届出番号 | J269 |
商品名 | オリザ 尿酸ケア 2020 |
届出者名 | オリザ油化株式会社 |
届出日 | 2024/06/06 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | ルテオリン |
表示しようとする機能性 | 本品には、ルテオリンが含まれます。ルテオリンには尿酸値が高めな方の尿酸値を下げる機能が報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 尿酸値が高めな健常人 |
一日当たりの摂取目安量 | 1粒(300 mg) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:ルテオリン 含有量:10 mg |
保存の方法 | 高温・多湿を避け、涼しい場所に保管して下さい。 |
摂取の方法 | 一日1粒を目安に、水またはお湯とともにお召し上がりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●1日の摂取目安量をお守りください。 ●食物アレルギーのある方は原材料名をご確認の上お召し上がりにならないでください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42401230290103 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
1. 食経験
本製品の喫食実績はない。
2. 既存情報による安全性の評価
原材料である菊の花または菊の花抽出物に関してヒトやラットを対象にした安全性に関する報告が4研究報告されており、その中で有害事象を示す報告は認められていない。
3. 安全性試験結果
本品に使用した機能性関与成分を含む「菊の花エキス」の安全性を評価した。急性毒性試験及び反復投与試験において異常は認められていない。また、変異原性試験においても異常は認められなかった。さらに、過剰量(適正量の5倍量以上)摂取時の安全性評価においても、安全性上の問題となる事象は認められなかった。
4. 医薬品との相互作用
1)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医療用医薬品の添付文書情報」
調査の結果、機能性関与成分ルテオリンに関する情報はなかった。
5. まとめ
以上より、機能性関与成分「ルテオリン」を配合した本製品は基本的な安全性に懸念はないと考えられる。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア)標題
ルテオリンによる高めの血清尿酸値の改善作用に関するシステマティックレビュー
イ)目的
健康な成人がルテオリンを摂取した場合、プラセポを摂取した人に比べて血清尿酸値が改善するか検証することを目的とした。
ウ)背景
ルテオリンは菊の花の主要なポリフェノール成分であり、抗炎症作用や抗痛風作用が報告されている。しかしながら、「高めの血清尿酸値の改善」という点におけるルテオリンの効果を検証した研究レビューはなかった。そこで、健康な成人がルテオリンを摂取した場合、プラセポを摂取した人に比べて血清尿酸値が改善するか、ルテオリンの機能性を検証するため、本研究レビューを実施した。
エ)レビュー対象とした研究の特性
文献の検索は4つの研究論文データベースを用いて、健康な成人がルテオリンを摂取した臨床試験論文について、2023年10月18日までに発表されたものを収集および調査した。その結果、調査対象となる文献が2報(4研究)得られた。2報(4研究)ともRCTであり、2報中2研究は単回摂取による食後の血清尿酸値への影響を、もう2研究は継続摂取による血清尿酸値への影響を報告していた。いずれの文献も研究の質に問題はなく、調査対象として採用できるものであった。利益相反については適切に記載されていた。
オ)主な結果
本研究レビューでは、2報4研究のヒト臨床試験を評価した。2報のうち2研究の単回摂取試験ではルテオリンを1回あたり10 mg摂取しても、健常者(20歳以上、日本人男性および日本人男女)のプリン体高付加食摂取によって上昇した血清尿酸値に影響を与えなかった。4週間の継続摂取試験では、ルテオリンを1日あたり10 mg摂取することで、層別解析によって抽出された血清尿酸値が高めの健常者(20歳以上、日本人男性、血清尿酸値5.5~7.0 mg/dL)の血清尿酸値をプラセボ摂取時と比較して有意に低下させた。12週間の継続摂取試験では、ルテオリンを1日あたり10 mg摂取することで、血清尿酸値が高め(血清尿酸値6.0~7.9 mg/dL)の健常な男女の血清尿酸値をプラセボ摂取と比較して有意に低下させた。
カ)科学的根拠の質
評価指標である血清尿酸値において、機能性関与成分であるルテオリン10 mg/日の継続的摂取をしていた2報2研究ではバイアスリスク、非直接性、不精確、非一貫性に問題はなく、その他(出版バイアスなど)に軽度な問題があるとの評価だった。また効果量についても適当であったことから、エビデンス総体の確実性は中程度であった。摂取期間が最長でも12週間であること、採用論文が2報と十分とは言えないことから、さらなる臨床研究が望まれる。