届出番号 | H848 |
商品名 | イキイキサプリ 琉球の源Plus(プラス) |
届出者名 | 株式会社イッティ |
届出日 | 2022/11/28 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | GABA、カツオ由来エラスチンペプチド |
表示しようとする機能性 | 本品にはGABAが含まれています。GABAには仕事や家事などによる一時的な疲労感や精神的ストレスを緩和、すっきりとした目覚めをサポート、睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能があることが報告されています。本品には「カツオ由来エラスチンペプチド」が含まれています。カツオ由来エラスチンペプチドには膝関節の違和感を持つ健常な中高年の方の膝関節の動きをサポートし、膝関節の違和感を和らげる機能、加齢とともに低下する血管のしなやかさ(柔軟性)(血管を締め付けた後の血管の拡張度) 維持に役立つ機能が報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な成人男女(膝関節の違和感を持つ健常な中高年の方を含む) |
一日当たりの摂取目安量 | 3粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:GABA、カツオ由来エラスチンペプチド 含有量:GABA:100mg、カツオ由来エラスチンペプチド:75㎎ |
保存の方法 | 直射日光及び高温多湿の場所を避けて保存してください。 |
摂取の方法 | 一日3粒を目安に水またはぬるま湯などでお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。●一日摂取目安量を守ってください。●食物アレルギーをお持ちの方は、原材料名をご確認の上お召し上がりください。●本品は天産物を使用しているため、粒ごとに色調が異なる場合がありますが、品質には問題ありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | ●乳幼児の手の届かないところに置いてください。●品質保持のため開封後はチャックをしっかり閉め、なるべくお早めにお召し上がりください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42208310450102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品自体には喫食実績はないが、それぞれの機能性関与成分の安全性について次の通り評価した。
【GABA】
本届出品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量100㎎ 配合した食品である。新製品であり、喫食実績がないため、既存情報にて安全性を評価した。
GABAの食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、24報あった。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるものの、安全性に問題ないことが報告されている。また、本届出品に含まれる5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験でも安全性に問題ないことが報告されている。
GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験と当該製品のGABAは同等であり、当該製品のGABAには十分な安全性があると判断できる。
しかし、降圧剤などの医薬品の併用で血圧を下げすぎてしまう可能性が報告されているので、摂取上の注意に降圧剤等の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示した。
【カツオ由来エラスチンペプチド】
本届出品は機能性関与成分カツオ由来エラスチンペプチドを一日摂取目安量75㎎ 配合した食品である。新製品であり、喫食実績がないため、既存情報にて安全性を評価した。文献情報の検索を行ったところ、ラットを用いた急性毒性試験において異常所見は認められず、遺伝毒性試験(umu試験)においても変異原性を有さないことが確認された。さらに、過剰量長期摂取時の安全性を確認するために行ったとされる、日本人の健常者(男女42名)を対象としたカツオ由来エラスチンペプチド400mg(届出量の約5倍量)の13か月間の摂取試験において、摂取期間中に理化学検査、血液生化学検査の値に有意な変動は認められず、安全性に問題ないことが確認された。
以上より、本品の1日摂取目安量における機能性関与成分のカツオ由来エラスチンペプチド75mgは、適切に摂取する場合、安全性に問題はないと考える。
また、カツオ由来エラスチンペプチドと医薬品との相互作用について調査を行った結果、相互作用の報告はなかった。
【機能性関与成分同士の相互作用】
上記2つの機能性関与成分同士の相互作用が確認されたという報告はなかった。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【GABA】
●仕事や家事などによる一時的な疲労感や精神的ストレスの緩和効果に関する研究レビュー
【目的】日常生活における精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感に対してGABA摂取の機能性を検証した。
【背景】GABAのデスクワークなどを主体とする精神負荷作業における疲労感の緩和について、これまで網羅的に評価された文献はなかった。そこでGABAの精神的ストレスがかかる作業後の疲労感緩和効果について検証するため本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査した結果、健常成人を対象とし、GABA・プラセボ摂取時を比較した試験である7報の文献を評価した。
【主な結果】一時的なストレスや疲労感を評価する指標「主観的指標(VAS、POMS)、客観的指標(唾液中のコルチゾール・クロモグラニンA、脳波の変動、自律神経活動の各指標)」により評価した結果、28 mg以上のGABAを摂取することで、事務作業や家事による一時的なストレスや疲労感を和らげる効果が確認された。
【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文7報中1報が中程度であり、他の6報は低度であった。エビデンスの一貫性など特に問題は認められず、科学的根拠の質は高いと考えられる。
●睡眠後の目覚めの質に関する研究レビュー
【目的】日常生活における睡眠の質(目覚め)に対するGABA摂取の機能性を検証した。
