国内産 乾しいたけ
届出番号 G38
商品名 国内産 乾しいたけ
届出者名 株式会社健翔
届出日 2021/04/13
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 血圧が高めの方
一日当たりの摂取目安量 どんこ (45 g/30 g)/小葉 (30 g)  本品4~5枚 (15 g/可食部として12 g※) を水戻しして、可食部と残った戻し汁を加熱調理してお召し上がりください。可食部と戻し汁を摂取することで、機能性が報告されている一日当たりの機能性関与成分が摂取できます。【しいたけの戻し方】本品4~5枚 (15 g) を水150 mlに常温で6時間程度浸してください。●石突きを取り除いてご使用ください。※乾しいたけの廃棄率20% (日本食品標準成分表2020年版(八訂)より)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:20 mg
保存の方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 一日当たりの摂取目安量と共に表示
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42103020510102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

①食経験の評価
本届出食品「国内産 乾しいたけ」は、同社で販売している類似する乾しいたけ製品の喫食実績があるため食経験の評価によって安全性の確認を行いました。本届出食品の類似する、同社で販売している乾しいたけ製品は、販売を開始した2002年から現在まで、日本国内の幅広い年齢層の男女を対象に、年間約5600 kg(2019年度実績)の販売実績がありますが、これまでに健康被害の報告はありません。

また、機能性関与成分であるGABAは、食品健康影響評価に関する審議において、いずれも「野菜や果物などに広く含まれており、GABAの食経験は十分あると考えられる」と評価され、「適切に摂取される限りにおいては、安全性問題はない」とされています。また、GABAを数mg~200 mg程度配合した製品が販売されていますが、GABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていません。

②医薬品との相互作用に関する評価
機能性関与成分であるGABAは、理論的に考えられる相互作用として、降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により低血圧を引き起こす可能性が報告されています。しかし、本届出食品の類似する乾しいたけ製品は2002年より国内にて流通していますが、これまでに医薬品との相互作用に関する有害事象は発生していません。また、医薬品を服用している場合は医師・薬剤師に相談するよう注意喚起し、特に摂取上の注意として、高血圧治療薬を服用する方への注意喚起を表示することから、この相互作用への対策は講じられていると考えます。

以上のことから、本届出食品の安全性に問題はないと判断しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
最終製品「国内産 乾しいたけ」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的研究レビュー
【目的】
日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施しました。
【背景】
高血圧は脳卒中、心臓病、腎臓病等の原因疾患であることから高血圧への対策は重要だとされています。平成29年の国民健康・栄養調査では収縮期血圧(SBP)が140 mmHg以上の者の割合は男性37.0%、女性27.8%と報告されています。
GABA(γ-アミノ酪酸)は、米、野菜、茶、発酵食品、発芽玄米、漬物などにも含まれている成分で、高血圧者の血圧を低下させる作用が報告されています。そこで、疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者に対してGABAの血圧低下効果を定性的研究レビューで検証しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本人の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者:未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)およびⅠ度高血圧者を対象とし、GABAを継続摂取させると対照食品の摂取と比較して、血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)を低下させるかを、ランダム化二重盲験プラセボ対照比較試験(RCT)により調べた研究を対象として定性的研究レビューを実施しました。
【主な結果】
論文検索を実施したのち論文内容の適合性・適格性を精査し、5報の研究論文を対象として、5報の文献により定性的な研究レビューを実施しました。なお、メタアナリシスは実施していません。5報は全て日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者を対象としており、また正常高値血圧者での層別解析も行われていました。5報のうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者において、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認されました。層別解析が行われた4報では、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者のみでも、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認されました。なお、正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者或いは正常高値血圧者を対象として効果が認められた文献4報のGABAの摂取量は20~80 mg/日でした。したがって、GABA20 ㎎/日以上の摂取は血圧を低下させることに有効であると評価しました。
【科学的根拠の質】
研究レビューの対象とした研究論文のエビデンス総体において、バイアス・リスク、非直接性、不精確、非一貫性については低(0)と評価した。出版バイアスについては、臨床試験登録がされた文献がないことと、5報の研究論文すべてに試験食品の製造元の社員が著者として含まれていることからバイアスを中/疑い(-1)と評価しました。上記のことを総合的に評価した結果、エビデンス総体に影響を与える重大なリスクはなく、GABAの摂取が血圧を低下させる作用を有することに対して肯定的な科学的根拠を有しており、表示しようとする機能性として「本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。」は適切であると考えられました。