届出番号 | I1010 |
商品名 | ヒアルロン&コラーゲン |
届出者名 | 株式会社ファイン |
届出日 | 2023/12/12 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | ヒアルロン酸Na、魚由来コラーゲンペプチド |
表示しようとする機能性 | 本品にはヒアルロン酸Na、魚由来コラーゲンペプチドが含まれます。ヒアルロン酸Naには肌の水分を保持し、肌の乾燥を緩和する機能があることが報告されています。魚由来コラーゲンペプチドは肌の弾力を維持し、肌の潤いを守ることで、肌の健康に役立つ機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 肌の乾燥が気になる方 |
一日当たりの摂取目安量 | 7g |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:ヒアルロン酸Na 魚由来コラーゲンペプチド 含有量:ヒアルロン酸Na:120mg 魚由来コラーゲンペプチド:5250mg |
保存の方法 | 高温多湿や直射日光を避けて、涼しいところに保存してください。 |
摂取の方法 | 本品を7g(大さじ約1杯)を目安にそのまま、またはお好きなお飲み物に溶かしてお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | 本品は、多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないで下さい。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 本品は涼しいところに保存し、開封後はチャックをしっかり閉め、なるべくお早めにお召し上がりください。 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42310250250102 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
当該製品は2006年より全国販売されている。この喫食実績をもとに安全性を評価し、安全であることを確認した。
・摂取集団:日本人、成人男女、健常者、全国規模
・摂取形状:粉末
・摂取方法:本品をそのまま、またはお好きなお飲み物に溶かして摂取
・機能性関与成分の一日当たりの含有量:ヒアルロン酸Na 120mg、魚由来コラーゲンペプチド 5,250mg
・販売期間:2016年より販売開始
・販売数量:222万個以上
・健康被害情報:2023年10月時点で、当該製品において重大・重篤な健康被害は発生していない。
以上の結果から、当該製品には十分な食経験があり、安全性の評価は十分であると判断した。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
●ヒアルロン酸Naについて
標題「ヒアルロン酸Na経口摂取による肌の水分保持機能について」
目的:
本研究レビューは、健常成人がヒアルロン酸もしくはヒアルロン酸Naを経口摂取することにより、プラセボの経口摂取と比較して角層水分量が有意に高値を示すか検証することを目的として行いました。
背景:
ヒアルロン酸は、皮膚,関節液など生体内のあらゆる結合組織,器官に存在しています。中でも皮膚には体内で最も多くのヒアルロン酸が存在しており、その量は全身に含まれる量の50%を占めると報告されています。体内においては、ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は共に溶解し、同様の働きをします。
一方で、ヒアルロン酸Naを経口摂取した機能性について個々の研究は複数実施されているものの、研究全体をまとめたレビューはありません。
レビュー対象とした研究の特性:
英語文献検索サイト、日本語文献検索サイトおよび複数の学会誌のハンドサーチにより2022年9月3日にキユーピー株式会社社員2名で検索し、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患のない、健常成人がヒアルロン酸もしくはヒアルロン酸Naを経口摂取することによりプラセボに比べて、角質水分量が有意に高値を示すかを検証したランダム化並行群間比較試験(RCT)、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験、非ランダム化比較試験(非RCT)を選抜しました。なお、本研究レビューの採用文献7報のうち1報において、対象者は19~70歳の健常な男女でした。これに関して、厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書献」では、栄養摂取に関する年齢区分の設定を「18歳以上を成人」としています。そのため、18歳以上の未成年を含む論文も成人データとして扱うことは問題ないと考えました。
主な結果:
文献検索により7報の文献が抽出されました。7報の採用文献からエビデンス総体として120mgのヒアルロン酸Naを経口摂取することにより、プラセボの経口摂取と比較して有意に角層水分量が高値を示すことが検証されました。ヒアルロン酸Na摂取に起因する有害事象はありませんでした。
科学的根拠(エビデンス)の質:
評価した文献の研究デザインは全て信頼性の高い試験系である無作為化コントロール比較試験であり、バイアスリスクの評価は低~中程度であったため、エビデンスの質は機能性の評価に値すると考えます。
研究レビューについては、本レビューで採用した研究データ以外にも、未発表の研究データが存在する可能性は否定できません。
研究論文の収集は、主要な医療分野のデータベースを使用して検索をしているものの、効果がないとする研究結果については論文として発表されていない可能性も考えられます。
研究間の結果の違いや各研究のデータのバラつきの評価において、本研究レビューは定性的レビューであるため、定量的な評価ができませんでした。そのため、独自の方法で評価を実施しました。
実施者であるキユーピー株式会社は本届出商品の機能性関与成分であるヒアルロン酸Naの原料メーカーであり、採用論文7報のうち4報はキユーピー株式会社が著者ですが、研究レビューについては著者を除いた社員を含めて公正に実施され、エビデンスと本届出商品に表示しようとする機能性に齟齬はないと考えられます。
●魚由来コラーゲンペプチドについて
・標題
魚由来コラーゲンペプチドの摂取による角層水分量及び肌の弾力性低下の緩和効果に関する研究レビュー
・目的
健常な成人に対しての魚由来コラーゲンペプチドの摂取が、角層水分量及び肌の弾力性の保持効果を有するかを検証するため、システマティックレビューを実施した。
・背景
魚由来コラーゲンペプチドについて、個々の研究は複数報告されているものの、それらを総合的に評価したレビューは存在しない。そこで、健常成人に対して魚由来コラーゲンペプチドを摂取することで、角層水分量及び肌の弾力性の保持がみられるかを検証する目的で本研究レビューを実施した。
・レビュー対象とした研究の特性
日本語及び英語のデータベースを用いて文献調査を行った。検索日(2021年1月7、14日)以前に各データベースにて公開されたすべての文献を対象として、健常成人に魚由来コラーゲンペプチドを摂取させ、角層水分量及び肌の弾力性を評価している文献を調査した。その結果、8件の文献をレビュー対象とした。
・主な結果
採用した8報の文献のうち、否定的な結果がそれぞれ1報あったのに対して、水分量については6報、弾力については3報が肯定的な結果が報告されていた。また、コラーゲンペプチド摂取による有害事象は報告されていなかった。
・科学的根拠の質
文献検索において、存在するすべての文献を網羅できたことに対する保障はなく、また未報告の研究が存在する可能性も否めない。しかしながら、採用した文献は8報と多く、各項目で肯定的な結果が否定的な結果を上回ったことから、化学的根拠の質は十分なものであると判断した。