まる搾りみかんジュース
届出番号 I1177
商品名 まる搾りみかんジュース
届出者名 株式会社ネイバーフッド
届出日 2024/01/19
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 β-クリプトキサンチン
表示しようとする機能性 本品にはβ-クリプトキサンチンが含まれています。β-クリプトキサンチンは、骨代謝の働きを助けることにより骨の健康維持に役立つことが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常成人
一日当たりの摂取目安量 220ml
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:β-クリプトキサンチン
含有量:3mg/220ml
保存の方法 直射日光と高温を避け、冷暗所で保存してください。
摂取の方法 そのままお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することで、より健康が増進するものではありません。摂取目安量を守ってお召し上がりください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42311210850102

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本品の原材料はうんしゅうみかんである。国民1人当たりのみかん果実の年間消費量は、昭和17年頃が6~7㎏、昭和30~40年には7~10㎏であった。最盛期の昭和45年頃には約20㎏弱が消費され、最近は、4~5㎏と最盛期の4~5分の1まで減少したものの、果実及びジュースを含む加工品は年間を通じてごく一般的に消費されていることから、十分な食経験を有する食品である。
本品の機能性関与成分であるβ-クリプトキサンチンは、うんしゅうみかんに多く含まれる色素成分で、トマトのリコペン、ニンジンのβ-カロテンと同じ「カロテノイド」と呼ばれる色素の1種である。通常のうんしゅうみかん果実1個の可食部中には、約1mgのβ-クリプトキサンチンが含まれており、本品1日摂取目安量あたりの3.0mgは、うんしゅうみかん果実約3個分に相当し、通常の食生活において十分摂取されうる範囲内の量であると考えられる。
本品は、うんしゅうみかんを圧搾した果汁100%であり、濃縮還元などの加工を行っておらず、また、β-クリプトキサンチンを化学的に抽出、合成、加工したものではないことから、うんしゅうみかん果実と同等の安全性を有していると考えられる。
以上のとおり、本品を一日摂取目安量220ml(β-クリプトキサンチン3.0mg含有)を摂取することに関して、十分な食経験と喫食実績を有し、医薬品との相互作用も認められず、その安全性は極めて高いと考えられる。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
「まる搾りみかんジュース」に含まれる機能性関与成分β-クリプトキサンチンの継続摂取による、骨の維持に対するシステマティックレビュー

【目的】
β-クリプトキサンチンを多く含むウンシュウミカンの継続摂取による、骨の維持に対する機能を明らかにする。

【背景】
骨の健康は、古い骨を壊す「骨吸収」と、新しい骨を作る「骨形成」のバランスの上に成り立っている。しかし、老化、生活習慣の要因、女性の閉経によるホルモンバランスの変化等が原因となって「骨吸収」が「骨形成」を上回った場合、骨塩量や骨の物理的強度が低下して、やがては骨粗鬆症へと進展する。ウンシュウミカンの摂取によりヒトの体内に取り込まれたβ-クリプトキサンチンは、骨芽細胞増殖因子を刺激し骨芽細胞の増殖と分化を促進して石灰化を増進させ、また、骨吸収促進因子による破骨細胞への分化、形成を抑制させることにより、骨量の減少を抑えると考えられている。

【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、JDreamⅢ、医中誌に掲載された日本語、英語の論文のうち、健常者においてウンシュウミカン由来のβ-クリプトキサンチンの摂取による骨代謝マーカーへの影響を報告した査読付き群間比較試験に関する論文を検索・抽出し、効果の有無や「研究の質」により仕分けを行った。最終的に3報について試験デザイン対象者の特性、機能性関与成分の摂取量や摂取期間等に関する情報を抽出し、系統的にレビューした。

【主な結果】
132名(男性29名、女性103名)の健常者に対する3報の群間比較試験を分析した結果β-クリプトキサンチンを1日0.3~6㎎、2~3か月摂取することで、骨代謝マーカーの変化(骨形成マーカーの上昇と骨吸収マーカーの低下)が確認され、β-クリプトキサンチンの継続摂取は、骨の健康維持に有効であると考えられた。

【科学的根拠の質】
5名の有識者からなる農産物の機能性評価委員会にて、総合評価表に従い、A~Eの5段階にて評価を行った。その結果、「研究のタイプ、質、数」はC評価、「一貫性」の目安はB評価、科学的根拠の総合評価はB評価となり、機能性について肯定的な根拠があるという結果であった。