骨までまるごとあじの干物
届出番号 I189
商品名 骨までまるごとあじの干物
届出者名 株式会社マルコーフーズ
届出日 2023/05/12
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 DHA・EPA
表示しようとする機能性 本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である、記憶力(一時的に物事を記憶し、思い出す力)、判断力(情報を認識し、次の行動にうつす力)を維持する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な中高年者(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む)及び授乳婦を除く。)
一日当たりの摂取目安量 1日1袋(90g)を目安に、そのまま、あるいは温めてお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:DHA・EPA
含有量:DHA900㎎、EPA100㎎
保存の方法 直射日光・高温多湿を避け常温で保存してください。
摂取の方法 一日当たりの摂取目安量とともに表示
摂取をする上での注意事項 抗凝固薬、抗血小板薬、血圧降下剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。摂取目安量を守ってお召し上がり下さい。本品は多量に摂取することで、より健康が増進するものではありません。食べ過ぎは塩分の取り過ぎにつながります。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42102030460103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

あじの干物の製造は、江戸末期から明治初期が始まりと云われている。大正の初めごろまでは漁師が売れ残った魚を自家消費用として「ひらき」にしていたが、大正6~7年ごろから保存可能な商品として食されるようになった。本製品は、あじの干物を高温高圧で調理し、骨まで食べられるようにしたレトルト食品であり、1992年から約380万枚(約27トン)販売してきたが、健康被害の報告はなく、食経験に裏付けられた安全な食品と考えられる。
また、本品の機能性関与成分であるDHA・EPAは魚介類、特に青魚に多く含まれるn-3 系多価不飽和脂肪酸で、1980年代には日本でサプリメントとして販売されており、25年以上の食経験がある機能性素材である。また、DHA・EPAは特定保健用食品の原料としても使用されており、製品の摂取に起因する安全性の問題と診断された有害事象はない。
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所『「健康食品」の素材情報データベース』によると、DHA・EPAは適切に用いれば経口摂取でおそらく安全であり、又、欧州食品安全機関より報告されている安全性についての2次情報によると一日当たり5 gを超えない摂取であれば成人においてDHA・EPAは安全であると記載されている。
以上より、本品は一日摂取目安量を適切に摂取される範囲内において、十分に安全な食品であるといえ、その安全性に問題はないと判断した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
DHA・EPAによる認知機能(記憶力・判断力)の維持に関する研究レビュー

【目的】
健常成人がDHA・EPAを含む食品を摂取することにより、認知機能(記憶力・判断力)を維持する作用が認められるかを検討することを目的とした。

【背景】
DHA・EPAの認知機能の維持作用については多数の研究成果が報告されている。しかし、健常成人を対象とした介入試験についての研究レビューは少ない。そこで、DHA・EPAによる認知機能の維持作用について、健常成人を対象に研究レビューを実施した。
【研究レビュー対象とした研究の特性】
2019年11月19日に、それまでに公表された論文を対象に、健常成人(認知症ではないとされている「軽度認知障害」の人も含む)を対象としてDHA・EPAによる認知機能の維持作用を評価したものについて検討した。最終的に13報の論文を採用し評価を行った。

【主な結果】
DHA・EPAを含む食品を健常成人が摂取した結果、対照食品摂取時と比較して、記憶力については11報中6報で有意差が認められ、判断力については13報中7報で有意差が認められた。DHA・EPAを一日あたり900 mg摂取することにより、認知機能(記憶力(一時的に物事を記憶し、思い出す力)・判断力(情報を認識し、次の行動にうつす力))を維持する作用が認められると判断した。

【科学的根拠の質】
研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、評価した全ての論文のバイアスリスクは低く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果から、DHA・EPAによる認知機能の維持作用には科学的根拠があると判断した。