ペプ牛
届出番号 C110
商品名 ペプ牛
届出者名 株式会社吉野家
届出日 2017/06/08
変更日 2020/12/22
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン
表示しようとする機能性 本品には、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれます。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンには、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 疾病に罹患していない者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
一日当たりの摂取目安量 一日当たり一袋を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン
含有量:6mg
保存の方法 -18℃以下で保存してください。
摂取の方法 ●丼ぶりに盛ったごはんの上にかけて「牛丼」としてお召し上がりください。●成分が沈殿している場合があります。よく振り混ぜて、汁をすべてかけてください。
摂取をする上での注意事項 一日の摂取目安量を守ってください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 注意事項(よく読んでください):●開封時、袋のふちで手を切らないよう、又、中身がはねて衣服を汚さないようご注意ください。●湯煎の際は熱湯に注意し、吹きこぼれないよう蓋はしないでください。●袋が鍋のふちに直接触れたり、鍋からはみ出していると、袋が融け破れたり、穴が開くことがありますので、ご注意ください
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42012220030701

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出食品は機能性関与成分としてグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを一日摂取目安量あたり6mg含有する牛丼の具である。

機能性関与成分であるグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは、グロビン蛋白質をプロテアーゼにより酵素分解したものであり、バリン-バリン-チロシン-プロリンの4つのアミノ酸からなるペプチドである。

■類似食品における喫食実績
本届出食品に含まれるグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは特定保健用食品の飲料をはじめとして全国で多数の製品に配合されている。
特定保健用食品(食後の血清中性脂肪の上昇を抑える)として、一日摂取目安量あたりグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン6mgを配合した飲料(以下類似食品)が1999年から17年間に5200万本販売された。上記類似食品の摂取集団は日本人の健康な成人男女で日本全国で販売されている。これまで製品に起因する健康被害の報告はない。
本届出食品はグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを吉野家が販売する「牛丼の具」に配合したものである。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは水溶性で類似食品と同様に本届出食品はタレに溶解して消化管内に入るため分散のされ方は同じである。また本届出食品の成分や加工工程、調理によってグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは影響を受けず安定である。

■グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンの食経験について
グロビンはヘモグロビンのタンパク質部分であり、動物の赤血球由来のグロビンを酵素処理して得られる。赤身の肉や魚など動物性タンパク質に含まれており、それらを通じて長い食経験を有している。
上記類似食品と本届出食品において清涼飲料水と固形物を含む食品という形上の違いはあるものの、いずれも食経験の確認された食品素材からなり、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン含有量も同等であるため、本届出食品の安全性に問題ないと判断できる。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】:本届出食品「ペプ牛」に含有する機能性関与成分「グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン」による食後の血中中性脂肪の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー

【目的】:機能性関与成分「グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン」による「食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるかどうか」を明らかにすることを目的とした。

【背景】
近年、日本人の死亡原因として心疾患(狭心症や心筋梗塞など)が第二位に上がっており、心筋へ血液を供給できなくなる冠動脈疾患が心疾患を誘発する可能性があるといわれている。食後高脂血症は冠動脈疾患の危険因子の一つであることから、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることは、健康な人の血中中性脂肪を正常に保つことにつながると考え本品を開発した。

【レビュー対象とした研究の特性】
・論文の検索日:2017年1月13日(英文、和文とも)
・検索対象期間:各データベース開設時から検索日まで
・対象集団の特性:空腹時血中中性脂肪が正常範囲の人(149 mg/dL以下)
・評価に用いた論文数:計5報(英文2報、和文3報)
・研究デザイン:脂肪の多い食事(脂肪含量40g)と同時に、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む試験食(清涼飲料水、ゼリー飲料、茶飲料など)あるいは含まない対照食を食べて、6時間まで1時間ごとに血中中性脂肪を測定し吸収量を評価した。試験食と対照食はグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンの有無がわからないように外観や風味を配慮して製造したものを用いた。
・利益相反情報:レビューはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを製造販売するエムジーファーマ(株)社員が実施(論文の著者は除外)

【主な結果】
食品形状を問わず5報とも、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを摂取すると、対照食摂取時よりも食後の血中中性脂肪の上昇が抑えられた。血中中性脂肪値は時間の経過とともに、次第に低下したが、食事前の値に戻る程度で、下がりすぎることはなかった。

【科学的根拠の質】
評価に用いた論文5報は、いずれも試験規模は小規模であるが、脱落はなかった。試験デザインや実施に偏りがあったが、対象は日本人で、空腹時の血中中性脂肪が正常範囲の人であり、測定項目も同じであった。食品形状を問わず、食後の血中中性脂肪の上昇抑制の効果にばらつきが少なかったことから、科学的根拠の質は総合しておおむね良好と判断した。