫性があるため、血中の中性脂肪が気になる方がモノグルコシルヘスペリジンを340mg摂取すると中性脂肪は低下すると判断しました。

「お~いお茶 巡(めぐ)りさららスティック」はモノグルコシルヘスペリジンを1本当たり340mg配合しているため、気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)の維持に役立つこと、また、血中の中性脂肪が気になる方の中性脂肪を低下することが期待できます。