UC-Ⅱハードカプセル
届出番号 G195
商品名 UC-Ⅱハードカプセル
届出者名 カプスゲル・ジャパン株式会社
届出日 2021/06/01
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 非変性Ⅱ型コラーゲン
表示しようとする機能性 本品には非変性Ⅱ型コラーゲンが含まれます。非変性Ⅱ型コラーゲンは継続摂取する事により、ひざ関節の伸展(ひざ関節の可動域)の改善機能が報告されています。本品はひざ関節の違和感が気になる方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 ひざ関節の違和感が気になる方
一日当たりの摂取目安量 1カプセル
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:非変性Ⅱ型コラーゲン
含有量:1.2㎎
保存の方法 直射日光、高温多湿をさけて保存してください。
摂取の方法 水またはぬるま湯ととともにお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は、多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません、一日の摂取目安量を守ってください。原材料に鶏肉を含みますので、アレルギーの有る方の摂取はお控えください。また機能性関与成分である非変性Ⅱ型コラーゲンはゼラチンとの相同性が報告されている事から、ゼラチンのアレルギーをお持ちの方もお控えください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42010080280104

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本商品は機能性関与成分である『非変性Ⅱ型コラーゲン』を賦形剤等(充填量を調整する食品添加物)と共にハードカプセルに充填しアルミ袋に入れたものです。この賦形剤により機能性関与成分の機能の変化は報告されておりません。

コラーゲンは生体内を構成する物質で、タンパク質の3分の1を占めています。現時点で約30種類以上の種類が確認されており、Ⅰ型、Ⅱ型のように数字が振られています。人体ではⅠ型コラーゲンが最も多く存在し、骨、皮膚などを構成しています。本商品の機能性関与成分である『非変性Ⅱ型コラーゲン』を含むⅡ型コラーゲンは眼球の硝子体や軟骨に多く含まれています。コラーゲンは人体だけでなく動物の体内にもほぼ同様に存在するため、日常的な摂取が行われている物質です。

食品材料として非変性Ⅱ型コラーゲンを製造する際、加工時の熱などによりコラーゲンの立体構造が変性してしまい、非変性では無くなってしまった部分が生じる事が有ります。しかし、本商品では独自技術により生体内に存在する変性していない状態、つまり「壊れていない状態(日本語では非変性、英語ではUndenatured(未変性)と表記)」のものを効率的に製造し含有しております。

コラーゲン原料(非変性Ⅱ型以外も含む)の市場として約6000tで推移しています。美容関係のコラーゲンに関しては10g程度摂取するため、厳密には本商品に含有する非変性Ⅱ型コラーゲン40㎎とは摂取量や該当する量に違いがあるものの、市場的には非常に大きいものと言えます。本商品の機能性関与成分として含有する非変性Ⅱ型コラーゲン(原材料名:UC-Ⅱ)としての流通規模は、世界において2006年以降、2019年まで累計で170,798㎏以上、日本国内向けでも2010年以降、2019年まで累計で9,876㎏以上の出荷実績があり、重篤な健康被害は報告されていません。

これらの事から本商品は食経験の有る物質と判断しました。

アレルギーに関しては、原材料名UC-Ⅱ(非変性Ⅱ型コラーゲン)を製造する原材料である鶏肉にアレルギーが有る方の摂取については商品パッケージに注意喚起を記載しました。また機能性関与成分である非変性Ⅱ型コラーゲンはゼラチンとの相同性が報告されていますので、ゼラチンのアレルギーが有る方への注意喚起も同じく記載しました。この注意喚起を行う事により有害事象の発生を適切に避けられると判断しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

標題:非変性Ⅱ型コラーゲンのひざ関節への機能の検討

目的: 非変性Ⅱ型コラーゲンの継続的な摂取は、対照群と比較して膝の違和感を改善させるのかについての評価

背景: 厚生労働省による調査「2019年国民生活基礎調査の概況」では、手足の関節痛の有訴率は男性で5位(1位 腰痛、2位 肩こり、3位 鼻が詰まる・鼻汁が出る、4位 せきやたんがでる)、女性で3位(1位 肩こり、2位 腰痛、4位 からだがだるい、4位 頭痛)と記載されており、この事から膝(足)について多くの方々が問題を抱えている事が推測されます。これらの問題は転倒などの怪我や運動不足による運動能力低下の原因ともなると予想され、また、老齢者の筋力低下はサルコペニアとも呼ばれ、思うように行動できない事が生活の質(QOL)の低下に繋がる事もあります。
現在、病気や怪我による膝痛は、医薬品や外科的処置が行われていますが、我々は、非変性Ⅱ型コラーゲンによる膝の違和感(怪我や病気を除く)の緩和に着目し、本研究レビューにてその機能性の確認を実施しました。

レビュー対象とした研究の特性:世の中で公表されている英語と日本語の論文を確認し、本品の機能性関与成分である非変性Ⅱ型コラーゲンに関する論文1編を研究レビューに採用しました。

主な結果:機能性関与成分について、研究レビューで採用した論文は、30 ~60歳の疾病に罹患していない方々55名で臨床試験を行っております。この方々は安静時の関節炎疾患や関節痛の既往歴は無いものの身体活動時に膝の不快感(違和感)を経験しています。その55名を非変性Ⅱ型コラーゲン摂取群27名、プラセボ(対照物)摂取群28名に割り振り、非変性Ⅱ型コラーゲン摂取群の方々には非変性Ⅱ型コラーゲンを1日当たり1.2mgの用量で120日間摂取していただいた上で計測を行いました。その結果、膝の伸展の角度の計測に於いて非変性Ⅱ型コラーゲン摂取群では初期値72.8±2.0°(平均値±標準偏差)であったところ120日後には81.1±1.2°のように変化量が8.3±0.8°増加する有意な差が確認されました。(摂取90日目でも変化量6.1±0.1°で有意な差有り)。また、プラセボ(対照)摂取群と非変性Ⅱ型コラーゲン摂取群の各群の間に120日目で有意な差が確認されました。この評価項目である伸展とは、椅子に座った状態で膝、骨盤、腰椎の位置を変えずに踵を上に上げられる角度を指しています。全く踵が上がらない状態は0°となり大腿に水平になるまで上がると90°です。非変性Ⅱ型コラーゲンの120日の継続摂取による8.3±0.8°の可動域増加、最大可動範囲(90°)の約1割の増加が確認された事になります。この事は、ひざ関節の伸展(ひざ関節の可動域)の改善機能を有していると判断しました。

科学的機能の質:研究の限界としては、臨床試験を実施したものの有効性が確認出来なかった結果が未公表のため、その事実を知ることが出来ない可能性(出版バイアス)が考えられます。日本語と英語以外の言語の検索をしていないため、収集の網羅性に問題(出版バイアス)が残っています。また研究レビューで採用した文献の数が少なく、同じ条件で何度臨床試験をして同じ結果となる再現性が有るとは断言出来ないため、更なる研究が必要と考えています。