nerupuru(ねるぷる)
届出番号 G1184
商品名 nerupuru(ねるぷる)
届出者名 株式会社永谷園
届出日 2022/01/31
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA パイナップル由来グルコシルセラミド
表示しようとする機能性 本品にはGABAとパイナップル由来グルコシルセラミドが含まれます。 GABAには睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能があることが報告されています。 また、GABAには肌の乾燥が気になる方の肌の弾力を維持し、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています。パイナップル由来グルコシルセラミドには、肌が乾燥しがちな方の肌のバリア機能(保湿力)を高め、肌の潤いを守るのを助けることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女、皮膚の疾患に罹患していない健康な人。
一日当たりの摂取目安量 1本(10g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA、パイナップル由来グルコシルセラミド
含有量:GABA100mg、パイナップル由来グルコシルセラミド1.2 mg
保存の方法 高温の場所をさけて保存してください
摂取の方法 就寝前にそのままお召し上がりください。接種後は、歯磨き等によりお口を清潔にしてください。
摂取をする上での注意事項 ●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
●妊娠、授乳中の方、お子様は摂取しないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42108301180102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出品は喫食実績がないため、既存情報による安全性評価をした。
<GABA>既存情報によるGABAの喫食実績の調査では、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜100 g中にGABAが20~50 ㎎以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分と分かる。GABA(10~80mg/日)を関与成分とする市販の特定保健用食品について、食品安全委員会は「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価する。GABAの食品としての安全性に関する研究報告は検索で24報あった。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあったが、安全性に問題はないと報告された。また、本届出品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験でも安全性に問題のないとの報告から、本届出品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。GABAは単純な構造のアミノ酸で基原による性質の違いは生じないため、各安全性評価試験で用いられたGABAと本届出品に含まれるGABAは同等であると言える。以上より、機能性関与成分GABAを100mg/日で配合した本届出品の安全性に問題はないと判断した。降圧剤など併用による血圧低下の可能性の報告に対し、摂取をする上での注意事項に、降圧剤等の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示した。
<パイナップル由来グルコシルセラミド>
既存情報として、パイナップル由来グルコシルセラミドの安全性に関する2報の臨床試験報告がある。2報の文献では、パイナップル由来グルコシルセラミドの12週間の長期摂取試験、5倍量の過剰摂取試験が行われており、いずれの試験においても問題となる事象は認められなかった。この結果からパイナップル由来グルコシルセラミドの安全性は問題ないと判断した。また、2報の文献中で用いられているパイナップル抽出物が届出商品の配合原料と同じ供給元で同等の原料であり、本届出品と同様に1.2mg/1食で製造されている試験品に関する評価であることから、本届出品との同等性については問題ないと考えた。以上より、機能性関与成分パイナップル由来グルコシルセラミドを1.2mg/日で配合した本届出品は安全性に問題ないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

<GABA>
●睡眠の質に関する研究レビュー
【目的・背景】ストレスは、ヒトの睡眠に様々な影響を及ぼすことが知られている。本研究レビューでは、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)を改善する効果について網羅的に検索し、機能性を検討することを目的とした。
【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、健康成人対象でGABA・プラセボ摂取時を比較した試験で、脳波を評価している文献2報を採用し評価した。
【主な結果】GABA摂取(100 mg/日)の効果として、採用文献2報で、深い睡眠時間の有意な増加(p<0.05)を示している。また1報では、ストレス状況や疲労感の違いによる層別解析を実施した場合、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人のノンレム睡眠ステージ3の時間が、GABA摂取時はプラセボ摂取時と比較して有意に増加した。以上から、GABAは、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人の睡眠の質(眠りの深さ)を向上させる機能を発揮すると評価した。
【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。調査対象とした論文は査読を実施したRCT論文で、客観的評価指標である脳波であるため科学的根拠の質は高いと考えられる。
●肌弾力維持機能に関する研究レビュー
【背景・目的】日々の精神的・身体的ストレスが肌の状態に影響することが報告されている。真皮にある弾性線維は、皮膚・動脈・肺などに多くあり、各臓器の伸縮性を担っており、加齢や紫外線などの影響により弾性繊維の劣化が報告されている。また弾性繊維の低下による真皮層の菲薄化は、皮膚の脆弱性(スキン-テア)に繋がると考えられる。弾性繊維の維持に役立つ食品を開発することは、国民の健康的な生活維持にきわめて重要である。本研究レビューは、健康成人男女の肌弾力維持に対するGABAの機能性について検証することを目的とした。
【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語のデータベースを検索・精査した結果、健康な成人を対象とし、GABAとプラセボを比較した試験であり、肌の弾性を評価している1報を採用し、評価した。
【主な結果】採用文献は、健康女性に対して、乾燥する時期に、肌弾力へのGABA 摂取(100 mg/日)の効果を調査しており、GABA摂取群はプラセボ摂取群に比べて肌弾力低下が有意に緩和された(P<0.05)ことを報告している。肌弾力に関連する肌の構造は全身で共通であり、性差もないことから、GABAは肌の弾力を維持し、肌の健康を守るのを助ける機能があると評価した。
【科学的根拠の質】採用文献が1報であるため出版バイアスは否定できず、肌弾力を測定した部位が頬のみであることから、今後さらなるエビデンスの蓄積が望まれる。しかし、採用文献はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験の査読付き論文であり、評価指標も国内外において広く用いられている手法であることから、科学的根拠の質は問題ないと判断した。
<パイナップル由来グルコシルセラミド>
【標題】パイナップル由来グルコシルセラミドが肌の経表皮水分蒸散量※に与える効果に関する研究レビュー(※経表皮水分蒸散量とは肌から失われる水分の量のことです。)
【目的】健康な日本人がパイナップル由来グルコシルセラミドを飲用したときの肌の経表皮水分蒸散量に対する有効性を検証した。
【背景】肌は外部刺激から体内を保護し、水分が過剰に逃げるのを防いで一定に保つ役割がある。健康な肌は、一般的に経表皮水分蒸散量が低くて角層水分量が多く、皮膚構造が整った状態である。しかし、肌の保湿力が低下し水分が過剰に失われると、それに伴い肌が荒れ、乾燥した状態となる。肌の保湿力を高め、水分の蒸散を抑えることは、肌を健康な状態に保つために重要である。
パイナップル由来グルコシルセラミドは、肌に対する有用性が報告されていたことから、臨床試験報告のレビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】2020年9月以前に報告された英語および日本語の文献を対象に検索し、健康な人を対象にした12週間の臨床試験の文献1報をレビューの対象と致した。
【主な結果】レビュー対象とした文献1報は、健康な日本人がパイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)を服用する臨床試験の報告で、経表皮水分蒸散量(TEWL)の評価が行われた。パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)を12週間毎日飲用した結果、経表皮水分蒸散量の低下が確認された。この効果は、文献においてパイナップル由来グルコシルセラミドの飲用によって皮膚の構造が整えられたことによると考察されており、その結果、肌の潤い(水分)を逃がしにくくし、肌のバリア機能(保湿力)を高めるものと考えられた。以上より、パイナップル由来グルコシルセラミドの飲用は、肌の健康維持に有用であると考えられました。
【科学的根拠の質】パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)の飲用は、経表皮水分蒸散量を抑えるため、肌の潤い(水分)を逃がしにくくし、肌のバリア機能(保湿力)を高める機能があることが確認された。文献数が1件のみであり、バイアスリスクも否定できませんが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられる。