記憶の鉄人R
届出番号 K436
商品名 記憶の鉄人R
届出者名 株式会社龍泉堂
届出日 2025/10/15
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(錠剤、カプセル剤等)
機能性関与成分名 ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
表示しようとする機能性 本品にはピロロキノリンキノン二ナトリウム塩が含まれています。ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力(言葉を記憶し思い出す力)、注意力(注意を維持し、正確に対処する力)、判断力(変化する状況に応じて適切に対処したり、推論したりする力)、認知柔軟性(指示の変化に対応して処理する力)を維持する機能のあることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健常な中高年者
一日当たりの摂取目安量 1粒
一日あたりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
含有量:21.5mg
保存の方法 直射日光や高温多湿を避けて保存してください。
摂取の方法 1日1粒を目安に、水またはぬるま湯とともにお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量をお守りください。食物アレルギーのある方は、原材料をご参照の上、召し上がらないでください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09RA00000HPXQYYA5

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当該製品の機能性関与成分「ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩」を含む食品(カプセル、錠剤、粉末など)は、日本国内において2021年4月から全国規模で販売されており、これまでの約4年間に1,500万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2025年4月30日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品において重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに安全性を評価したが、サプリメント形状の当該製品及び類似食品の日本における販売期間が短かったため、安全性試験に関する評価を実施した。
そこで、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の安全性に関して、既存情報及び文献情報の検索を行ったところ、安全性に問題のないことが確認された。また、日本人の健常者を対象としたピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の過剰摂取試験(当該製品の一日摂取目安量の7.5倍量摂取の臨床試験)を行った結果でも安全性に問題のないことが確認されている。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるピロロキノリンキノン二ナトリウム塩が用いられている。
また、機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、本届出日時点においてデータベースを用いて調査した結果、医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかった。
このような背景によって、当該製品の機能性関与成分「ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩」は食経験を有しており、また既存情報及び文献情報、並びに臨床試験結果をもとに安全性を評価し、安全であることを十分に確認できたことから、当該製品の安全性は問題がないものと判断できる。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

(ア)標題
機能性関与成分である「ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩」を含む食品を摂取した場合における認知機能に関するシステマティックレビュー
(イ)目的
健常成人において、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩を経口摂取することによる認知機能に関する定性的システマティックレビューの実施を目的とした。
(ウ)背景
いま認知症患者が世界的に増えてきている。認知症及び認知機能低下に対する予防対策は、健康維持・増進の観点から関心が高まっている。ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩(PQQ)は、酸化還元補酵素であるピロロキノリンキノンの水溶性塩として精製された食品(成分)である。これまでの細胞及び動物試験により、PQQはミトコンドリア産生及び活性化、抗酸化作用による神経細胞の保護、神経栄養因子の一つである神経成長因子(NGF)及びNGF受容体の発現増加による神経細胞の成長及び修復・保護などの機能性のあることが分かっている。しかしながら、PQQの研究成果全体を網羅的に解析したシステマティックレビューは確認できなかった。
そこで、本システマティックレビューでは、健常成人において、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩を経口摂取することによる認知機能の維持について検討を行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2025年5月1日以前において、健常成人において、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の経口摂取が認知機能に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。そこで、抽出した研究論文に対して、バイアスリスク、非直接性、非一貫性等からエビデンスの確実性を評価した。文献調査を行った結果、このたび採択・評価された研究論文(採用文献)は3報であった。採択された3報の研究論文はいずれも査読付き論文であり、研究デザインはRCTであり、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩を含む食品の経口摂取の結果をプラセボ摂取群との群間比較で評価したものであった。採用文献1の対象者は加齢による物忘れが多くなったと感じている、疾病に罹患していない日本人の40歳以上80歳未満の健常成人男女58名(ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩(PQQ)摂取群:27名、プラセボ摂取群:31名)であった。採用文献2の対象者は健常成人男女41名(PQQ摂取群:21名、プラセボ摂取群:20名)であった。採用文献3の対象者は20~65歳の健常成人男女62名(PQQ摂取群:31名、プラセボ摂取群:31名)であった。いずれも著者に原料販売会社の社員等が含まれていた。
(オ)主な結果
採用文献1の臨床試験では、PQQ(21.5mg/日)の経口摂取により、主要アウトカムであるCognitraxの認知機能領域スコアの各項目の変化量は、試験食品を12週間継続摂取した時点でプラセボ群とPQQ群の間に、「総合記憶力」、「言語記憶力」、「反応時間」、「総合注意力」、「認知柔軟性」、「実行機能」において有意な差があり、実測値でもPQQ群においては摂取前と比較して摂取12週目で有意な改善が認められた。また、「運動速度」の実測値では、試験食品を12週間継続摂取した時点でプラセボ群とPQQ群の間に有意な改善が示された。その他にも物忘れアンケート(DECO)指標の変化量は、試験食品の摂取6週目及び12週目においてプラセボ群とPQQ群の間に有意な差があり、実測値でも摂取12週目においてプラセボ群とPQQ群の間に有意な改善が認められた。また、MMSE-Jスコアの変化量は、試験食品の摂取12週目においてプラセボ群と比較してPQQ群に改善傾向が認められた。なお、試験期間中においてPQQの経口摂取に起因する有害事象は無かった。
採用文献2の臨床試験では、PQQ(20mg/日)の経口摂取により、主要アウトカムであるストループテストのSIの変化は、平均SIから2SD離れている被験者を除外した場合、12週間後にプラセボ群のSIの変化よりも有意に低く、Touch Mスコアは12週間後に初期スコアが70未満のPQQ群においてのみ有意に増加した。また、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の経口摂取に起因する有害事象はなく、安全性に問題のないことも確認された。
採用文献3の臨床試験では、PQQ(20mg/日)の経口摂取により、主要アウトカムであるCognitraxの認知機能領域スコアの各項目の実測値は、試験食品を12週間継続摂取した時点でプラセボ群とPQQ群の間に、「総合記憶力」、「言語記憶力」において有意な改善が認められた。さらに年齢層別解析を行った結果、41~65歳では摂取12週目で「総合記憶力」、「言語記憶力」において有意な差が認められた。20~40歳では摂取8週目で「認知柔軟性」、「処理速度」、「実行機能」において有意な差が認められ、摂取12週目で「認知柔軟性」、「実行機能」において有意な差が認められた。また、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の経口摂取に起因する有害事象はなく、安全性に問題のないことも確認された。
(カ)科学的根拠の質
採択・評価された3報の研究論文は、査読付き論文であり、研究デザインがRCTであったため、エビデンスの質は高いと考えられる。また、本システマティックレビューの限界については、未発表の研究データが存在する可能性が否定できないものの、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要なデータベースを使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。しかし、一定のバイアスリスク等(バイアスリスク評価は「中/疑い」、非直接性は「低」、不精確は「中/疑い」、非一貫性は「低」、出版バイアスは「中/疑い」)が認められたことから、最終的なエビデンスの確実性は「中」とした。なお、採用された論文が3報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が期待される。