届出番号 | I1027 |
商品名 | いきいきヘルプa |
届出者名 | 小林製薬株式会社 |
届出日 | 2023/12/14 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | 米紅麹ポリケチド、大豆イソフラボン |
表示しようとする機能性 | 本品には米紅麹ポリケチド、大豆イソフラボンが含まれます。米紅麹ポリケチドには、LDL(悪玉)コレステロールが高めの方のLDL(悪玉)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。大豆イソフラボンには、骨を丈夫に保つ成分維持を助ける機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 丈夫な骨を維持したい方、LDL(悪玉)コレステロールが気になる方 |
一日当たりの摂取目安量 | 2粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:米紅麹ポリケチド 、大豆イソフラボン 含有量:米紅麹ポリケチド 2mg、 大豆イソフラボン 25mg(アグリコン換算) |
保存の方法 | 直射日光を避け、湿気の少ない涼しい所に保存してください。 |
摂取の方法 | 1日2粒を目安に、かまずに水 またはお湯とともにお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●1日の摂取目安量を守ってください。●乳幼児・小児の手の届かない所に置いてください。●乳幼児・小児には与えないでください。●妊娠・授乳中の方は摂らないでください。●食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。●筋肉痛・脱力感・尿の色が濃いなどの症状が出た場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。●肝機能検査で異常のある方は医師にご相談ください。●原材料の特性により色等が変化することがありますが、品質に問題はありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42312110570100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
当該製品自体には喫食実績はありませんが、それぞれの成分を含む食品または成分自体の安全性について以下の通り評価いたしました。
【米紅麹ポリケチド】
既存情報の調査では、機能性関与成分「米紅麹ポリケチド」を含む紅麹を用いた臨床試験の報告が行われていました。当該製品と同じ1日摂取目安量である米紅麹ポリケチド2mg(紅麹100mg)または2倍量である米紅麹ポリケチド4mg(紅麹200mg)の8週間摂取の試験や、5倍量となる米紅麹ポリケチド10mg(米紅麹500mg)の4週間摂取の試験において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、当該製品の原材料である紅麹の安全性に問題はないと考えられました。
また、医薬品との相互作用について、データベースにおいて併用が禁忌の医薬品が認められないこと、及び表示見本に「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」との記載があることから、健常者が適切に摂取する場合においては安全性に問題はないと判断しました。
【大豆イソフラボン】
本品は、大豆そのものを原料としているため、大豆の食経験による安全性の情報が妥当すると考えられます。日本において、大豆は古くから食されてきたものであり、日常生活において一般の大豆食品から摂取する大豆イソフラボンによる健康被害が報告された例はありません。食品安全委員会の報告(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」2006年5月)によれば、多数の既存情報の検討の結果、安全な一日摂取目安量の上限値は70mg~75mg(アグリコンとして)であるとされ、さらに、特定保健用食品としての大豆イソフラボンアグリコンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値は30mgであるとされました。したがって、本品の一日摂取目安量(大豆イソフラボン25mg(アグリコンとして))はこの範囲に合致し、安全性には問題ないと考えられます。
また、データベースにおいて医薬品との相互作用の記載があるが、「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」との記載があることから、健常者が適切に摂取する場合においては安全性に問題はないと判断しました。
【まとめ】
以上のことから、当該製品を適切に摂取する場合、安全性に問題は無いと判断いたしました。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
【米紅麹ポリケチド】
ア.標題
「米紅麹ポリケチド」によるコレステロール関連指標の改善効果に関する研究レビュー
イ.目的
健常者(LDLコレステロール値139mg/dL以下、ただし、未成年、妊婦、授乳婦は除く)を対象にし、米紅麹ポリケチドの経口摂取が、プラセボと比較して、コレステロール関連指標の改善効果があるか」を明らかにすることを目的としました。
ウ.背景
紅麹は古来より健康に良い食品として食べられてきました。紅麹に含まれる米紅麹ポリケチドがLDL(悪玉)コレステロール値を下げる効果のある成分として報告されていますが、健常者に対して米紅麹ポリケチドがコレステロール関連指標を改善させるかを明らかにした総合的な研究レビューはありませんでした。
エ.レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用しました。LDL(悪玉)コレステロール値が139mg/dL以下の健常者の成人男女を参加者とした試験でした。
オ.主な結果
採用文献1報から、健常者が米紅麹ポリケチドを1日当たり2mg~4mgを適切に摂取することで、LDL(悪玉)コレステロール値が低下することが確認されました。
カ.科学的根拠の質
採択文献が1報であったため、出版バイアスなどの限界が考えられます。また、参加者数が少ないことは否めません。ただし、査読付き文献であること、また疑問点などは全て著者に直接確認したことから、文献の質に大きな問題はなく、科学的根拠としては十分と判断しました。
【大豆イソフラボン】
ア.標題
大豆イソフラボン摂取による骨吸収(破骨細胞の働きによって骨の成分が壊れること)抑制作用について
イ.目的
健常な日本人成人を対象に、大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用について文献に基づく総合的な検証を目的とした。
ウ.背景
骨量は男女とも30歳半ばで最大に達し、加齢とともに減少する。骨は常に破骨細胞が古い骨の成分を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝を行っているが、破骨細胞による骨吸収の亢進は、骨粗鬆症にみられるような骨の破壊を引き起こす要因となる。骨吸収には女性ホルモンのエストロゲンが大きく関わっており、エストロゲンの分泌が低下する閉経後女性では骨吸収が亢進する。男性においても、加齢に伴い体内エストロゲンの減少が見られ、骨密度の低下に関与する。エストロゲンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが骨吸収を抑制するという文献が報告されているが、被験者を日本人健常者に絞って研究結果を総合的に評価したものはなかった。
エ.レビュー対象とした研究の特性
英語及び日本語の文献を対象に、フジッコ株式会社社員2名が独立して2021年11月1日に検索を行った。対象文献は、健常な日本人成人を被験者としていること、用量の明確な大豆イソフラボンを摂取させていること、比較対照として大豆イソフラボンを含まない対照食を摂取させていること、骨吸収マーカーが測定されていることを条件とし、さらに研究デザインは信頼性が高いとされる無作為化コントロール比較試験(RCT)であることを条件とした。結果、10件の文献が抽出された。
オ.主な結果
メタアナリシスの結果において、大豆イソフラボン摂取(アグリコン換算23.3~38.6mg/日)による骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン量の低下、すなわち骨吸収の抑制(骨を丈夫に保つ成分維持)が認められた。また有害事象は認められず、安全性に問題がないことが確認された。
カ.科学的根拠の質
採用した文献は全て専門家による査読を通過したものであり、研究デザインはRCTである。実験方法及び結果は共通しており、一貫性の高いものである。また出版バイアス(ネガティブな研究は公開されにくいことによる情報の偏り)は検出されなかった。よって、これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。文献収集は、主要なデータベースを用い、公開されている研究はほぼ網羅されたと考えられるが、未発表研究が存在する可能性は否定できず、今後の研究動向を注視していく必要がある。