ピルクル ミラクルケア a
届出番号 H33
商品名 ピルクル ミラクルケア a
届出者名 日清ヨーク株式会社
届出日 2022/04/06
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 乳酸菌NY1301株
表示しようとする機能性 本品には乳酸菌NY1301株が含まれます。乳酸菌NY1301株には、睡眠の質を改善することにより日常生活の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。さらに、腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な成人
一日当たりの摂取目安量 1本195ml
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:乳酸菌NY1301株
含有量:600億個
保存の方法 要冷蔵10℃以下
摂取の方法 一日摂取目安量をお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ・乳成分が沈殿することがありますが、品質には問題ありません。よく振ってからお召し上がりください。
・開封後は早めにお召し上がりください。
・紙容器は衝撃に弱く、またにおいを吸収しやすいので、取扱いにはご注意ください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42204060190100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出食品は1本(195ml、一日当たりの摂取目安量)当たり乳酸菌NY1301株(Lactobacillus paracasei subsp. paracasei NY1301)が600億個含まれている加工食品(その他)です。

【乳酸菌NY1301株の安全性評価】
乳酸菌NY1301株を含む特定保健用食品「ピルクル400」、機能性表示食品「十勝のむヨーグルト」シリーズは過去の販売期間において重篤な健康被害は報告されておりません。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、乳酸菌 NY1301 株を関与成分として配合した製品「ピルクル 400」について、安全性について問題がないとの判断がなされております。

また、乳酸菌NY1301株を届出食品と同等以上(600億個以上)の乳酸菌数を継続的に摂取させた試験が2件報告されており、いずれの試験においても試験食品の摂取に起因する有害事象は認められておりません。

また、医薬品との相互作用についても、問題となる報告はありませんでした。

以上のことから、届出食品の安全性については十分であると評価いたしました。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

[乳酸菌NY1301株の疲労感、睡眠の質に対する機能性]
【標題】
乳酸菌NY1301株の疲労感と睡眠の質の改善作用に関する研究レビュー

【目的】
成人健常者に対する乳酸菌NY1301株の摂取により疲労感および睡眠の質が改善するか検証することを目的としました。

【背景】
現代生活はシフトワークや長時間通勤、受験勉強、夜型生活など、睡眠時間が不足しがちであり、2016年社会生活基本調査によると男女それぞれの全体的な平均睡眠時間は年々減少していることが報告されています。
疲労感は自覚的に感じる疲労の感覚であり、客観的に定量される疲労とは異なると言われています。調査では、平均睡眠時間よりも睡眠時間が短いグループは睡眠時間が長いグループよりも疲労感を感じている割合が高かったことが報告されています。このように疲労感と睡眠の質は密接な関係があり、昼間の日常生活で蓄積した急性的な疲労感が良質な睡眠を取ることにより取り除かれ、また、良質な睡眠によって日常生活における疲労感の蓄積が抑制されると考えられます。
近年、脳と腸が自律神経系を介して密接に関係する「脳腸相関」に腸内細菌、とりわけ乳酸菌などのプロバイオティクスが重要な役割を果たしていることを示す結果が報告されています。乳酸菌の摂取は日常生活に伴う一時的な疲労感の軽減や睡眠の質の向上に有用である可能性が期待されます。
乳酸菌NY1301株の有用性を示した研究は数多く公表されていますが、疲労感と睡眠の質に関する研究レビューは確認されていません。そこで、今回「成人健常者に対する乳酸菌NY1301株の摂取により疲労感および睡眠の質が改善するか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
2022年2月27日に国内外の3つのデータベースを用いて検索を実施しました。18歳以上の健常な成人を対象とした文献を抽出し、事前に定めた条件によって取捨選択を行いました。その結果、最終的に評価することになった論文はRCTが1報でした。

【主な結果】
乳酸菌NY1301株600億個/日の12週間の摂取の結果、視覚的アナログスケール(VAS)による疲労感に関しては、摂取12週目にプラセボ群に比べて被験食品群でスコアが有意に低下し、疲労感の軽減が認められました。また、VASによる起床時の睡眠状態の変化量に関しては、摂取4、8、12週でプラセボ群に比べて被験食品群でスコアが有意に低下し、睡眠の質の改善が認められました。

【科学的根拠の質】
採用した1報はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験であり、科学的根拠の質は高いと判断しました。しかし、アウトカムでは疲労感および睡眠の質に標準偏差の大きさからくる不精確がありました。研究レビュー全体としては、文献の検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での論文収集の網羅性の問題や出版バイアスの存在は否定できないため、今後さらなるエビデンスの拡充が望まれます。

[乳酸菌NY1301株の腸内環境を改善する機能について]
【標題】
乳酸菌NY1301株の腸内環境改善作用に関する研究レビュー

【目的】
便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するかの検証を目的としました。

【背景】
乳酸菌NY1301株は、腸内の環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ関与成分として、2001年に特定保健用食品の許可を受けた乳酸菌です。乳酸菌NY1301株の有用性を示した研究は数多く公表されていますが、研究レビューについては確認されていませんでした。そこで、今回「便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
2019年5月8日、2019年7月6日の2回に分けて、国内外の3つのデータベースを用いて検索を実施しました。18歳以上の健常な成人を対象とした文献を抽出し、事前に定めた条件によって取捨選択を行いました。その結果、最終的に評価することになった論文はRCTが1報でした。

【主な結果】
乳酸菌NY1301株400億個/日、2週間の摂取では、プラセボ摂取と比較して、摂取期間平均の排便回数が有意に増加しました。摂取期間平均の排便日数、および排便量については、増加傾向にとどまりました。また、便中細菌占有率ではプラセボと比較して、乳酸菌NY1301株の摂取は、Lactobacillus属が有意に増加し、B.longum subsp.longum属に関しては乳酸菌NY1301株の摂取前後で有意な増加を示しました。

【科学的根拠の質】
採用した研究について、高度の症例減少バイアスが見られました。また、アウトカムでは便通と便中細菌占有率に標準偏差の大きさからくる不精確がありました。研究レビュー全体としては、文献の検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での論文収集の網羅性の問題や出版バイアスの存在は否定できないため、今後さらなるエビデンスの拡充が望まれます。