届出番号 | H107 |
商品名 | Renatur Premium(リナチュア プレミアム) |
届出者名 | 株式会社ダイアナ |
届出日 | 2022/04/28 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | 納豆菌由来ナットウキナーゼ、カツオ由来エラスチンペプチド |
表示しようとする機能性 | 本品には、納豆菌由来ナットウキナーゼ、カツオ由来エラスチンペプチドが含まれます。納豆菌由来ナットウキナーゼは血流(末梢)を改善する事で血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。カツオ由来エラスチンペプチドは加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能が報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 血圧が高めの方を含む健康な中高年男女 |
一日当たりの摂取目安量 | 1日2粒を目安にお召し上がりください。 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:納豆菌由来ナットウキナーゼ、カツオ由来エラスチンペプチド 含有量:納豆菌由来ナットウキナーゼ:3.97㎎/日(2,000FU/日)、カツオ由来エラスチンペプチド:75mg/日 |
保存の方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存してください。 |
摂取の方法 | 水またはぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。 ●開封後はチャックをしっかり閉め、直射日光・高温多湿を避けて保存してください。 ●乳幼児の手の届かない所に置いてください。 ●水濡れや汚れのつかない衛生的な環境でお取り扱いください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42204210280100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品自体には喫食実績はないが、それぞれの機能性関与成分の安全性について次の通り評価した。
【納豆菌由来ナットウキナーゼ】
・既存情報による安全性試験の評価
健常な成人男女を対象とした臨床試験で、3.97㎎(2000FU)/日の納豆菌由来ナットウキナーゼを摂取しても、安全性に問題ないことが確認された。さらに、健常な成人男女を対象とした試験で、本品に含まれる納豆菌由来ナットウキナーゼの5倍量(19.85㎎(10000FU)/日)の摂取でも安全性に問題ないことが確認された。
・安全性試験の実施による評価
復帰突然変異試験、染色体異常試験の結果、遺伝毒性は認められなかった。ラットを用いた単回経口投与毒性試験および13週間反復経口投与による毒性試験で異常は認められなかった。
【カツオ由来エラスチンペプチド】
・既存情報による安全性試験の評価
カツオ由来エラスチンペプチドについて文献情報の検索を行ったところ、ラットを用いた急性毒性試験において異常所見は認められず、遺伝毒性試験(umu試験)においても変異原性を有さないことが確認された。さらに、過剰量長期摂取時の安全性を確認するために行ったとされる、日本人の健常者(男女42名)を対象としたカツオ由来エラスチンペプチド400mg(届出量の約5倍量)の13か月間の摂取試験において、摂取期間中に理化学検査、血液生化学検査の値に有意な変動は認められず、安全性に問題ないことが確認された。
医薬品との相互作用については、機能性関与成分に関する相互作用は報告されていない。「納豆」と血液凝固抑制薬(ワルファリン)との相互作用が報告されているが、納豆に含まれるビタミンK2が影響している。本品はビタミンK2を除去しているため、安全性に問題ないことをヒト試験で確認しており、本品を販売することに問題はないと判断した。
各機能性関与成分において問題となる有害事象は報告されておらず、機能性関与成分同士の相互作用についても特に報告はない。
以上より、機能性関与成分として納豆菌由来ナットウキナーゼ3.97mg(2000FU) 及びカツオ由来エラスチンペプチド75mgを配合した本品は適切に摂取する上で安全性の懸念はないと考えられる。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【納豆菌由来ナットウキナーゼ】
(ア)標題
機能性関与成分納豆菌由来ナットウキナーゼの摂取による血圧低下機能に関する研究レビュー
(イ)目的
研究レビューにより、「血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)を対象に、プラセボの経口摂取と比較して、国内外の論文を検索・調査し、科学的根拠を評価した。
(ウ)背景
現在、日本において生活習慣病の増加が問題となっており、高血圧もその一つである。高血圧が進むと、心不全等の心疾患や脳出血等の脳血管障害等のリスクが高まる。納豆菌由来ナットウキナーゼには、血小板凝集抑制作用や血流改善効果も報告されており、主にサプリメント(顆粒、カプセル状など)等の食品として摂取することで、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)の血圧を低下させる機能があることが報告されている。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
国内外の文献データベースから納豆菌由来ナットウキナーゼと血圧に関係する研究があるか検索した。目的に沿った研究は、3.97㎎(2000FU)の被検食を用いたランダム化比較試験を行った研究が2報あったため、その論文について評価した。そのうち2つの試験に使用された納豆菌由来ナットウキナーゼは日本生物科学研究所が提供したものであった。
(オ)主な結果
上記論文では1日あたり3.97㎎(2000FU)の納豆菌由来ナットウキナーゼを含むソフトカプセルを、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)が摂取する事によって、プラセボ摂取群と比較して有意な結果を示していることが確認された。
(カ)科学的根拠の質
バイアスリスクについては、症例減少バイアスとして、脱落例がみられた研究が2報あったが、その他に研究結果に影響を与えるバイアスリスクは少ないと考えられる。非直接性については低いと判断した。出版バイアスについては、メタアナリシスを実施していないため、バイアス自体を否定することはできないが、未報告研究は確認されず、その他研究結果に影響を与える要因も認められなかったことから、低いと判断した。
【カツオ由来エラスチンペプチド】
(ア)標題
カツオ由来エラスチンペプチドの摂取による健常成人の血管機能の改善作用
(イ)目的
健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することによって、血管機能の改善に役立つかの検証を目的とした。
(ウ)背景
エラスチンはゴムのように伸縮性に富むタンパク質であり、ヒトの組織や臓器(皮膚、動脈、靭帯など)に弾力性を与えている。エラスチンは動脈では中膜に多く存在し、血圧及び血流の拍動を緩衝するのに役立っている。しかし、加齢により中膜のエラスチンが減少し、血管はしなやかさを失うことが報告されている。エラスチンは血管機能に重要な役割を担っているが、経口摂取による血管機能への効果をまとめたレビューはない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
日本語及び外国語文献のデータベースを用いて、健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することで、血管機能が改善するかを検証した並行群間比較試験を検索し、合致するものを対象とした。
(オ)主な結果
採用文献によると、血管弾性を表す数値(上腕足首間脈波伝播速度)が各年代及び性別における基準範囲内であり、40歳以上64歳以下の疾病を患っていない健康な日本人男性及び女性を対象に、カツオ由来エラスチンペプチド75mg/日(エラスチン群)またはプラセボ(プラセボ群)を16週間持続して経口摂取させることで、エラスチン群ではプラセボ群と比較して血管弾性、血管内皮機能および体感(手足の冷え、腰痛、疲れやすさ、目の疲れ、イライラ感、物忘れ)が有意に改善した。本レビューによって、健常者がカツオ由来エラスチンペプチド75mg/日を経口摂取することで、加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能を期待できると判断した。
(カ)科学的根拠の質
本レビューの限界として、出版バイアスの可能性や未発表データが存在する可能性は否定できない点があるが、研究の収集は科学技術および医療分野の主要なデータベースを使用しているため、公開されている当該研究はほぼ網羅されていると判断した。今後更に質の高い研究成果が報告されることが望ましいが、採用文献は査読付であり、人間ドックなどに用いられ学術的にも信頼性のある検査法を用いているため、科学的根拠の質は機能性評価に値すると考えた。