届出番号 | G405 |
商品名 | イチョウ葉・DHA(ディーエイチエー)・EPA(イーピーエー) |
届出者名 | 株式会社エルベ・プランズ |
届出日 | 2021/07/26 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトン、DHA・EPA |
表示しようとする機能性 | 本品にはイチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトン、DHA・EPAが含まれます。イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンには、中高年の加齢によって低下する脳の血流や活動性を改善し、認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。DHA・EPAには、中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 記憶力が気になる健常な中高年者または中性脂肪が気になる健常成人 |
一日当たりの摂取目安量 | 1日2粒を目安に、水などと一緒にお召し上がりください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトン、DHA・EPA 含有量:イチョウ葉フラボノイド配糖体19.2㎎、イチョウ葉テルペンラクトン4.8㎎、DHA120mg、EPA13㎎ |
保存の方法 | 直射日光および高温多湿の場所を避けて涼しいところに保存してください |
摂取の方法 | 1日2粒を目安に、水などと一緒にお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ワルファリンなどの抗血栓薬を服用している方、歯科治療や手術等の出血を伴う治療を受ける方は、本品の摂取を避けてください。 血糖降下剤、降圧剤等を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42107210660100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本届出商品は、機能性関与成分としてイチョウ葉フラボノイド配糖体19.2mg及びイチョウ葉テルペンラクトン4.8mg、DHA120㎎、EPA13㎎を含む。各機能性関与成分の安全性評価は下記のとおり。
【イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトン】
「成分規格を有するイチョウ葉エキスの摂取量は、1日240 mg以下が一般的で、それらを適切に摂取すれば、おそらく安全と考えられている。有害な影響としては、胃腸障害やアレルギー反応、抗血液凝固薬との併用によって出血傾向が高まることが知られている。」と記載がある。(1)
ヨーロッパ薬局方において、規格化イチョウ葉エキスは、フラボノイド配糖体22~27%、テルペンラクトン5~7%を含み、ギンコール酸含量は5mg/kg以下と記載がある。日本国内では、「日本健康・栄養食品協会」が欧米と同様にフラボノイド配糖体(24%以上)やテルペンラクトン(6%以上)、ギンコール酸(5ppm以下)を規定したイチョウ葉エキス食品の品質規格基準を設定し、1日摂取目安量は60~240mgとしている。本届出商品は、上記と同様に規格化されたイチョウ葉エキスを使用しており、1日摂取量も前述の目安量の上限以下のため、適切に用いれば安全性に問題無いと考えられる。
【DHA・EPA】
以下の結果より、DHA及びEPAを原因とする被害情報は認められない。
・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定。(1)
・通常食品に含まれる量を経口摂取する場合、おそらく安全である。(1)
・経口摂取時、一般に3~4 g/日以下であれば耐容性が高い。(1)
・米国FDAの限定的健康表示規格においては、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2 gを超えないようにとされている。(1)
・平成22 年、23 年国民健康・栄養調査の結果に基づく、n-3 系脂肪酸の日本人30~49 歳の中央値は、2.1 g/日(男性)、1.6 g/日(女性)。(2)
・DHA・EPAを含むn-3系脂肪酸の食事摂取基準は、成人男性2.0~2.4g/日、成人女性1.6~2.0g/日。(2)
(1)国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報
(2)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年度版)
以上より、本届出商品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと判断した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトン】
標題:イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンの研究レビュー
目的:疾病に罹患していない健常な成人男女がイチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンを継続摂取した際の、脳の血流や活動性、認知機能に対する有効性を検証しました。
背景:
認知機能の低下は、健常者においても様々な不具合を招き、生活の質を下げると考えられます。イチョウ葉エキスは認知機能改善用途で長年に渡り国内外で広く使用されていますが、健常者を対象とした研究レビューは未実施でした。そこで、イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンに着目し、疾病に罹患していない成人男女を対象とした研究レビューを行い、その科学的エビデンスを確認しました。
レビュー対象とした研究の特性:
国内外の文献検索及び内容の確認を行い、健常者を対象にした臨床試験報告2報を得ました。いずれもランダム化比較試験で質の高いものでした。
主な結果:
採択した2報とも、学術的に充分に確立された評価方法を用いていました。イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスの継続経口摂取により、一部の認知機能(記憶の精度等)の評価で、プラセボと比較して有意な改善が報告されていました。また、同時に加齢によって低下する脳の血流や活動性を改善する効果も報告されていました。よって、イチョウ葉フラボノイド配糖体及びイチョウ葉テルペンラクトンは、健常な中高年者の加齢によって低下する脳の血流や活動性を改善し、認知機能の一部である記憶力(言葉や数字、図形などを覚え、思い出すこと)を維持する効果があると考えられました。
科学的根拠の質:
採択した2報に日本人を対象とした文献は含まれませんが、同様に規格化されたイチョウ葉エキスは日本を含む世界各国で販売され、その効果に人種差は指摘されていません。また、採用論文は生活インフラ等が日本と同等の国で行われた試験であり、本届出食品が日本人に対しても有効と考えられます。
研究の限界として、バイアスリスクの可能性は否定できず、更なる研究が必要と考えます。
【DHA・EPA】
標題:DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー
目的:
誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者
何をすると I):DHA・EPAの経口摂取
何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし
どうなるか O):中性脂肪値の低下が認められるか
研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT)
背景:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確ではありませんでした。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行いました。
レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、RCT(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施しました。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が監修しています。
主な結果:
検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていました。
また、群間比較において当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3~14週間でした。
本製品は1日当たりの摂取目安量中にDHAとEPAの総量として133mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断しました。
科学的根拠の質:
採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価しました。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性に問題はないと考えられます。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられます。
ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみで検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられます。