うめ効果ゼリー
届出番号 E826
商品名 うめ効果ゼリー
届出者名 中野BC株式会社
届出日 2020/03/13
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 クエン酸
表示しようとする機能性 本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸には肥満気味の方の高めの血圧(拡張期血圧)を下げる機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 肥満気味で血圧(拡張期血圧)が高めの方
一日当たりの摂取目安量 15g(3包)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クエン酸
含有量:1.1g
保存の方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 摂取目安量を3回に分けてお飲みください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41912070010102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

届出者である中野BC株式会社では、届出をしようとする食品と類似する食品(梅エキス紀州の赤本)を販売しております。この製品は1999年7月からこれまで約4.2万個の販売実績がありますが、重篤な健康被害は報告されていません。さらに当該梅エキスは、機能性表示食品「梅エキスうめ効果」(届出番号D508)として製造販売を開始しております。機能性関与成分はクエン酸で1日の摂取目安量は梅エキス3g/日、(クエン酸1.1g/日)であります。
届出をしようとする食品はこの梅エキスをゼリー状に加工したもので、1日の摂取目安量15g(3包)当たり梅エキス3g/日、(クエン酸1.1g/日)の同等量を含有しております。
ゼリー状という柔らかい性状であるため、機能性関与成分クエン酸の消化・吸収過程に大きな違いはないと思われ、またクエン酸自体非常に安定な物質であるため、加工工程における変質はなく、最終製品において高速液体クロマトグラフ法によりクエン酸の含有量を確認しております。ゼリー状に加工する際に使用した副原料はすべて食品添加物として安全性が認可されたものを使用しております。
これらの事から届出品の1日摂取目安量15g(3包)を健常者が摂取することは健康の害につながる恐れはないと判断されます。よって当該製品を適切に摂取する場合の安全性は問題ないと評価しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
最終製品『うめ効果ゼリー』に含有する機能性関与成分『梅エキスに含まれるクエン酸』の血圧降下機能に関する研究レビュー

【目的】
血圧が高めの成人健常者(高値血圧者※)およびⅠ度高血圧者※が梅エキスに含まれるクエン酸を摂取した際の血圧改善機能を明らかにするために研究レビューを実施し、検証することを目的とした。(※高血圧治療ガイドライン2019による)

【背景】
梅エキスは古くから健康食品として食べられてきた。梅エキスは梅の果汁だけを煮詰めた梅の濃縮物で、主要成分クエン酸による酸味の強い食品である。梅エキスの利用者からは血圧が下がったという報告が数多く寄せられていたが、境界域の方への作用は明確になっていなかった。そこで梅エキスに含まれるクエン酸のヒトでの血圧降下作用を血圧が高めの方が摂取した場合について科学的エビデンスの確認を行った。

【レビュー対象とした研究の特性】
2020年3月9日に、検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、血圧が高めの成人健常者(高値血圧者)およびⅠ度高血圧者が梅エキスに含まれるクエン酸を摂取した際の血圧改善機能を報告した文献があるかを検索した。その結果、質の高い試験が行われた1報を評価対象とした。なお、この論文は届出者(中野BC株式会社)が関与したものであった。

【主な結果】
採用文献1報は、30歳~69歳の血圧が高めの男女(高値血圧者)およびⅠ度高血圧者80名を対象として、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施したのもであった。本製品を摂取する群には「梅エキス」を1g配合したスティックタイプの試験食を1日3本(機能性関与成分:クエン酸)、12週間毎日摂取させ、対照の群には梅エキスを含まないステイックタイプのプラセボ食を1日3本、12週間毎日摂取させていた。
本製品摂取群は40名、プラセボ摂取群は40名に分け試験を実施していた。本製品摂取群で脱落者が3名、プラセボ摂取群で脱落者2名、除外規定適応者1名出たので、最終的にそれぞれの群37名で解析を行っていた。
その結果、主要評価項目である来所時血圧については全体解析では有意な差は認められなかったものの、サブクラス解析ではBMIが正常高値または肥満Ⅰ度の集団において、本製品摂取群で摂取12週後において有意に来所時拡張期血圧上昇を抑制していた。(本解析の対象者にⅠ度高血圧者は含まれていない。)
以上の結果から、本製品はBMIが高めの被験者において拡張期血圧上昇抑制作用を有する可能性が示唆された。
なお、本製品と関連のある有害事象は確認されていなかった。

【科学的根拠の質】
採用文献は、症例減少バイアスなどのバイアスリスクが含まれるが、二重盲検法による並行群間比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法で行われていたので、エビデンスレベルの高いものである。一方で研究の限界として、採用文献数が1報と少なく、出版バイアスの可能性も否定できないが、採用文献は肯定的な内容であり、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。
(構造化抄録)