届出番号 | G1231 |
商品名 | クロノケアG(ジー) |
届出者名 | フジッコ株式会社 |
届出日 | 2022/02/08 |
変更日 | – |
撤回日 | – |
販売中 | 販売休止中 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | 黒大豆ポリフェノール |
表示しようとする機能性 | 本品には黒大豆ポリフェノールが含まれます。黒大豆ポリフェノールには日常生活により生じる一過性の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。また、黒大豆ポリフェノールには加齢とともに低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血流の増加度)の維持に役立つ機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 日常生活で一過性の疲れを感じている健常な男女、健常な中高年男女 |
一日当たりの摂取目安量 | 3粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:黒大豆ポリフェノール 含有量:150mg |
保存の方法 | 直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください。 |
摂取の方法 | 1日3粒を目安に、水またはぬるま湯などと一緒にお召しあがりください。 |
摂取をする上での注意事項 | ●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。●原材料名をご確認のうえ、食物アレルギーのある方はお召しあがりにならないでください。●小さなお子様には与えないでください。●乾燥剤が入っていますので、誤って召しあがらないようご注意ください。 |
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 | 無 |
消費者庁URL | https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42202030410100 |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法
■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
当該製品の安全性に関する届出者の評価
本届出食品に含まれる機能性関与成分である黒大豆ポリフェノールは、黒大豆の種皮より抽出して得られた、黒大豆種皮抽出物(黒大豆ポリフェノール58%含有)に由来するものである。本届出食品の類似品として、黒大豆ポリフェノールを関与成分とするサプリメント形状の食品「黒豆粒のチカラ」(フジッコ株式会社)が2009年より販売されており、販売前のヒトへの安全性試験により十分な安全性が確認されている。具体的には黒大豆種皮抽出物480mg(黒大豆ポリフェノールとして280mg)を含有するサプリメントを12週間摂取し、臨床上問題となるような所見は認められなかった。また、「黒豆粒のチカラ」は発売後12年を経過し、その間の販売数は12万パックを超えるが、その間健康被害の報告もない(一日摂取目安量:黒大豆種皮抽出物300mg~600mg(黒大豆ポリフェノールとして174mg~348mg))。さらに、本品に使用している黒大豆種皮抽出物はこれまで、サプリメントを初めとする多数の健康食品に使用されているが、特に重大な健康被害の報告はない。
黒大豆ポリフェノールを構成するカテキン、アントシアニン、プロシアニジンについても、通常に摂取する場合には問題となる健康被害情報はない。また、本品の原材料である黒大豆種皮抽出物について、試験管内、動物、ヒトに対して安全性試験を実施しており、安全性を確認している。特にヒトにおいては、黒大豆種皮抽出物660mg(黒大豆ポリフェノールとして380mg)を8週間摂取した場合、および黒大豆種皮抽出物を480mg(黒大豆ポリフェノールとして280mg)を12週間摂取した場合について確認している。
本品には黒大豆種皮抽出物が1日摂取目安量300mgで配合されており、黒大豆ポリフェノールを150mg/日摂取できるように担保された設計であることから、上記により安全性に問題がないことを確認している。
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法
■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア)標題
黒大豆ポリフェノール含有食品の摂取による、日常生活により生じる一過性の疲労感を軽減する機能について。
イ)目的
健常成人を対象に、黒大豆ポリフェノール含有食品を継続的に摂取することによる、疲労による症状に及ぼす影響を、プラセボ(偽薬)と比較して検証することを目的とした。
ウ)背景
疲労の原因は過活動状態の継続により生じる酸化ストレスであり、体内の酸化ストレスにより細胞が傷つけられることで疲労を感じる。また、酸化ストレスは自律神経の乱れを引き起こす。自律神経が乱れて副交感神経の働きが悪くなると、休息時においても疲労の回復が遅くなる。黒大豆ポリフェノールは高い抗酸化作用を有することから、酸化ストレスを抑制し、疲労による症状を軽減する機能が期待できると考えられる。しかし、これまでに、このような機能を評価したレビューの報告はない。
エ)レビュー対象とした研究の特性
健常成人を対象に、黒大豆ポリフェノール摂取による日常生活により生じる一過性の疲労感に及ぼす影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索し、論文の内容を精査したところ、採用論文は1報となった。
オ)主な結果
採用論文において、20歳以上65歳未満の健常な男女に対して、黒大豆ポリフェノール58mg/日を4週間摂取させた結果、プラセボ摂取群と比較し、日常生活により生じる一過性の疲労感を軽減することが示された。本レビューにより、黒大豆ポリフェノール58mg/日を経口摂取することにより、日常生活により生じる一過性の疲労感を軽減する機能が期待できると考えられた。
カ)科学的根拠の質
採用論文は1報のみであったが、研究の精度が高い、プラセボ対照ランダム化二重盲検クロスオーバー法による試験であり、黒大豆ポリフェノールの疲労による症状を軽減する機能は評価に値すると判断できる。研究の限界として、出版されていない未公表研究がある可能性も否定できないことから、情報の偏りがある疑いは否定できない。また、採用論文が1報のみであり、今後の研究の注視が必要である。
ア)標題
黒大豆ポリフェノール含有食品の摂取による、加齢とともに低下する血管のしなやかさの維持効果について
イ)目的
健常成人を対象に、黒大豆ポリフェノール含有食品を継続的に摂取することによる、血管のしなやかさに及ぼす影響を、プラセボ(偽薬)と比較して検証することを目的とした。
ウ)背景
血管内皮の障害により血管の収縮と拡張のバランスが崩れると、やがて動脈硬化などの疾患に繋がることから、正常な血管内皮が持つ血管の収縮と拡張のバランスを調節する血管内皮機能、すなわち「血管のしなやかさ」を維持する機能は、生活の質や健康の維持増進に有用である。黒大豆ポリフェノールは高い抗酸化作用により、血管内皮細胞の一酸化窒素(NO)産生を促進することで血管内皮機能を維持することが報告されている。しかし、健常成人を対象とした、黒大豆ポリフェノールの血管内皮機能に対する影響を評価したレビューの報告はない。
エ)レビュー対象とした研究の特性
健常成人を対象に、黒大豆ポリフェノール摂取による血管内皮機能への影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索し、論文の内容を精査したところ、採用論文は1報となった。
オ)主な結果
採用論文において、50歳以上65歳以下の健常な男女に対して、黒大豆ポリフェノール58mg/日を4週間摂取させた結果、プラセボ摂取群と比較し、血管内皮機能を評価する指標の1つであるプレチスモグラフィにおけるFBF値(%FBF90秒、%FBF AUC1-2min)が有意に高値を示し、血管内皮機能を維持する効果が認められた。プレチスモグラフィで測定したFBF値は、加齢とともに低下することが知られている。本レビューにより、黒大豆ポリフェノール58mg/日を経口摂取することにより、加齢とともに低下する血管内皮機能を維持する効果、すなわち「血管のしなやかさ」を維持する効果が期待できると考えられた。
カ)科学的根拠の質
採用論文は1報のみであったが、研究の精度が高い、プラセボ対照ランダム化二重盲検クロスオーバー法による試験であり、黒大豆ポリフェノールの血管のしなやかさを維持する効果は評価に値すると判断できる。研究の限界として、出版されていない未公表研究がある可能性も否定できないことから、情報の偏りがある疑いは否定できない。また、採用論文が1報のみであり、今後の研究の注視が必要である。