ネレル
届出番号 I699
商品名 ネレル
届出者名 ラシェル製薬株式会社
届出日 2023/09/13
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれます。GABAには、一時的な疲労感やストレスを感じている方の睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 健康な成人男女
一日当たりの摂取目安量 1袋
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:GABA
含有量:100mg
保存の方法 直射日光、高温、多湿の場所を避けて保存してください。
摂取の方法 袋を開封し、そのままお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 ●原材料名をご確認の上、食物アレルギーのある方はご利用にならないでください。●原材料の性質により、商品によって色や香りが若干異なる場合や変わる場合がありますが、品質には問題ありません。●降圧薬を服用している方は医師または薬剤師に相談してください。●本品は、多量の摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項 ●乳幼児・小児の手の届かないところに保存してください。●個包装開封後は、すぐにお召し上がりください。
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42302150840103

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

本届出品は機能性関与成分(GABA)を一日当たりの摂取目安量で100 ㎎配合した食品である。新製品であるため、最終製品での喫食実績がないため、既存情報における機能性関与成分 GABA での安全性評価をした。
1、既存情報による食経験の評価:公的機関、民間機関のデータベースにおいて、機能性関与成分 GABA の喫食実績を調査した。その結果、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜 100 g 中に GABA が 20~50 ㎎以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており、食品安全委員会において「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。
2、安全性試験による評価:GABA の食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、21 報あった。10~1,000 mg の GABA を単回~12 週間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢など)はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。更に本届出品に使用している GABA を用いた安全性試験(①GABA241.5 ㎎を 13 週間継続摂取した安全性試験②GABA1207.7mg を 4 週間継続摂取した安全性試験)を実施し、いずれも安全性に問題ないことを確認している。ここから、本届出品に含まれている機能性関与成分 GABA には十分な安全性があると判断できる。GABA は単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられた GABA と本届出品に含まれる GABA は同等のものであると言える。以上のことから、機能性関与成分 GABA を配合した本届出品の安全性に問題はないと考えられる。ただし GABA は医薬品との相互作用は十分にわかっていないが降圧剤などの医薬品との摂取には注意した方が良いという医師の意見もあるため、摂取をする上での注意事項に、降圧剤等の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】GABA摂取による睡眠の質改善機能に関する研究レビュー

【目的】健康な成人男女がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品(プラセボ)を摂取した場合で、日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)に対する効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】ストレスは、ヒトの睡眠に様々な影響を及ぼすことが知られている。主観的ストレス、緊張感や不安が多い人に睡眠問題の有症率が高く、ストレスが高いことやストレスにうまく対処できないことは不眠症のリスクを高めてしまう。一時的および日常的なストレスを緩和することは、睡眠に関する諸問題の解決に有効であると考えられる。GABA摂取により、精神的ストレスがかかる作業における一時的な疲労感を軽減することや、睡眠の質を改善することが報告されている。
本研究レビューでは、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)を改善する効果について、網羅的に検索し、機能性について検討した。なお、睡眠の質(眠りの深さ)の評価方法として、当該分野において学術的に広くコンセンサスが得られている客観的評価法(脳波計)を用いている文献のみを採用した。

【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査をした結果、健康な成人男女を対象とし、GABA摂取時とプラセボ摂取時を比較した試験デザインであり、脳波(ノンレム睡眠時間)を評価している文献として、2報を採用し評価した。

【主な結果】健康な成人男女に対するGABA摂取(100 mg/日)の効果として、採用文献2報で、深い睡眠時間の有意な増加(p<0.05)を示している。また1報では、ストレス状況や疲労感の違いによる層別解析を実施した場合に、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人のノンレム睡眠ステージ3(最も深い眠り)の時間が、GABA摂取時はプラセボ摂取時と比較して有意に増加した。以上から、GABAは、睡眠の質に不満を持ち、かつ、一時的な疲労感やストレスを感じている者において、睡眠の質(眠りの深さ)を向上させる機能を発揮すると評価した。

【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。調査対象とした論文は査読を実施したRCT論文で、客観的評価指標である脳波であるため、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、論文数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。