長寿かゆ
届出番号 G328
商品名 長寿かゆ
届出者名 株式会社下鴨茶寮
届出日 2021/07/05
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 グアーガム分解物(食物繊維)
表示しようとする機能性 本商品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。 グアーガム分解物(食物繊維)は、食事から摂取した糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える機能が報告されています。 食後の血糖値が気になる方に適した食品です。
当該製品が想定する主な対象者 食後の血糖値の上昇が気になる方
一日当たりの摂取目安量 1パック(200g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:グアーガム分解物(食物繊維)
含有量:3g
保存の方法 直射日光と、高温の場所を避け保存してください。
摂取の方法 湯煎で、もしくは器に移し電子レンジで加熱後、お召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
●一度に多量にとると体質によってはおなかがゆるくなることがあります。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ●湯煎及び電子レンジ加熱後は熱くなっていますので、やけどにご注意ください。
●開封後はなるべく早くお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42012110600103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当該商品…「長寿かゆ」の機能性関与成分であるグアーガム分解物(食物繊維)(以下、グアーガム分解物)は、水溶性の食物繊維です。

1.食経験
当該製品に含まれるグアーガム分解物は、太陽化学株式会社より「サンファイバー」として1988年に上布され、主に食品原料として日本をはじめ世界各国に25年以上販売されています。
グアーガム分解物はグアー豆種子に含まれる多糖類を酵素によって分解し、低分子化したものです。
当該製品はおかゆの形態でありグアーガム分解物の消化・吸収過程に大きな影響を与えない性状です。
また、当該製品と同様の「おかゆ」形状の食品での配合実績は1例のみですが、これまでグアーガム分解物が原因となる重篤な健康被害は報告されていません。
以上の事から機能関与成分グアーガム分解物を配合した当該食品を適切に摂取する事に対して、食経験は十分にあると判断しました。

2.安全性試験に関する評価
既存情報による安全性試験の評価の結果から、1日当たりグアーガム分解物(食物繊維として)3.4~5.2gの長期摂取および10.2~30..6gの過剰摂取において、安全性に問題がないことが確認されています。
また、細菌及びラットを用いた試験の結果からグアーガム分解物には、突然変異誘発性はなく、反復投与でも異常はみられないことが確認されました。
以上の結果により、当該製品の1日の摂取目安量はグアーガム分解物(食物繊維として)3gであることから、安全性には問題がないと判断しました。

3.医薬品との相互作用
データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。

以上の結果から、当該製品の安全性に問題はないと判断」しました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

1.表題
グアーガム分解物(食物繊維)の摂取による、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖値を抑える機能の評価

2.目的
健常者(食後血糖値が高めの者を含む)に、最終製品「長寿かゆ」に含有する関与成分グアーガム分解物(食物繊維)を吸収させると、プラセボと比べ糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑えるかについて明らかにする目的で調査しました。

3.背景
わが国では近年、糖尿病患者が増加しています。糖尿病は、神経障害、腹膜症といった合併症を
併発し、心筋梗塞や脳卒中のリスクを2~3倍に増加させるといわれています。
高血糖は糖尿病となるリスクを高めるため、食生活の改善などによる一次予防が求められています。
一方、グアーガム分解物(食物繊維)の摂取が、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑える効果について、個々の文献では報告されているものの、それらが網羅的に評価された文献はなかったため、効果の有無を結論付けることは出来ませんでした。
そこで検証が必要となりました。

4.レビュー対象とした研究の特性
1971年~2016年に公開された文献を対象として4つのデータベースを用い、日本語文献検索は2016年1月28日に、英語文献検索は2016年2月19日に実施しました、
対象集団は空腹時血糖値または75gOGTT:経口ブドウ糖負荷試験(糖尿病の診断方法のひとつ)の結果が境界型の者または食後血糖が高めの者とし、グアーガム分解物摂取群とプラセボ摂取群を比較した試験デザインである1報の文献を評価しました。
この文献は原料を販売している企業(太陽化学㈱)が資金提供を行い、第三者機関が実施しました。
論文の著者には太陽化学の従業員が含まれます。

5.主な結果
選定された1報を評価した結果、グアーガム分解物(食物繊維として)3gを食事とともに摂取することにより、食後血糖血中濃度曲線面積(AUC値)および食後血糖のピーク値(Cmax)が有意に低下することが認められました。
これらは特定保険食品の「食後の血糖上昇関係」において適切な評価指標とされる項目であり、これらの値に有意な低下が認められたことは、食後の上昇を抑制していることを示します。

6.科学的根拠の質
選定された文献が1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができませんでした。
また出版バイアスなどの評価には至らず、未報告研究の存在が否定できないことも研究の限界として挙げられます。
しかし、採用文献は査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、科学的根拠の質は高いと考えられます。
本研究レビューによりグアーガム分解物(食物繊維として)3gを食事とともに摂取すると、食後血糖が高めの健常者(空腹時血糖値が126mg/dl未満で、食後30分の血糖値が140mg/dl以上200mg/dl未満の軽症者を含む)の糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑えることが確認されました。