Beau Clair(ビュークレール)
届出番号 H1206
商品名 Beau Clair(ビュークレール)
届出者名 公益財団法人体質研究会
届出日 2023/02/17
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 ルテイン・ゼアキサンチン
表示しようとする機能性 本品はルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン・ゼアキサンチンは加齢などに伴って減少する黄斑色素密度を上昇させ、光刺激からの保護および、視機能(色のコントラスト感度の改善)をサポートすることが報告されています。また、加齢に伴い低下する認知機能の一部である判断力(変化する状況に応じて適切に対処したり、推論したりする能力)や、注意力(ひとつのことに集中したり、複数の物事に注意を向けられる能力)を維持する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な成人男女
一日当たりの摂取目安量 5粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ルテイン・ゼアキサンチン
含有量:ルテイン10㎎、ゼアキサンチン2㎎
保存の方法 直射日光を避け、湿気の少ない涼しい所に保存してください。特に夏期は、ご注意ください。
摂取の方法 水などと一緒にお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ・一日の摂取目安量を守ってください。
・食物アレルギーのある方は原材料をお確かめの上、お召し上がりください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42208040480103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

●本届出商品に配合している原料であるFloraGLO ルテイン(Fルテイン)は、日本では1999 年より販売。200 製品以上のサプリメント製品に使用され、2017年の国内での販売実績は純品換算で2,800kg。ZeaONE ゼアキサンチン(Zゼアキサンチン)は、2017年までに純品換算で90kgの販売実績があり、これまで有害事象について報告されていない。
●Fルテインと Z ゼアキサンチンは、マリーゴールドの花から抽出される。カロテノイドとして主にほうれんそうなどの緑黄野菜や果物、卵黄に含まれ、米国・ヨーロッパでの食事からの1 日の平均摂取量は、2.0 ~3.8 ㎎と報告されており、日本においても長年の食経験がある。
●Fルテインは米国食品医薬局で「一般に安全と認められる」(GRAS)食品成分に分類されている。FAO/WHO 合同食品添加物専門会議(JECFA)は、ルテイン製品の安全性に関する包括的評価を実施し、2004 年に一日許容摂取量(ADI)を決定した。このADI濃度は0-2 ㎎/kg 体重/日が確定しており、JECFA 及びGRAS の国際的な安全性評価を既に終了している。
●Z ゼアキサンチンは、Chrysantis 社より製造ライセンスを取得しケミン社にて製造が行われているが、Chrystantis 社の精製ゼアキサンチン抽出物は米国でGRAS 物質とみなされている。
●(独)国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース、ルテイン、安全性、医薬品等との相互作用より、ルテインの安全性に関して以下の情報がある。
・経口で適切に摂取する場合、おそらく安全である。
・妊娠中・授乳中の使用については、通常の食品に含まれる量を経口で適切に摂取する場合であればおそらく安全である。
・62 歳女性 (日本) がルテインを毎日、2 年間摂取 (摂取量は不明) したところ、柑皮症を発症した。との被害事例が1件2005 年に報告されている。この症例は、高かった血中βカロテン濃度が、ルテイン摂取中止後には正常範囲になり約2ヵ月後には治癒しているため、軽微な症例と判断する。
以上の5情報により、一日摂取目安量であるルテイン10mg・ゼアキサンチン2mgを摂取した場合、人の健康を害する恐れはないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

ア、標題
ルテイン・ゼアキサンチン摂取による、眼の視機能をサポートするかの検討
イ、目的
ルテイン・ゼアキサンチンのヒト試験における眼の視機能をサポートするかについて網羅的な文献検索を行い、求める機能性表示に対する合理的根拠を集めることを目的とした。
ウ、背景
ルテイン・ゼアキサンチンの摂取が、眼の視機能をサポートするために重要な役割を果たすということが報告されているが、成人健常者を対象とした科学的根拠が明らかでない。
エ、レビュー対象とした研究の特性
PubMed、Cochrane Library database、医中誌を用い、2015 年6 月までの期間を設定し、文献検索を行った。ヒトにおけるランダム化比較試験(RCT)タイプかつ視機能について評価を行っている試験を選択した。又、適格基準は求める機能性表示に対する合理的根拠となりうる研究論文を採択し、ルテイン・ゼアキサンチン以外の交絡因子となりうる成分が含まれない研究論文を採択した。
オ、主な結果
最終的には論文1報が採用された。健康な大学生及び大学院生を対象として、ルテイン10mg/日・ゼアキサンチン2mg/日を1 年間摂取させた結果、黄斑色素密度の上昇、光の刺激からの保護、色のコントラスト感度の改善、が明らかとなったことで眼の視機能をサポートする機能性をもつと判断した。試験は健康な米国大学生および大学院生が対象者であったが、日本と米国では眼への負担や生活環境は類似している。また、日本人を対象者としてルテインを摂取した場合でも、黄斑色素密度の上昇が報告されていることから、日本人への外挿は可能と考える。
カ、科学的根拠の質
採用論文は対象者が115 名と多く、プラセボ対照二重盲検無作為化コントロール試験であることから、質は非常に高い。そのため、視機能に関する科学的根拠は高いと考えられる。
ただし、健常者を対象としたヒト臨床試験の文献が少なく、今後更なる検証が望まれる。

ア、標題
機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの認知機能改善に関する研究レビュー
イ、目的
ルテイン・ゼアキサンチンを摂取することによって、認知機能を改善するかどうかを検証することを目的とした。
ウ、背景
ルテイン・ゼアキサンチンは認知機能を維持・改善するために重要な役割を果たすことが報告されているが、健常成人を対象にした研究レビューはない。
エ、レビュー対象とした研究の特性
リサーチクエスチョン、PICOに基づいた検索方式を設定し、日本語および英語の2種の文献データベース(PubMed、医中誌Web)にてランダム化比較試験(RCT)および準RCTの論文を網羅的に検出し、文献を抽出した。その結果15報の文献を抽出し、1次・2次スクリーニングの結果、最終的に2報を採用した。
オ、主な結果
研究レビューの結果、ルテイン10 mg/日・ゼアキサンチン2mg/日の12ヶ月の摂取で、認知機能に関して、視覚記憶、複雑性注意、認知的柔軟性の有意な改善が中等度のエビデンスで認められた。
カ、科学的根拠の質
採用文献はいずれも米国で実施された研究であり、日本で実施された報告はないが、認知機能に対する人種間の差異が認められるとした報告もないため、日本人へも同様の機能性が期待できると判断した。またMPOD(黄斑色素密度)が採用文献で、ルテイン・ゼアキサンチンの摂取前と比較し、摂取後は有意に上昇したことが確認された。MPODは脳内ルテイン量と高い相関関係があること、MPODは認知機能と相関関係があることが報告されており、日本人対象の試験では、ルテイン10mg/日・ゼアキサンチン2mg/日を1ヶ月以上の摂取で、摂取前と比較しMPODが上昇したことが確認されている。これらのことからも日本人のルテイン・ゼアキサンチンの摂取により認知機能が改善することが考えられ、日本人へ外挿可能と判断した。2報とも二重盲検並行群RTCを実施、またプラセボ群との比較において肯定的な結果を得ており、論文の質は高いと考えられ、本品の表示しようとする機能性は妥当である。採用文献は全て査読付のRTC試験だが、出版バイアス、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や、言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでの検索による偏り)の可能性は否定できず、これらは本研究レビューの限界と判断した。