届出番号 A218
商品名 さば水煮M(エム)
届出者名 マルハニチロ株式会社
届出日 2016/02/12
変更日 2019/10/01
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 DHA
表示しようとする機能性 本品にはDHA が含まれます。DHA には認知機能の一部である、数・ことば・図形・状況などの情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 疾病に罹患していない者
一日当たりの摂取目安量 一日当たり190グラム(1缶)を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:DHA
含有量:DHA 880mg
保存の方法 直射日光を避け、常温で保存
摂取の方法 そのまま、又は調理してお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●切り口で手を切らないようにご注意ください。
●開缶の際は、液汁の飛びはねにご注意ください。
●開缶後は早めにお召し上がりください。
●破裂する恐れがありますので缶のまま温めないでください。
●さばのひれが希に硬い場合がありますので、ご注意ください。
●表面に白い斑点が粒状に固まっている場合がありますが、これは脂肪分ですので安心してお召し上がりください。
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41910010890501

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

当社には、さば水煮の缶詰を50年以上製造し、年間約1300万缶を販売してきた実績がある。この間に重篤な健康被害の報告は無く、さばみそ煮の缶詰は十分な食経験に裏付けされた安全な食品であると言える。
当該製品は上述のさば水煮の缶詰と同等の製品であるため、同等の安全性を有しているものと考えている。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

ア.標題:
DHAによる認知機能に関する研究レビュー

イ.目的:
誰に P):疾病に罹患していない成人に
何をすると I):DHAを摂取させることは
何と比較して C):プラセボ摂取と比較して
どうなるか O):認知に関する機能(記憶)に効果が認められるか

ウ.背景:
認知機能(記憶は認知機能の一部)に対するDHAの効果については、数多くの報告がある。しかし、疾病に罹患していない成人に着目して研究成果全体をまとめたレビューは限られている。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。

エ.レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、ランダム化比較試験(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない成人を対象としていることを条件に実施した(検索日2015/8/30)。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が実施した。

オ.主な結果:
文献検索の結果、DHAの摂取による認知機能の一部である記憶に関する効果は、8報の文献で認められた。これらの文献から、DHAを1日当たり880 mg以上摂取することで効果が発揮されると判断した。また、効果が認められた試験は、いずれも、提示された数やことば、図形や状況などの情報を覚え込み、その情報を維持し、維持した情報を思い出して、思い出したことが正しいか確認するといった一連の脳内の作業を評価していた。これらの知見に基づき、本製品の表示しようとする機能性は、「認知機能の一部である、数・ことば・図形・状況などの情報の記憶をサポートする機能がある」とした。
当該製品は一日当たりの摂取目安量(1缶、190g)中にDHA 880 mg以上を含む食品であり、当該機能に効果が期待できるものと判断した。

カ.科学的根拠の質:
採用文献の各種バイアス・リスク(偏りの危険性)は低く、エビデンス(科学的根拠)の強さはB(中)と判断した。なお、効果を肯定する文献8報のうち日本で実施された研究報告は2報あり、当該機能性において人種間に差異が認められるとした報告も無いため、日本人への外挿性(結果を日本人に適用すること)に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分DHAを1日当たり880 mg以上摂取することにより、認知機能の一部である記憶に関する機能に効果が認められると考えられる。

(構造化抄録)