ナットウキナーゼプラスフコイダン
届出番号 F620
商品名 ナットウキナーゼプラスフコイダン
届出者名 ヤクルトヘルスフーズ株式会社
届出日 2020/11/13
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 納豆菌由来ナットウキナーゼ
表示しようとする機能性 本品には納豆菌由来ナットウキナーゼが含まれます。納豆菌由来ナットウキナーゼは、血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。血圧が高めの方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 健常な範囲で血圧が高めの方
一日当たりの摂取目安量 6粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:納豆菌由来ナットウキナーゼ
含有量:3.97mg(2000FU)
保存の方法 高温・多湿及び直射日光を避けて保管してください。
摂取の方法 水またはぬるま湯でお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量6粒を超えた摂取はお控えください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42002180130103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

①喫食実績による食経験評価
当該製品である「ナットウキナーゼプラスフコイダン」は、一日当たりの摂取目安量として機能性関与成分である「納豆菌由来ナットウキナーゼ」を3.97mg(2000FU)含有する食品である。これまでに、2011年9月~2019年12月までの期間に約650万食の販売実績があり、当該製品に起因した重篤な健康被害は報告されていない。
また「納豆菌由来ナットウキナーゼ」を5.96mg(3000FU)含有する類似品「納豆キナーゼ3000」を2017年9月~2019年12月までの期間に約90万食を販売しているが重篤な健康被害は報告されていない。
納豆菌由来ナットウキナーゼは納豆由来の成分で、日本古来より食されている食品であり、十分な食経験を有している。
②医薬品との相互作用
既存のデータベースを検索した結果から、機能関与成分に関する相互作用は報告されていない。「納豆」において血液凝固抑制薬(ワルファリン)との相互作用が報告されているが、納豆に含まれるビタミンK2が影響しており、当該製品はビタミンK2を除去しているため問題ないと判断した。また本原料に関して血液凝固抑制薬(ワルファリン)を服用されている方が摂取しても問題ないことが報告されている。
③まとめ
以上より、納豆菌由来ナットウキナーゼは、日本人が古来より食している納豆の1成分であり、また、同一処方の製品での十分な食経験を有しているため安全であると評価した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)標題
機能性関与成分である納豆菌由来ナットウキナーゼの摂取による血圧低下機能に関する研究レビュー。
(イ)目的
研究レビューにより、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)を対象に、プラセボの経口摂取と比較して、国内外の論文を検索・調査し、科学的根拠を評価した。
(ウ)背景
現在、日本において生活習慣病の増加が問題となっており、高血圧もその一つである。高血圧が進むと、心不全等の心疾患や脳出血等の脳血管障害等のリスクが高まる。納豆菌由来ナットウキナーゼには、血小板凝集抑制作用や血流改善効果も報告されており、主にサプリメント(錠剤、顆粒、カプセル状など)等の食品として摂取することで、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)の血圧を低下させる機能があることが報告されている。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
国内外の文献データベースから納豆菌由来ナットウキナーゼと血圧に関係する研究があるか検索した。目的に沿った研究は、3.97mg(2000FU)の被検食を用いたランダム化比較試験を行った研究が2報あったため、その論文について評価した。そのうち2つの試験に使用された納豆菌由来ナットウキナーゼは、本品で使用している原料と同様に株式会社日本生物科学研究所が提供したものであった。
(オ)主な結果
上記論文では1日あたり3.97mg(2000FU)の納豆菌由来ナットウキナーゼ原料を含むサプリメントを、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)が摂取する事によって、プラセボ摂取群と比較して有意な結果を示していることが確認された。
(カ)科学的根拠の質
バイアスリスクについては、症例減少バイアスとして、脱落群がみられた研究が2報あったが、その他に研究結果に影響を与えるバイアスリスクは少ないと考えられる。非直接性については低いと判断した。出版バイアスについては、メタアナリシスを実施していないため、バイアス自体を否定することはできないが、未報告研究は確認されず、その他研究結果に影響を与える要因も認められなかったことから、低いと判断した。
本研究における対象者は、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)と設定した。なお、Ⅰ度高血圧者は機能性表示食品の対象とはならない者(疾病に罹患している者)に該当するため、正常高値血圧者のみを対象として層別解析を行ったところ、1報(No.1論文)では、正常高値血圧者において、「拡張期血圧」で被験食品群において摂取前後値で有意差がみられ(p<0.05)、さらにプラセボ群との有意差についても認められた(p<0.05)。もう1報(No.2論文)においても、「収縮期血圧」においてプラセボ群と比較して有意差が認められた(p<0.05)。このことから、正常高値血圧者のみを対象とした場合においても「収縮期血圧」「拡張期血圧」ともに肯定的な結果が得られ、血圧低下機能が期待できるものと判断した。