グロンファイターハイパーチャージ
届出番号 I954
商品名 グロンファイターハイパーチャージ
届出者名 常盤薬品工業株式会社
届出日 2023/11/27
変更日
撤回日
販売中 販売休止中
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 クエン酸
表示しようとする機能性 本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は継続摂取により日常の生活や運動後の疲労感を軽減する働きがあることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者 成人健常者で、日常生活や運動後の一時的な疲労感が気になる方
一日当たりの摂取目安量 1日1袋を目安にお召し上がりください
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 機能性関与成分名:クエン酸
含有量:2700mg
保存の方法 直射日光、高温をさけて保存してください
摂取の方法 1日1袋を目安にお召し上がりください。(1日摂取目安量に合わせて記載)
摂取をする上での注意事項 原材料をご確認の上、食物アレルギーが心配な方は、お召し上がりにならないでください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項
消費者庁URL https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42310230680100

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法

■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

当該製品の安全性に関する届出者の評価

クエン酸は遊離状態あるいは塩類として植物中に広く存在し、柑橘類の酸味の主成分である。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安全性評価において、国際的にも一日の許容摂取量(ADI)が制限されていない成分である。国内では年間2万トン以上の需要(2021年)がある主要な酸味料であり、市販されている各種多様な清涼飲料水に使用されている。また1本当たりクエン酸を2,700mg含有する飲料を試験食品とするヒト長期摂取試験およびヒト過剰摂取試験にて有害事象の有無を確認したところ、臨床的に問題となる異常所見や副作用は認められなかった。
以上のように食経験が豊富にありかつ有害事象もないことから、本品を適切に摂取することにより安全性に問題はないと評価した。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法

■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

当該製品の機能性に関する届出者の評価

標題:最終製品「グロンファイターハイパーチャージ」に含まれる機能性関与成分「クエン酸」の日常生活の疲労感軽減作用に関する研究レビュー
目的:クエン酸の日常生活の疲労感軽減作用に対する機能性を評価すること
背景:クエン酸の疲労軽減効果については長年にわたって数多く報告されている。しかし、クエン酸の疲労感軽減作用を総合的に評価した研究は行われていなかった。そこで、本研究レビューではクエン酸を含む食品について「対象者:健常成人(栄養学的観点から成人)、介入:クエン酸を含む食品の経口摂取、比較:プラセボ食品の経口摂取、アウトカム:疲労感の軽減に対する有効性、研究デザイン:ランダム化比較試験(RCT)」を設定し、その機能性を検証することを目的とした。
レビュー対象とした研究の特性:最終検索日である2017年11月9日以前にデータベースに公開された国内外の健康な成人男女を対象にしたランダム化比較試験を検索し、疾病に罹患していない健常者を対象とした論文3報が得られた。採用3報文とも、査読付きの原著論文であり、RCTで実施されている。
主な結果: 概要を以下に示す。
① 自転車エルゴメーターによる低負荷運動直前のクエン酸摂取が、血中乳酸及び疲労感へ及ぼす効果の検証を、健康な成人男性11名(平均年齢22.9±3.9歳)を対象としてクエン酸1000mgを配合した水100mLあるいはプラセボを単回摂取させ、無作為化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験を実施した。
VAS (Visual Analogue Scale) 検査による主観的評価により、プラセボ摂取
群と比較して、クエン酸摂取群で軽度な運動後の疲労感の有意な軽減(p=0.045)が認められた。同様に軽度な運動後において、血中乳酸値は、プラセボ摂取群に対して、クエン酸摂取群が有意に低下(p<0.05)したことが認められた。
② 日常生活において疲労を自覚する健常成人男女625名(男性230名、女性395名)を対象とし、レモン果汁由来のクエン酸2700mgを配合した100mLの飲料を1日1本、4週間摂取させ、無作為化プラセボ対照並行群間比較試験を実施した。
VAS検査による主観的評価により、プラセボ摂取時と比較して、レモンクエン酸含有飲料摂取時では、全体的疲労感が摂取2週目~4週目で有意に軽減(2週目:p<0.05、3・4週目:p<0.01)、身体的疲労感が摂取3週目~4週目で有意に軽減(3週目:p<0.05、4週目:p<0.01)したが、精神的疲労感は有意な軽減がみられなかった。
③ 日常生活において疲労を感じやすく、疲労を自覚する健常成人男女24名(男性11名、女性13名)を対象とし、レモン果汁由来のクエン酸2700mgを配合した100mLの飲料を1日1本、8日間摂取させ、無作為化プラセボ対照並行群間比較試験を実施した。
VAS検査による主観的評価により、プラセボ摂取時と比較して、レモンクエン酸含有飲料摂取時では、全体的疲労感、精神的疲労感は減少傾向がみられたものの有意な差ではなく(それぞれp=0.090、p=0.071)、身体的疲労感はほとんど差がみられなかった。
科学的根拠の質:採用された文献は3報ともRCTであり、そのうち群間差ありの論文が2報(文献1,2)であった。群間差なし論文は1報(文献3)であり、エビデンスとして限界があった。しかし、介入群において疲労感の軽減傾向が見られたことや、摂取期間が短いことから一貫性を否定することはできないため、クエン酸の疲労感軽減作用は期待できると考えられる。