まんぷくすらり精米
届出番号 I1308
商品名 まんぷくすらり精米
届出者名 株式会社スターチテック
届出日 2024/02/21
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 レジスタントスターチ
表示しようとする機能性 本品および本品の炊飯米には一般の米およびその炊飯米と比較してレジスタントスターチが多く含まれています。レジスタントスターチが多く含まれる炊飯米を摂取することにより、レジスタントスターチが少ない炊飯米を摂取するときと比べて、健康な方の食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女であり、食後の血糖値が気になる方
一日当たりの摂取目安量 39g
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:レジスタントスターチ
含有量:2.1g
保存の方法 直射日光および、高温多湿の場所を避けて保存してください。
摂取の方法 一般の米の代わりに、本品を炊飯して、1日約0.6杯(炊飯前重量39g、炊飯後重量86gに相当)を目安に、お召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は、一度に多量に食べると、おなかが緩くなる場合があります。多量摂取によりより健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42112220470107

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

PubMedを使用して検索した6つの文献について安全性を評価した。文献1では、2.06gのレジスタントスターチ(RS)を含むインディカ米の炊飯米を成人健常者15名に摂取させた。文献2では、5.9gのRSを含む高RS米の炊飯米を成人健常者19名に摂取させた。文献3では、4.4gのRSを含む長粒米の炊飯米を成人健常者21名(男性12名、女性9名)に摂取させた。文献4では、8.05gのRSを含む組換え手法で作出した白米の米粉加水加熱物を健康な男女16名(男性9名、女性7名)に摂取させた。文献5では、11/4カップ中にRSがそれぞれ2.25gおよび2.10g含まれる高アミロース米の炊飯米を26人の健康な被験者(男性12名、女性14名)に摂取させた。文献6では、7.7gのRSを含むと推定される高食物繊維米の炊飯米を健康な被験者25人(男性13名、女性12名)に摂取させた。以上の試験の被験食に含まれるRSはすべて米由来のRSであり本届出製品に含まれるRSと同等であると考えられる。以上の試験はいずれも有害事象の発生はなく全ての被験者が試験を終えた。
摂取目安量の3倍(6.3g/日)を継続摂取した安全性評価はなされていないが、当該製品の機能性関与成分と同等の性質を持つRSを40g(本品の1日当たり摂取目安量に含まれるRS量の約19倍に相当)含む高アミロースコーンスターチ1日67gを4週間継続摂取した結果、臨床上問題となる害は発生しなかったことが報告されている。
以上から当該製品の安全性は十分に高いと評価した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

食後血糖値上昇を抑制する作用
【標題】レジスタントスターチによる食後の血糖値上昇をおだやかにする機能性に関するシステマティックレビュー
【目的】健常成人を被験者とした研究論文を対象に研究レビューを行い、レジスタントスターチが食後の血糖値上昇を抑制することを検証した。
【背景】レジスタントスターチの摂取が、食後の血糖値上昇をおだやかにするとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】健常成人におけるレジスタントスターチを含む米の摂取が食後の血糖値上昇に及ぼす影響に関する研究を検索対象とした。研究内容や質を評価し、最終的に5報の論文を採用し、食後血糖値を効果指標として定性的研究レビューを実施した。
【主な結果】採用した5報の論文の被験者は健常者5~25名であった。採用文献5報のうち4報は介入食摂取後の血糖値(摂取後15分から120分後のいずれか)および/あるいは血糖値曲線下面積(AUC)が対照食摂取後と比較して有意に低下しており、1報は有意差が見られなかった。効果があるとされた採用文献が4報で、効果がないとされた採用文献数を上回り、効果があるとされた採用文献はいずれも本機能性を評価することに問題のない質であると判断された。以上を総合的に評価し機能性の明確で十分な根拠があるとする結果を得た。
【科学的根拠の質】 本研究レビューの限界として、出版バイアスは解析の結果から認められなかったが、マイナスデータが報告されていない可能性は否定できないこと、レジスタントスターチを多く含む試験食の食感が対照食と異なることもあって採用論文が全て単盲検試験であり二重盲検試験の論文がなかったためバイアスが入る可能性が残ること、また、レジスタントスターチ量は調理方法や摂取時の状態によって変化することが知られており、レジスタントスターチ量の測定を炊飯米ではなく米粉で測定した値のみを記載する論文が存在し、実際に摂取したレジスタントスターチ量が正確には分からないものが存在することが挙げられる。しかしながら、レジスタントスターチを多く含む米を炊飯米に加工して摂取した結果、食後の血糖値上昇抑制効果が採用文献の80%で確認できたことから、非一貫性には問題がないと判断した。