届出番号 | I152 |
商品名 | 北海道産SPF(エスピーエフ)豚もも切り落とし |
届出者名 | ホクレン農業協同組合連合会 |
届出日 | 2023/05/01 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 生鮮食品 |
機能性関与成分名 | イミダゾールジペプチド |
表示しようとする機能性 | 本品にはイミダゾールジペプチドが含まれます。イミダゾールジペプチドには、日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な成人男女 |
一日当たりの摂取目安量 | 100g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:イミダゾールジペプチド 含有量:400㎎ |
保存の方法 | -15℃以下で保存してください。 |
摂取の方法 | 炒めてお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42208220860103 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
【喫食実績による食経験の評価】
当該製品「北海道産SPF豚もも切り落とし」は北海道豚ももの切り落としである。
北海道で昭和32年から飼育と出荷が始まり、すでに65年を超える喫食実績がある。しかし、北海道産豚ももを原因とする食品事故等は報告されていない。
既に流通している当該商品について、下記の通り評価した。
・摂取集団:日本人、全国規模
・摂取方法:主に炒め、ゆで、電子レンジのいずれかで加熱
・販売期間:2017年~現在(2022年)
・累計販売量:29トン以上
・健康被害情報:重篤な健康被害は発生していない
以上の食経験からも、本品の安全性には問題ないと判断した。
データベースより、イミダゾールジペプチドの構成一つであるカルノシンは低血圧患者の摂取は、血圧が低くなりすぎるとあり、医薬品である降圧剤との相互作用により、血圧が過度に低下する可能性がある。そのため、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。」としている。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
1.イミダゾールジペプチドによる疲労感の軽減について
(ア)標題:
「北海道産SPF豚もも切り落とし」に含まれるイミダゾールジペプチドの摂取による疲労感軽減作用に関する定性的研究レビュー
(イ)目的:
疾病に罹患してない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く。)において、イミダゾールジペプチドの摂取は疲労感の軽減作用を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。
(ウ)背景:近年の研究ではイミダゾールジペプチドの摂取により疲労感の改善に有用であるとの報告がされているが、イミダゾールジペプチドの摂取による疲労軽減作用の知見をまとめた研究レビューは限られているため、国内外の文献を精査し、研究レビューを行った。
(エ).レビュー対象とした研究の特性:
(公財)日本健康・栄養食品協会(以下、日健栄協)の職員3名が、リサーチクエスチョン「疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)に、イミダゾールジペプチドを含む食品を摂取させると、プラセボ(イミダゾールジペプチドを含有しない)食品の摂取と比較して、疲労感を軽減させるか?」に基づいて、検索式を設定し、3つのデータベース(PubMed、JDreamⅢ、医中誌Web)より文献検索を実施した。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献および除外基準に該当する文献を除外し、「論文の質の評価」により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)がある文献を採用した。採用文献の疲労感に関する検査項目を効果指標として定性的研究レビューを実施した。エビデンスの総合評価は、6名の学識経験者からなる国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)の農林水産物機能性評価委員会にて、【科学的根拠レベル総合評価】、【「研究タイプ、質、数」の目安】、【一貫性の目安】についてA~Eの5段階で評価し3項目の評価がいずれもA~C評価の場合、研究レビューが表示しようとする機能性の根拠として妥当であると評価した。
(オ)主な結果:リサーチクエスチョンに合致する3報の文献を採用した。採用した文献3報のうち、2報(文献1、3)において、イミダゾールジペプチドを含む食品(文別紙様式(Ⅴ)-4【添付ファイル用】2献1、3ともにイミダゾールジペプチドの摂取量400mg/日)を摂取することにより、対照群との比較において疲労感の有意な軽減作用が認められた(効果あり)。1報(文献2)においては、対照群と比較して疲労感を軽減する傾向が認められたが、有意差は認められなかった(効果なし)。本研究レビューの結果から、イミダゾールジペプチドを含む食品の摂取は、疲労感を軽減する作用を有するという肯定的な結果を得た。
(カ)科学的根拠の質:農研機構の農林水産物機能性評価委員会における評価結果は、本レビューが表示しようとする機能性の根拠として妥当であると評価した。