届出番号 | J79 |
商品名 | わたしのチカラ Q10ヨーグルト 注意ケア |
届出者名 | カネカ食品株式会社 |
届出日 | 2024/04/22 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | 還元型コエンザイムQ10 |
表示しようとする機能性 | 本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。還元型コエンザイムQ10には、健康な中高年の方の認知機能の一部である注意力(注意を持続させながら作業を続ける力)や情報処理能力(情報を適切に処理する力)を維持する機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健康な中高年の方 |
一日当たりの摂取目安量 | 1日当たり1個(90g) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:還元型コエンザイムQ10 含有量:100㎎ |
保存の方法 | 要冷蔵10℃以下 |
摂取の方法 | 1日1回を目安にお召し上がりください |
摂取をする上での注意事項 | 本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42403010520102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
<食経験(喫食実績)>
当該製品と類似する食品の販売実績が喫食実績による食経験の評価に使えると判断し販売実績を記載した。
類似する商品:「わたしのチカラ Q10ヨーグルト」(販売者:カネカ食品株式会社)
・摂取集団:日本人、全国
・摂取方法:発酵乳、そのまま摂取
・摂取頻度:1日1個(90g)程度
・機能性関与成分の含有量:還元型コエンザイムQ10 100mg/1個(90g)
・市販食品の販売期間と量:2022年8月~現在、約268万個(2024年1月現在)
・健康被害情報 報告なし
類似する食品:「還元型コエンザイムQ10」及びその後継商品(販売者:カネカユアヘルスケア株式会社)
・摂取集団:16歳~102歳(男性4割、女性6割)
・形状:ソフトカプセル
・1日摂取目安量:1粒(還元型コエンザイムQ10:100mg)
・販売期間:2010年2月から販売
・販売量:2023年12月までに9,000万食分(30食入りパウチ300万袋相当)以上販売
・健康被害:臨床上問題となる副作用情報なし
以上、類似する食品の食経験(喫食実績)の評価により、本製品の安全性に問題はないと判断した。また、既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、特段問題はないと判断した。
<既存情報による安全性試験の評価>
本製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の機能性関与成分含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など、既存情報による安全性試験の評価から、本製品並びに機能性関与成分の安全性には問題がないと判断した。
<医薬品との相互作用>
公開データベースにおけるコエンザイムQ10と医薬品との相互作用に関する情報から、還元型CoQ10が医薬品との相互作用を引き起こす可能性は否定できない。しかし、医薬品を常用されている方は当該製品の想定している対象者ではなく、また、当該製品の摂取上の注意に医薬品との相互作用に関して特記する必要はないと判断した。
また、製品パッケージやホームページ等で摂取上の注意事項を消費者へ提供するほか、当該製品における健康被害事例は「カネカ食品株式会社」で収集し、問題が発生した場合には迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。さらに、コエンザイムQ10に関する健康被害事例についても原料メーカーで継続して収集しており、十分な健康被害事例の収集体制を構築している。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア 標題
還元型コエンザイムQ10摂取が中高齢の健常な方の認知機能に与える影響
イ 目的
中高齢健常者が還元型コエンザイムQ10を摂取することで、認知機能の維持・改善が認められるか検証した。
ウ 背景
超高齢社会である現在の日本において、加齢に伴う認知機能の低下は大きな問題となっている。還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)は疲労感を軽減することが報告されているが、そのほか、認知機能を維持・改善することが報告されている。以上から、中高齢の健常な方に還元型CoQ10を摂取させた際の、認知機能に与える影響を検討した。
エ レビュー対象とした研究の特性
レビュー対象の論文は2021年9月13日に検索し、検索対象期間は検索日までの全期間とした。採用論文は1報で、質の高いRCT試験であった。採用論文の被験者は日本人の中高齢の健常な成人男女であった。採用論文において、原料メーカーから資金提供がされていたが、それ以外の利益相反の申告はなかった。
オ 主な結果
研究レビューを実施した結果、中高齢の健常な男女が機能性関与成分を100mg/日摂取することにより、プラセボ摂取群と比較して「認知機能(注意力、情報処理能力)」が有意に改善することが認められた。なお、本試験で安全性に関する問題は発生しなかった。
カ 科学的根拠の質
本研究レビューでは、採用論文が1報であることから、定性的レビューのみ実施しており、メタアナリシス(定量的レビュー)による検証がされていない。これにより「非一貫性」や「出版バイアス」に関する基準が明確となっていないことが挙げられる。今後はより被験者数を増やし、客観的データを精度良く得ることが必要である。