【背景】目覚めの質と睡眠の質は正の相関関係にあると考えられる。よって目覚めの質が睡眠の質を評価する上で重要な指標の一つであるとし、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(目覚め)への効果を検討した。
【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、健康成人を対象とし、GABA・プラセボ摂取時を比較した試験であり、VAS[feeling upon awakening]を評価している文献1報を評価した。
【主な結果】睡眠の質がやや低い健康な成人男女がGABA 100 mgを摂取することにより、睡眠の質(目覚め)の改善が認められた。
【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。
●睡眠の質(眠りの深さ)に関する研究レビュー
【目的】GABA摂取による睡眠の質(眠りの深さ)を改善する効果について、機能性を検討した。
【背景】GABA摂取により、精神的ストレスがかかる作業における一時的な疲労感を軽減することや、睡眠の質を改善することが既に報告されている。そこで、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)改善への効果を検討した。
【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、健康成人対象でGABA・プラセボ摂取時を比較した試験で脳波を評価している文献を2報採用し評価した。
【主な結果】GABA摂取(100 mg/日)の効果として、採用文献2報で、深い睡眠時間の有意な増加を示している。また1報では、ストレス状況や疲労感の違いによる層別解析を実施した場合、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人のノンレム睡眠ステージ3の時間が、GABA摂取時はプラセボ摂取時と比較して有意に増加した。
【科学的根拠の質】採用文献のバイアスリスクは低度であり、査読ありのRCT論文で、客観的評価指標の脳波であるため科学的根拠の質は高いと考えられる。
【カツオ由来エラスチンペプチド】
●血管のしなやかさ(柔軟性)維持に役立つ機能に関する研究レビュー
【目的】健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを摂取することによって、血管機能の改善に役立つかの検証を目的とした。
【背景】エラスチンはゴムのように伸縮性に富むタンパク質であり、動脈では中膜に多く存在し、血圧及び血流の拍動を緩衝するのに役立っている。しかし、加齢により中膜のエラスチンが減少し、血管はしなやかさ(柔軟性)を失うことが報告されている。エラスチンは血管機能に重要な役割を担っているが、経口摂取による血管機能への効果をまとめたレビューはない。そこで、カツオ由来エラスチンペプチド摂取による血管機能の改善作用について検証するため本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】日本語及び外国語文献のデータベースを用いて、健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することで、血管機能が改善するかを検証した並行群間比較試験を検索し、合致するものを対象とした。
【主な結果】採用文献によると、血管弾性を表す数値(上腕足首間脈波伝播速度)が各年代及び性別における基準範囲内であり、40歳以上64歳以下の疾病を患っていない健康な日本人男性及び女性を対象に、カツオ由来エラスチンペプチド75mg/日またはプラセボを16週間持続して経口摂取させることで、エラスチン群ではプラセボ群と比較して血管弾性、血管内皮機能が有意に改善した。本レビューによって、健常者がカツオ由来エラスチンペプチド75mg/日を経口摂取することで、加齢とともに低下する血管のしなやかさ(柔軟性)(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能を期待できると判断した。
なお、広辞苑(第七版)によると「柔軟」とは「やわらかなこと」「しなやかなこと」と定義されている。本届出においては、血管を締め付けた後の血管の拡張度によって評価される血管の柔軟性を、より消費者が理解しやすいように「血管のしなやかさ(柔軟性)」と言い換えて表示することとした。
【科学的根拠の質】本レビューの限界として、出版バイアスの可能性や未発表データが存在する可能性は否定できない点があるが、公開されている当該研究はほぼ網羅されていると判断した。採用文献は査読付であり、人間ドックなどに用いられ学術的にも信頼性のある検査法を用いているため、科学的根拠の質は機能性評価に値すると考えた。
●膝関節の動きをサポートする機能に関する研究レビュー
【目的】健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを摂取することによって、膝関節機能の改善に役立つかを検証することを目的とした。
【背景】エラスチンは、膝の靭帯の構成成分であり、靭帯の張力を保ち関節を支持・安定化するのに役立っているが、加齢とともにエラスチンが変性・減少し、靭帯機能や張力低下の原因の一つと予測される。そこで、カツオ由来エラスチンペプチド摂取による膝関節機能の改善作用について検証するため本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】日本語及び外国語文献のデータベースを用いて、健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することで、膝関節機能が改善するかを検証した並行群間比較試験を検索し、合致するもの対象とした。
【主な結果】採用文献によると、膝関節痛の自覚症状はあるが、変形性膝関節症などの疾病がない45歳以上75歳以下の健常成人(日本人)男女が、カツオ由来エラスチンペプチド75(mg/日)またはプラセボを12週間持続して経口摂取したところ、日本版変形性膝関節症患者機能評価表(JKOM)のスコア評価により、「膝の痛みやこわばり」、「日常生活の状態」、「普段の活動」に関する設問の合計点について、エラスチン群では12週間後にプラセボ群と比較して、有意な改善が認められた。本レビューによって、膝関節の違和感を持つ健常な中高年の方がカツオ由来エラスチンペプチドを75(mg/日)経口摂取することで、膝関節の動きの悩みを緩和する機能が期待できると判断した。
【科学的根拠の質】本レビューの限界として、出版バイアスの可能性や未発表データが存在する可能性は否定できない点が挙げられるが、研究の収集は科学技術および医療分野の主要なデータベースを使用しているため、公開されている当該研究はほぼ網羅されていると判断した。採用文献は査読付き論文であり、日本人を対象とした信頼性の高い評価指標を用いていることから、科学的根拠の質は機能性評価に値すると考えた。