届出番号 | D94 |
商品名 | 銚子のおちょうしサバ |
届出者名 | 特定非営利活動法人ちょうしがよくなるくらぶ |
届出日 | 2018/07/25 |
変更日 | 2020/06/17 |
撤回日 | – |
販売中 | 販売中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | DHA・EPA |
表示しようとする機能性 | 本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには血液中の中性脂肪値を下げる機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健常成人(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
一日当たりの摂取目安量 | 150g(1缶) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:DHA・EPA 含有量:DHA 750mg EPA 660mg |
保存の方法 | 直射日光を避け、常温で保存 |
摂取の方法 | 液汁も含めて、そのまま、又は調理してお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ・本品に含まれるDHA・EPAは、降圧薬・抗血栓薬・糖尿病治療薬による薬物治療に影響を与える場合があります。 ・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守って摂取しましょう。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42006170140301 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品の製造を委託している田原缶詰株式会社(千葉県銚子市)は、昭和4年創業で90年近く、さば・いわしなどの缶詰を製造してきた実績がある。本品は、田原缶詰株式会社が製造・販売してきた商品「鯖水煮 EO」の表装のみを変えた商品である。これまでの長年にわたる販売実績(昭和25年頃から、年360万缶販売)から重篤な健康被害の報告はなく、十分な食経験に裏付けされた安全な商品と考えられる。また、同製品は、外務省を通じてアフリカの人道支援にも用いられている商品である。
したがって、本品は十分な食経験に裏付けされた安全な商品と考えられる。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
「標題」
機能性関与成分DHA・EPAによる血液中の中性脂肪値への影響に関する調査報告
「目的」
魚介類の摂取と共に、特に魚類に多く含まれるDHA・EPAを摂取することの大切さを消費者に伝えるため、DHA・EPAによる血液中の中性脂肪値に対する影響について文献調査を行った。調査内容は、「健常成人男女において、DHAとEPAを経口摂取した場合にプラセボの経口摂取と比較して、血液中の中性脂肪値がどのように変化するか」である。この調査を通じて、本品に表示しようとする機能性の科学的根拠になるかを検証した。
「背景」
DHA・EPAにより血液中の中性脂肪値を減少させることが数多く報告されているが、被験者に疾病者や未成年等が含まれ、健常成人のみに対する影響が十分にまとめられていないことから本調査を行った。
「レビュー対象とした研究の特性」
2017年6~8月に研究データベースを用いてすべての報告を対象に検索し、関連文献を抽出した。対象集団の特性は、健常な成人男女(妊産婦は除く)である。最終的に評価した文献数は10件であり、研究デザインとしては無作為化プラセボ対照並行群間比較試験を採用した。採用文献において利益相反情報等は検出されなかった。
「主な結果」
採用文献10件中7件において、DHA・EPAの摂取により血液中の中性脂肪値が、対照群(プラセボの摂取)と比較して、有意な低下が認められた。摂取条件として、一日当たり0.94g以上のDHA・EPA(EPA含有割合が67%以下のもの)を継続摂取した場合において、機能性が確認された。また、有害事象の調査から大きな健康被害等の害は観測されず、また、摂取形態の違いや18歳を成人とする国の調査、日本人への外挿性なども考慮したが、いずれも調査結果に影響はないと判断した。よって、DHA・EPAは継続摂取することにより血液中の中性脂肪値を有意に低下させる機能があると評価した。
「科学的根拠の質」
エビデンス総体に及ぼすバイアス・リスク、非直接性、非一貫性、出版バイアスはいずれも大きな問題なく低度と評価した。しかし、不精確については被験者数が少ない試験もあることから中程度と評価した。これらの評価に加え、効果指標や記述を考慮したところ、十分に確信あるエビデンスであると判断した。一方、多くの採用文献において被験者の脱落がみられたことから、これが本調査における共通する問題であり、これが研究の限界と考えられる。
(構造化抄録)