届出番号 | H1218 |
商品名 | さらにイヌリンを加えた菊芋タブレット300粒 |
届出者名 | 株式会社阿蘇自然の恵み総本舗 |
届出日 | 2023/02/20 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | イヌリン |
表示しようとする機能性 | 本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 食後の血糖値が気になる方 |
一日当たりの摂取目安量 | 10粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:イヌリン 含有量:1.5g |
保存の方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |
摂取の方法 | 1日10粒を目安にお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 ●1日摂取目安量をお守りください。 ●摂り過ぎ、体質・体調によりおなかが緩くなることがあります。 ●原材料表示をご確認のうえ、食物アレルギーのある方、体質・体調によりお体に合わない場合は摂取を控えてください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42301160800100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
◯既存情報を用いた評価
・国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報データベースにおいて、イヌリンの8~14g/日の摂取は安全とされている。また摂取後、腸内ガスと滞留と不快感が起きることがあり、胃腸のガス、腹部膨満感、胃痙攣の症状が30gを超えた摂取でさらに多くなるとある。妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため使用を避ける。またキク科植物に関しては一部の食物アレルギーの事例が知られていることから、「原材料表示をご確認のうえ、食物アレルギーのある方は摂取を控えてください。」と注意喚起を行った。
・アメリカ食品衛生局のGRASでは、ヒトの臨床試験において、40g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されている。
◯医薬品との相互作用
国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報データベースにおいて、イヌリン摂取によりカルシウムの吸収が促進されていることが示唆されている。イヌリンの摂取によるカルシウムの過剰摂取の可能性について検討した結果、厚生労働省の食事摂取基準で定める耐用上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと判断した。
以上より、当該製品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと考えられる。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
〇標題
イヌリンによる食後の血糖値の上昇を抑える機能に関するシステマティックレビュー
〇目的
成人健常者がイヌリンを摂取した場合、食後の血糖値の上昇をゆるやかにするかを検討することを目的とした。
〇背景
イヌリンは、水溶性食物繊維であり、ごぼう、菊芋などのキク科食物に多く含まれるフルクトースの重合体である。イヌリンには、食後血糖値の上昇を抑える働きや腸内環境を整える効果などがあることがわかっており、多くの研究がなされているが、成人健常者に対する有効性についての系統的なレビューは確認できなかった。そのため、研究レビューを行い、その機能性について評価した。
〇レビュー対象とした研究の特性
イヌリンの食後の血糖値に関して、2022年8月29日に日本語および英語の文献検索を行った。成人健常者を対象とし、食後血糖値を測定しており、イヌリンを摂取した群とプラセボ群またはイヌリンを摂取しない群を比較した試験を実施している論文を評価対象とした。本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が実施した。
〇主な結果
本研究レビューの対象として該当した論文は5報であった。5報中3報において、イヌリンを摂取することで食後血糖値の上昇をゆるやかにする作用が認められた。このことから、イヌリンの摂取は、食後血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できると考えられる。採用された論文中に副作用等の健康被害の報告として「鼓張の増加」が1報あったが軽微なものであり、安全性の問題は生じないと考えられる。
〇科学的根拠の質
疾病に罹患していない者を対象としたイヌリンの食後血糖値に関する論文数が少ない、日本人を対象とした試験が少ない、個々の研究や全研究のバイアス・リスクが完全に否定できないことが挙げられるが、本研究レビューで採用された文献は質の高い臨床試験であり、一定の科学的根拠はあると判断した。