届出番号 | F947 |
商品名 | ビフィズス菌N708タブレット |
届出者名 | 日清食品株式会社 |
届出日 | 2021/02/25 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | ビフィズス菌N708株(B.breve N708) |
表示しようとする機能性 | 本品には、独自のビフィズス菌N708株(B.breve N708)が含まれます。ビフィズス菌N708株(B.breve N708)には、お腹のつらさを和らげ、お腹の調子を整える機能が報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | お腹のつらさに悩んでいる方 |
一日当たりの摂取目安量 | 1粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:ビフィズス菌N708株(B.breve N708) 含有量:40億個 |
保存の方法 | 高温・多湿及び直射日光を避けて、常温で保存してください |
摂取の方法 | 1日当たり1粒を目安に、水などと一緒にかまずにお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。本品は、疾病の治療を目的とした商品ではありませんので、慢性的な腹部症状がある方は医療機関の受診をお勧めします。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 開封後はチャックを開けたままの状態で放置せず、チャックをしっかり閉めて保存してください。乳幼児の手の届かないところで保管してください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41912090030105 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
ビフィズス菌N708株(B.breve N708)が属する菌種Bifidobacterium breve(以下B. breve)は、食経験のある菌種として、公的機関の欧州食品安全機関(EFSA)によるQualified Presumption of Safety(QPS)に収載されています。B. breveを含む一部のビフィズス菌種は、乳製品、サワーミルク製品、ヨーグルトや発酵乳飲料等で使用されてきた長い歴史を持ち、中でもB. breveは安全上の懸念がこれまでに報告されていない菌種であるとされています。
また、国立研究開発法人健康食品の安全性有効性情報のデータベースにおいても、ビフィズス菌は腸内に棲みつき健康効果は認められるが、健康被害に関する記載はないとしています。
以上より、本機能性関与成分であるビフィズス菌N708株(B.breve N708)の安全性は高いと評価しました。したがって、本品「ビフィズス菌N708タブレット」は安全であると評価しました。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
①標題
最終製品「ビフィズス菌N708タブレット」に含まれる機能性関与成分「ビフィズス菌N708株(B.breve N708)」の「ストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさ」を軽減する効果の機能性に関するシステマティックレビュー
②目的
ストレスでお腹がゆるくなりやすく、お腹のつらさに悩んでいる健常成人がビフィズス菌N708株(B.breve N708)を摂取した場合の、お腹のつらさを軽減する効果について網羅的な文献検索を行い、その効果を明らかにすることを目的とした。
③背景
現代社会ではストレスに悩む人が多い。ストレスが体に及ぼす影響は大きく、ストレスによりお腹のゆるみが誘発されることも少なくない。しかし、ストレスを起因とするお腹のゆるみ・つらさには根本的改善法が無いため、ストレスによるお腹のゆるみ・つらさを軽減できる、安全で手軽に摂取可能な食品が求められている。ビフィズス菌N708株(B.breve N708)は、基礎研究において抗炎症効果が見られたことから、腸管における炎症を抑制し、ストレスによるお腹のゆるみ・つらさを軽減する効果が期待されるビフィズス菌である。ビフィズス菌N708株(B.breve N708)の摂取によってストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさを軽減する効果について、ヒトを対象とした試験は報告されているが、総合的に評価した研究レビューは実施されていなかった。
④レビュー対象とした研究の特性
論文の検索は、3つの文献検索データベースを用いて2020年4月10日に和文と英文の論文を対象に実施した。また、未報告研究が無いかどうかを2つの臨床試験登録データベースを用いて検索した。その結果、本研究レビューの対象となった論文が1報得られた。試験デザインは、健常者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間試験で、1日あたり40億個のビフィズス菌N708株(B.breve N708)の8週間の継続摂取による「ストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさ」を軽減する効果を評価した試験であった。
⑤主な結果
全体解析では、プラセボ群とN708株群の間に有意差は認められなかった。一方、層別解析を実施した結果、消化器症状を評価する出雲スケールの「強いストレスを感じた時に起こる下痢で困ったことがありましたか?」の問について、ビフィズス菌N708株群のスコア変化量はプラセボ群と比較して有意に改善した (p < 0.05)。本結果から、ビフィズス菌N708株(B.breve N708)の摂取が「ストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさ」を軽減することが示唆された。
⑥科学的根拠の質
本研究レビューで採用した研究は、研究の質に深刻な問題は認められず、ビフィズス菌N708株(B.breve N708)を含む食品を摂取することで「ストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさ」を軽減することが報告されていた。なお、限界としてビフィズス菌N708株(B.breve N708)摂取による「ストレスでお腹がゆるくなりやすい方の、お腹のつらさ」を軽減する効果を報告した論文が1報と少ないため、本効果を検証するための更なる臨床試験が望まれる。