届出番号 B468
商品名 わたしのみかた
届出者名 日本水産株式会社
届出日 2017/01/24
変更日 2020/03/18
撤回日
販売中 販売中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 N-アセチルグルコサミン、テアニン
表示しようとする機能性 本品にはN-アセチルグルコサミンとテアニンが含まれます。N-アセチルグルコサミンには、肌の潤いを保つ機能があることが報告されています。肌の乾燥が気になる方に適しています。テアニンには、良質な睡眠(朝、目覚めた時の疲労感や眠気を軽減)をサポートすることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 肌の乾燥が気になる方。朝、目覚めた時の疲労感や眠気を軽減したい方。
一日当たりの摂取目安量 1本(50ml)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:N-アセチルグルコサミン、テアニン
含有量:N-アセチルグルコサミン 500mg、テアニン 200mg
保存の方法 直射日光を避け、冷暗所に保存してください
摂取の方法 そのままあるいは冷やしてお飲みください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量をお守りください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42003180010501

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品1本(一日摂取目安量)には、N-アセチルグルコサミン(以下「NAG」といいます)500㎎と、テアニン200㎎の2種類の機能性関与成分が含まれています。各成分の安全性についての調査結果は以下のとおりでした。
【NAG】
本品に含まれるNAGは、当社でも「さっと飲めるグルコサミン」および「かんで食べるグルコサミン」(いずれも一日摂取目安量中NAG 1500㎎含有、2011年11月販売開始)を全国に販売しています。これら2製品に含まれるNAG量は本品に含まれるNAG量の3倍に当たります。2015年迄に1袋30日分入を9万袋販売していますが、これまでに副作用等は報告されていませんので、本品は十分に安全性が確認されていると考えています。
【テアニン】
テアニンは、日常的に飲用しているお茶に含まれる成分です。日本では、お茶は鎌倉時代から普及していたと言われており、1000年以上の飲用経験があります。お茶1杯中にテアニンは約3.6~12mg含まれるとされています。
本品に含まれるテアニンは、原料供給メーカーである太陽化学株式会社から、テアニンを含むサプリメント「テアニンタブレット」(一日摂取目安量中テアニン200~300mg配合、2003年販売開始)、「サンテアニン(顆粒)」(一日摂取目安量中テアニン500mg配合、2008年販売開始)が日本全国、小児から高齢者向けに販売されており、これまでに関連があるとされた副作用は報告されていません。「サンテアニン(顆粒)」ではヒトでの安全性試験が実施されており、13名(男性6名、女性7名)に1日当たりテアニンとして2,500 mg、4週間連続摂取させても副作用は確認されなかったと報告されています。これは、本品の一日摂取目安量に含まれるテアニン量の10倍以上に当たります。以上より、本品は十分に安全性が確認されていると考えています。
【NAGとテアニンと医薬品との相互作用】
医薬品との相互作用について調査したところ、本品の摂取目安量の範囲で摂取している場合には、相互作用を生じる可能性は低いと考えました。
【機能性関与成分同士の相互作用】
科学論文データベースを確認しましたが、NAGとテアニンの相互作用の情報はありませんでした。

以上より、本品を一日摂取目安量お召しあがりいただくには十分な安全性があると判断いたしました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

本品には、機能性関与成分としてN-アセチルグルコサミンとテアニンを含みます。それぞれの科学的根拠について記述します。

1-1.標題
N-アセチルグルコサミンによる肌の潤いを保つ機能に関する研究レビュー

1-2.目的
科学論文のデータベースから、健康な方がN-アセチルグルコサミン(以下「NAG」といいます。)を含む食品を喫食した場合に、NAGを喫食する前やNAGを含まない食品を摂取した場合と比べて、肌の潤いを保つ機能の変化について報告している論文を調べました。

1-3.背景
NAGはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸の構成成分となることが知られています。このことから関節や肌への機能性が報告されていますが、網羅的に評価した論文はありませんでしたので、今回検証しました。

1-4.レビュー対象とした研究の特性
4つのデータベースに含まれる全論文を対象に検索を行いました(検索対象期間:データベースに登録された日~2016年6月17日)。健康な方がNAGを喫食した場合に肌の潤いを保つ機能について検証した論文を調査したところ、論文は3報あり、このうち事前に設定した要件を満たしていた1報を採用論文としました。

1-5.主な結果
採用論文では、日本人を対象として、NAGを1日当たり500㎎含む食品または含まない対照食品を8週間喫食する試験について報告されていました。
参加者の左頬、左外眼角下、頚背部、左上腕内側の4か所の水分量を測定した結果、左上腕内側以外の3か所でNAGを喫食する前またはNAGを含まない食品を喫食した集団に比べて水分量が増加していることが確認されました。

1-6.科学的根拠の質
NAGを用いた試験があまり多くないので、採用論文が1報のみとなりました。ただし、試験の参加者は日本人であり人種による効果の差なども考えにくいため、科学的根拠としては十分であると判断しました。

2-1.標題
テアニンによる睡眠改善の機能性に関する研究レビュー

2-2.目的
健康な成人が、テアニン200mgを就寝前に摂取すると、テアニンを含まない食品を摂取した場合と比べ睡眠の質が改善するかについて、起床時の(昨夜の睡眠に関する)アンケートや睡眠中の生理学的指標にて検証しました。

2-3.背景
テアニンの睡眠改善効果について、個々の論文では報告されているものの、それらを網羅的に評価された論文はなかったため、テアニンが夜間睡眠の質を改善するかを検証しました。

2-4.レビュー対象とした研究の特性
英語論文検索には、Pubmed(検索対象期間:1971年~2016年5月9日)、Cochrane Library(1997年~2016年4月)のデータベースを用い2016年5月9日に検索を実施しました。また、日本語論文は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2016年5月17日)、JMEDPlus(1981年~2016年5月17日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2016年5月23日に検索を実施しました。検索対象は、健康な日本人の成人の集団とし、テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとしました。その結果、最終的に3報の論文を評価しました。これらの論文は、テアニン原料販売企業と国公立研究機関との共同研究によるものです。

2-5.主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、テアニン摂取により、起床時のアンケート調査のうち「疲労回復感」、「眠気」の改善については強い関連性が、「夢み」、「睡眠時間延長感」の改善については中程度の関連性がみられました。また、生理学的指標のひとつである睡眠中の交感神経活動の抑制についても中程度の関連性がみられました。これらの指標は、日本人(成人)で標準化された「OSA睡眠調査票(MA版)」の評価項目に含まれていることから日本人の睡眠の質を評価するのに適しているといえ、「疲労回復感」と「眠気」の改善に強い関連性がみられたことは良質な睡眠がもたらされたことを示しています。以上より、就寝前にテアニンを摂取することは、良質な睡眠(朝、目覚めた時の疲労感や眠気を軽減)をサポートすると考えられました。

2-6.科学的根拠の質
採用された論文が3報に限られ、試験に参加した人の数も比較的少なかったため、今後の報告が期待されますが、根拠の一貫性などに特に問題は認められず科学的根拠の質はおおむね良好と考えています。