ビフィコロンSの成分・効果効能・飲み方・副作用を検証

日清ファルマ株式会社から発売されている機能性表示食品「ビフィコロンS」。TVCMも行われています。価格や購入方法が気になる方は、公式サイトを参考にしてください。

こちらでは、成分・効果効能・飲み方・副作用などについて確認していきます。

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目次

ビフィコロンSの基本情報

届出番号D318
商品名ビフィコロンS(エス)
届出者名日清ファルマ株式会社
食品の区分加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名ビフィズス菌(BB536株)
表示しようとする機能性本品には生きたビフィズス菌(BB536株)が含まれます。ビフィズス菌(BB536株)には腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。
当該製品が想定する主な対象者腸内環境が気になる健常成人、腸の調子が気になる健常成人
一日当たりの摂取目安量1日1カプセルを目安に、十分な水又はぬるま湯と共に、噛まずにお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量機能性関与成分名:ビフィズス菌(BB536株)
含有量:55億個

ビフィコロンSの原材料・栄養成分

<原材料名>
でん粉(国内製造)、ビフィズス菌末(乳成分を含む)/ HPMC、ショ糖エステル、キトサン(かに由来)、シェラック、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン、カラメル色素、植物ワックス、ミツロウ

<栄養成分表示>
※1カプセル(0.28g)あたり
エネルギー:1.25kcal
たんぱく質:0〜0.05g
脂質:0.02〜0.04g
炭水化物:0.23g
食塩相当量:0.0015〜0.0046g

ビフィコロンSの効果効能

効果が確かなものなのか気になる方は、機能性に関する基本情報で、どのように効果が検証されているのか見ていきましょう。

機能性の評価方法■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
機能性に関する届出者の評価【標題】
「ビフィコロンS(エス)」に含まれる機能性関与成分ビフィズス菌(BB536株)の腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能に関する定性的研究レビュー

【目的】
健常成人が、生きたビフィズス菌(BB536株)を摂取する場合と摂取しない場合とを比較して、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が認められるかを評価することを目的としました。

【背景】
プロバイオティクスとして用いられるビフィズス菌には様々な生理作用が報告されていますが、ビフィズス菌(BB536株)の腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能に関する研究レビューは確認できませんでした。

【レビュー対象とした研究の特性】
検索は2018年9月20日、25日に実施しました。対象期間は各データベースの収録開始から検索実施日までとし、対象集団は健康な成人としました。
研究デザインは比較対照が明確な摂取試験とし、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能を評価した試験を選択しました。結果、6編の論文が見つかり9件の研究結果が抽出されました。

【主な結果】
本研究レビューは5つのデータベースを使用し、言語を日本語及び英語に限定し網羅的に検索を行いました。その結果抽出された9件の研究では、ヨーグルト等の形態で1日当たり20億~200億個の生きたビフィズス菌(BB536株)が摂取されていました。評価の結果、健常成人が生きたビフィズス菌(BB536株)20億個以上を含む食品を摂取することで、腸内環境を示す指標(便中ビフィズス菌数・占有率、便中代謝産物量)と、腸の調子を示す指標(排便頻度)の改善が認められ、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が認められると判断しました。また、重篤な有害事象は認められませんでした。
本製品は9件の研究で主に使われた食品形態とは異なりカプセル形態ですが、生きたビフィズス菌(BB536株)が大腸に届くように作られており、当該機能性を表示することは適切であると判断しました。

【科学的根拠の質】
本研究レビューの採用論文6編のうち、無作為化クロスオーバー比較試験は1編、単一群群内比較試験は5編であり本研究レビューの結果はバイアスリスクを伴うものでした。また、研究デザインの差異や異質性の問題でメタアナリシスを実施できず定性的研究レビューとしたため、不精確性、非一貫性は独自の評価基準を設定しました。
本研究レビューでは言語、定量性に関して研究の限界が認められ、今後の1次研究での結果が本研究レビューの結果に影響を与える可能性がありますが、抽出した9件の研究を様々な観点から評価した結果、科学的根拠の質に問題はないと評価しました。

ビフィコロンSの飲み方

次のように書かれています。
「1日1カプセルを目安に、十分な水又はぬるま湯と共に、噛まずにお召し上がりください。」

注意点として以下が書かれています。
「●まれにカプセルが十分溶解されずにそのまま便に出る場合があります。その場合は中止あるいは使用回数を減らしてください。
●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。
●乳幼児の手の届かないところに保管し、乳幼児には与えないでください。
●原料の特性上、色が変化する場合がありますが、品質上問題ありません。
●開封後はチャックをしっかりと閉めて保管し、お早めにお召し上がりください。(14カプセル入りの場合)
●開封後はフタをしっかりと閉めて保管し、お早めにお召し上がりください。(30カプセル入り、60カプセル入り、90カプセル入りの場合)」

ビフィコロンSの副作用

安全性に関する基本情報で、副作用について問題がないかどうか確認がされているので、見ていきましょう。

安全性の評価方法■既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性に関する届出者の評価当該食品「ビフィコロンS(エス)」の機能性関与成分であるビフィズス菌(BB536株)は、2009年にアメリカ食品医薬局からGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)認定を受け、食品としての安全性はアメリカにおいても認められています。この資料の中で、ビフィズス菌(BB536株)1,000億個/日を摂取した試験で安全性に問題ないことが報告されています。

また、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースに、ビフィズス菌(BB536株)の安全性に関する評価について記載があり、ビフィズス菌(BB536株)50億個~200億個/日を摂取した試験で、試験期間中に下痢・腹痛等のおなかの不調があったとの報告はありません。

以上より、機能性関与成分のビフィズス菌(BB536株)を1日摂取目安量の1カプセル当たり55億個含む当該製品を健常成人が適切に摂取する場合は、安全性に問題ないと判断しました。

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参考情報

機能性表示食品についてもっと知りたい方はこちらのページを参考にして下さい。

機能性表示制度とは何?健康食品業界が大きく動く第三の制度
機能性表示食品の広告を作るときの5つの注意点
機能性表示食品とは?機能性表示食品の意味・定義

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