届出番号 A71
商品名 GABAX(ギャバックス)
届出者名 株式会社プロント
届出日 2015/07/10
変更日
撤回日 2018/03/29
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAには事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 精神的ストレスを感じ、リラックスを求める健常な日本人。性別、年齢は問わない。ただし、以下の者は対象としない。
・疾病に罹患している者
・妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦
・未成年者
一日当たりの摂取目安量 4粒
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:50mg
保存の方法 直射日光、高温多湿を避け、涼しいところに保存してください。
摂取の方法 1日1回4粒を目安に、水またはお湯と共にお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量をこえて摂取しないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 【内容量が33.6g(120粒入り)のプラボトルの場合】
開封後はフタをかたくしめ、乳幼児の手の届かない所に保存してください。
【内容量が7.84g(28粒入り)のアルミパウチの場合】
開封後は袋のチャックをしっかりしめ、乳幼児の手の届かない所に保存してください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41803290310201

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■安全性に関する既存情報の調査により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当該食品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり50mg配合したサプリメント(錠剤)タイプの加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。特に錠剤形状の食品では、原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。これらの食経験を踏まえ、GABAを1日50mg摂取することについての安全性に問題はないと考えられる。さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が20報あった。10~400mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、20報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品を適切に摂取することにより安全上の問題はないものと考えられる。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】 GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果について。

【目的】 健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを食べた場合と、GABAを含まない食品を食べた場合で、精神的負荷(事務的作業)による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】 GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】 2015年5月14日に、2015年5月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な日本人を研究対象とし無作為化対照試験またはこれに準じる形の査読付論文とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】 脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレスを評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスを評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスを有意に緩和する効果が認められた。

【科学的根拠の質】 収集した論文の中には、研究方法にバイアス(偏り)があり正しい結果が出ない可能性があるものがあった。また、よい結果だけを論文として発表するような偏りがある可能性があった。一方、論文間で結果のばらつきはほぼなく、効果がある場合には差が表れるような被験者数が設定されて試験されていた。各論文は本研究レビューの目的に合った条件で研究されており、直接的な科学的根拠として問題のないものであった。総合的に、収集した論文は信頼できる質があり、効果を支持するものと判断された。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを食べており、この量以下の量を食べる場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

(構造化抄録)