ミルクオリゴ糖ラクチュロースシロップ
届出番号 H249
商品名 ミルクオリゴ糖ラクチュロースシロップ
届出者名 森永乳業株式会社
届出日 2022/06/10
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 ラクチュロース
表示しようとする機能性 本品に含まれるラクチュロースには、胃や小腸で分解、吸収されることなくそのまま大腸に届き、腸内環境を改善する(善玉菌の代表であるビフィズス菌を増やしたり割合を高めたりする)機能や、便秘気味の方の便通を改善する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 便秘気味な健常成人(妊産婦及び授乳婦を除く。)
一日当たりの摂取目安量 8g(小さじ1杯程度)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ラクチュロース
含有量:4.0g
保存の方法 直射日光、高温多湿、冷蔵・冷凍を避けて、常温で立てて保存してください。
摂取の方法 一日当たり8g(小さじ1杯程度)を目安に、飲み物、デザート、料理などに混ぜてお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。摂りすぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。一日当たりの摂取目安量を守ってお召し上がりください。特に食後過血糖改善剤をご使用の際は医師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42206080120100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

○機能性関与成分「ラクチュロース」に関する評価
ラクチュロースは乳糖を原料として作られる難消化性オリゴ糖の一種であり、ラクチュロースを関与成分とする特定保健用食品として「毎朝爽快」があります。「毎朝爽快」は本届出製品の一日当たりの目安摂取量と同じ量(4g)のラクチュロースを配合しています。1995年から現在におけるまで継続して販売されており、年間2100万本以上(2021年度)の販売実績がありますが、現在までに重篤な健康危害は報告されていません。本届出製品に含まれるラクチュロースは、特定保健用食品「毎朝爽快」の関与成分と①一日当たりの目安摂取量が同じ4gであること、②ラクチュロースの消化・吸収過程に違いはないと考えられること、③製品中におけるラクチュロースの変化はないことといった点が同等であることから、本届出製品においても安全性に問題が無いと判断しました。
以上の評価をもって、本届出製品の安全性は充分であると評価しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】ラクチュロースの腸内環境を改善する作用の評価
【目的】健康な成人に対するラクチュロースによる大腸の腸内環境を改善する作用(ビフィズス菌を増やす作用)を評価しました。
【背景】ビフィズス菌を増やすことは、腸内環境を改善し、身体の生理機能の良好な維持に役立つといえます。
【レビュー対象とした研究の特性】健康な成人を対象として、ラクチュロースを摂取した後の便中ビフィズス菌数を調査した文献を4つのデータベースを用いて検索しました(最終検索日2020年4月6日)。最終的に8報9研究が採用されました。
【主な結果】採用された9研究全てにおいて、ビフィズス菌数はプラセボよりラクチュロースの方が高値を示しました。そのうち2研究では、腸内細菌叢におけるビフィズス菌の占有率はプラセボよりラクチュロースの方が有意に高値を示しました。これらの結果から、ラクチュロースによる腸内環境を改善する作用(おなかの中のビフィズス菌を増やす作用)が確認されました。
【科学的根拠の質】採用された9研究は、群分け方法の記載がない研究等を含んでおり、結果の信頼性は限定されますが、全ての研究でビフィズス菌数が増加しており、結果に一貫性があることから、本研究レビューの結果は妥当と判断しました。

【標題】ラクチュロースの排便頻度を高める作用の評価
【目的】健康な成人に対するラクチュロースによる排便頻度を高める作用を評価することとしました。
【背景】排便頻度を高めること、すなわち便通を改善することは、QOLを高め、健康を維持・増進する上で役立つといえます。
【レビュー対象とした研究の特性】健康な成人を対象として、ラクチュロースを摂取した後の排便頻度とともに、傍証として便硬度、排便量、およびいきみ感を調査した文献を4つのデータベースを用いて検索しました(最終検索日2020年4月6日)。最終的に3報4研究が採用されました。
【主な結果】排便回数は増えていました。同時に、便の硬さは軟らかくなり、排便量が増加し、いきみ感が低減されていました。また、採用された4研究のうち、1研究は健常者の中でも排便頻度が2~4回/週の便秘気味の日本人を対象とした研究であり、プラセボよりも2g/日のラクチュロースの方が、介入中の排便回数もしくは排便日数は有意に高値を示していました。これらの結果により、ラクチュロースによる便秘気味の方を含む健常者の排便頻度を高める作用、すなわち、お通じを増やす(排便回数を増やす)作用が確認されました。
【科学的根拠の質】採用された4研究は、ラクチュロース製造業者による研究等を含んでおり、結果の信頼性は限定されていますが、全ての研究で結果に一貫性があることから、本研究レビューの結果は妥当と判断しました。