届出番号 B138
商品名 国産本格生姜 有糖
届出者名 株式会社伊藤園
届出日 2016/08/02
変更日 2019/10/11
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 ショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)
表示しようとする機能性 本品にはショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)が含まれます。ショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)には、寒い季節や冷房条件下において体温(末梢)を維持する機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な方
一日当たりの摂取目安量 1本
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:ショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)
含有量:6mg
保存の方法 高温多湿の場所を避けて保存してください。
摂取の方法 熱湯などで溶かしてお飲みください。
摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 開封後はチャックをしっかり閉め、涼しい所に保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41910110170501

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

食経験について
ショウガには当該製品の関与成分であるショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)が含まれています。ショウガは食糧あるいは香辛料として日本および世界各国で古くから利用されてきた植物で、その食経験は長く、またヒト及び動物を用いた研究においても安全性が十分に確認されている安全な食材です。当該製品の原材料はショウガに由来するしょうが末を使用しており、ショウガの食経験の面からも当該製品は安全だと考えています。
当該食品と類似する食品の喫食実績
当該製品と類似する食品は、「国産しょうが(機能性表示食品非対応品、以下現行製品)」として2014年12月から現在まで日本国内で販売しています。また、同組成の機能性表示食品「国産しょうが」を2016年9月から発売する予定です(届出番号 A298)。現行製品の原料であるしょうが末には当該製品の関与成分であるショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)が含まれています。粉末状のものをお湯に溶かして飲むもので当該製品と同様の摂取形態、摂取方法です。また現行製品に含まれる1本あたりのショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)量も当該製品と同じです。現行製品でこれまでに健康被害に対する情報はありません。なお原材料のうち、食感の向上を目的として現行製品のでん粉に代わり、当該製品では本葛(葛澱粉)を使用いたします。現行製品と当該製品間に機能性・安全性の差はありません。
医薬品との相互作用について
ショウガ自体には血液凝固を抑制する働きがあります。そのため、血液凝固剤と機能性関与成分との間に相互作用があることが報告されています。当該製品は健常成人を対象として開発したもので疾病に罹患している方は対象としておりませんが、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談して下さい。
まとめ
ショウガはこれまでの食経験や当該食品と類似する食品の喫食実績から安全であると考えられ、機能性表示食品として当該商品を販売することは適切であると考えております。当該製品は健常成人を対象として開発したもので疾病に罹患している方は対象としておりませんが、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談して下さい。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】
ショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)の体温低下抑制効果について
【目的】
ショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして:以下ショウガ由来ポリフェノール)の体温低下抑制効果の科学的な根拠を調査しました。“健康な方において、ショウガまたはショウガ抽出物の摂取により、摂取しないときと比べて体温低下を抑制するか”を調べた文献を探しました。
【背景】
現代は夏場でも過剰な冷房により寒冷環境下で過ごす機会が増え、一時的な体温の低下に伴う不快な寒さ(冷え)を感じる場合があります。体温低下の抑制は重要な課題です。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語文献(1975年以降)と英語文献(1971年以降)を調査した結果、2件の報告がありました。
【主な結果】
これらの文献には、ショウガ乾燥粉砕物または抽出物の摂取による、体表温(指)の低下の抑制、またショウガ由来ポリフェノール量4.76mg以上の摂取によるエネルギー代謝の亢進が述べられていました。
【科学的根拠の質】
“体が温まる“感覚は個人差があるので、文献では体の表面や中の温度、エネルギー代謝など様々な値を測定しています。対象者は冷えを自覚する女性で、男性はいませんが、性別による効果の違いは報告されていません。
文献1では、ショウガ粉末1gの摂取で手を水に浸けたときの手の温度の低下を抑える効果を述べています。この試験は寒い季節や冷房などによる手の冷えを想定したものです。また、別の参考文献では、ショウガ由来ポリフェノール6mgの摂取で、室温22℃で座った状態(“少し肌寒く感じる環境”)での体表(額、指)や体幹部の温度(鼓膜温)の低下を抑制する効果を述べています。ショウガ由来ポリフェノールは体温を上昇させることから、寒冷負荷後の体温の低下を抑え、本来の状態に戻すのを助け、体温を維持する形で効果を発現していると考えられます。
よって、ショウガ粉末の摂取で体温の低下が抑制され、ショウガ由来ポリフェノール6mgの摂取で、寒い季節や冷房などの環境下でも、体温が維持されるものと考えられます。当該製品はショウガ粉末を原料とし、1本にショウガ由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオールとして)を6mg含有しますので、同様の効果が期待できます。