カラダで働く 丸ごと 巨峰
届出番号 I730
商品名 カラダで働く 丸ごと 巨峰
届出者名 ジット株式会社
届出日 2023/09/24
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感が気になる方
一日当たりの摂取目安量 一日1本(100g)
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:28mg
保存の方法 高温多湿や直射日光を避け、涼しい所に保存してください。
摂取の方法 一日摂取目安量をお飲みください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後はお早めにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42301110760103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

届出食品(商品名:カラダで働く 丸ごと 巨峰)は、機能性関与成分(GABA)を一日摂取目安量あたり28㎎配合したぶどう飲料で、山梨県産の巨峰が丸ごと入った無添加ジュースである。機能成分のGABAは、ぶどうの果肉部に含まれていることが確認されている。
届出食品と同一である既存商品「食べるジュース 巨峰」も、2017年から約5.4万本の全国販売実績がある。幅広い年代層の方々に摂取されているが、健康被害が発生したという報告はなく、これまでに十分な喫食経験が蓄積され、安全性に問題はないと思われるが、既存商品中に含まれるGABAの含有量に関する情報が不足しているため、機能性関与成分であるGABAの既存情報による安全性の評価を行った。

GABAは分子量103.12の単一の低分子化合物であり基原によらず性状は一定である。したがって上記安全性情報のGABAは、届出商品に含まれるGABAと同等のものであると考えられ、上記情報を安全性の評価に用いても差し支えない。
なお、理論的には降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により低血圧を起こす可能性が指摘されているが、本届出食品は降圧薬を服用するような疾病を罹患していない方を対象としたものであり、また、日常の食生活で喫食実績があり、ごく普通に摂取されている食品であるため、問題ないと考えられる。さらに摂取上の注意に「降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。」と記載することで注意喚起をしている。
以上から機能性関与成分GABAを含有する本届出食品の安全性に問題はないと考えられる。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
「カラダで働く 丸ごと 巨峰」に含有される機能性関与成分GABAによるストレスの緩和に関するシステマティックレビュー

【目的】
GABAを含む食品を健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦
を除く)が摂取することにより、一時的な精神的なストレスを緩和する機能性が見られるかを検討することを目的とした。

【背景】
GABAはアミノ酸の1種であり、脊髄動物の中枢神経系、特に海馬、小脳、大脳
脊髄などに存在し、主に抑制性神経伝達物質として機能している物質である。GABAは発酵食品や微生物により生産されることが多いが、果物の中にも多く含まれていることも証明されている。GABAには様々な生理機能を有することが知られている。近年、GABAを含む食品の摂取によるストレスの緩和効果が報告されているGABAを配合した機能性表示食品も複数販売されている。このような状況をふまえ、健常者がGABAの摂取により一時的な精神的ストレスを緩和する機能が見られるか、網羅的な文献調査を行い、研究レビューを実施した。

【レビュー対象とした研究の特性】
2022年末までに公表された論文を対象に、健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)を研究対象としたヒト試験で、GABAを含む食品の摂取により一時的な精神的ストレスの緩和作用を評価し、最終的に6報の論文を採用し評価を行った。

【主な結果】
GABAを含む食品の摂取によって、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスの緩和・低減作用の指標として、客観的指標「脳波変動(α波)」、「自立神経活動(副交感神経系)」、「唾液中ストレスマーカー(クロモグラニンA、コルチゾール)」および主観的指標「POMS、VAS」の変化を検証した。その結果、全研究の過半数を上回る研究において肯定的な結果が得られ、1日28mg~100mgのGABAを含む食品の摂取により仕事や勉強による一時的な精的ストレスを緩和する機能が認められると判断した。

【科学的根拠の質】
研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、各研究において問題となるような大きなバイアスは認められず、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果からGABAを含有する食品の摂取により、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスの緩和作用には科学的な根拠があると判断した。