べにふうき粉末緑茶
届出番号 F634
商品名 べにふうき粉末緑茶
届出者名 静香園製茶株式会社
届出日 2020/11/17
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο-(3-Ο-メチル)ガレート)
表示しようとする機能性 本品にはメチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο-(3-Ο-メチル)ガレート)が含まれます。メチル化カテキンは、ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減することが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 ハウスダストやほこりなどによる目や鼻に不快感を有している成人男女
一日当たりの摂取目安量 2g(付属のスプーン8杯)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο-(3-Ο-メチル)ガレート)
含有量:含有量:32g /付属のスプーン8杯分
保存の方法 高温・多湿を避け移り香にご注意ください。
摂取の方法 付属のスプーン4杯(1g)を200ccの熱湯に溶かしてお飲みください。1日2杯を目安にお飲みください。
摂取をする上での注意事項 本品は、カフェインを通常の緑茶と同様に含んでいますのでカフェインで眠れなくなる方は、夕方からの飲用を避けてください。空腹時に飲用すると胃痛が生じることがあります。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 熱湯の取り扱いには十分ご注意ください。
溶解したお茶は保存せず、できるだけ早くお飲みください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42008310310102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

茶の原産地は、中国西南部雲南省の山岳部であるとされ、中国の茶の歴史は2000年以上前にも遡ります。日本では、平安時代初期に留学経験のある僧永忠が嵯峨天皇に茶を勧めた記録が最初であり、1000年以上の歴史があります。
日本人にとって馴染みが深い飲料として古くから飲用されています。
茶は世界で589万トン(2018年)、日本では8万1700トン(2019年)生産され、世界中で愛飲されています。

「べにふうき」は昭和40年に農林省茶業試験場枕崎支場において「べにほまれ」を母親、「枕Cd86」を父親とした交配組み合わせで得られた実生群の中から選抜・育成された品種(農林登録:平成5年)であり、メチル化カテキンが多く含まれています。2008年には全国の栽培面積が100ha(年間生産量約500トン)になり、緑茶として広く全国で愛飲されてきました。「べにふうき」緑茶に関して今まで主だった健康被害の報告はされておらず、安全であると考えられます。

弊社において、当該商品と同様のメチル化カテキンを含む製品を2009年から発売を始め、今まで購入者からの健康被害の意見は寄せられておりません。しかし、上記喫食実績のみでの安全性評価は不十分であると判断し、既存情報の検索及び評価をいたしました。

その結果、メチル化カテキンの安全性について、1日摂取目安量の3倍量を4週間摂取させた過剰摂取試験及び、1日の摂取目安量で12週間摂取させた試験においても被験者に異常が認められないことが報告されています。
以上のことを踏まえ、メチル化カテキンは適切に摂取すれば、安全性に問題がないと考えられます。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
メチル化カテキンを含む緑茶の継続的な摂取による目や鼻の不快感の軽減に関する研究レビュー

【目的】
緑茶に含まれるメチル化カテキンを継続的に摂取することで、ハウスダストやほこりなどに暴露された時の目や鼻の不快感を軽減させるかどうか明らかにすることを目的とした。

【背景】
2008年の全国疫学調査によると、アレルギー性鼻炎の有病率は39.4%、花粉症の有病率は29.8%と国民病と言っても過言ではない。
目や鼻の不快感による生活の質の低下を改善することは現代の重要な課題となっている。

【レビュー対象とした研究の特性(方法)】
レビュワー3名が「メチル化カテキンの継続的な摂取は、目や鼻の不快感を軽減させるか?」に基づいて、検索式を設定し、文献検索を実施した。
論文の質が一定水準以上(QL3)であることを採用条件とし、定性的研究レビューを実施し、5名の有識者がA~Eの5段階で総合評価した。

【主な結果】
適格基準に合致した4報の文献を評価した結果、1日あたり26.8mg~34.9mgのメチル化カテキンの継続的に摂取により、目や鼻のアレルギー症状スコアに有意な低下が認められ、ハウスダストやほこりなどに暴露された時の目や鼻の不快感を軽減させることが示唆された。

【科学的根拠の質】
採用文献数が4報と少なく、すべて同じ研究グループの報告であることから、効果指標に限定的な面があるが、緑茶に含まれるメチル化カテキンの継続的な摂取は、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減する」に対して一貫して示唆的な科学的根拠を有しており、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減する」機能を有すると考えられた。
また、有識者による総合評価(5段階で、Aが最も上でEが最も下)において、【科学的根拠レベル総合評価】:A、【「研究タイプ、質、数」の目安】:B、【一貫性の目安】:Aと評価された。
以上から緑茶に含まれるメチル化カテキンは、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減する」に対して明確で十分な根拠があると判断した。