株式会社東洋新薬「メディスキン」の特徴・成分・効果

メディスキンは、株式会社東洋新薬の機能性表示食品です。
機能性関与成分は、「米由来グルコシルセラミド」になっています。

メディスキンの詳細について見ていきましょう。

目次

商品情報

<原材料名>
還元パラチノース、コラーゲンペプチド(ゼラチン)、セラミド含有米抽出物、豚プラセンタ抽出物/ビタミンC、セルロース、ナイアシン、ステアリン酸カルシウム、二酸化ケイ素、パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、ビタミンB2、ヒアルロン酸

基本情報

届出番号A10
商品名メディスキン
届出者名株式会社東洋新薬
食品の区分■加工食品(■サプリメント形状)
機能性関与成分名米由来グルコシルセラミド
表示しようとする機能性本品には、米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能があるため、肌の調子を整える機能があることが報告されています。
当該製品が想定する主な対象者肌の乾燥を自覚し、経皮水分蒸散量が高めの方
一日当たりの摂取目安量1日あたり2粒を目安にお召し上がりください。
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量機能性関与成分名:米由来グルコシルセラミド
含有量:1.8 mg(1日2粒あたり)

安全性に関する基本情報

安全性の評価方法■安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
安全性に関する届出者の評価1. 食経験
グルコシルセラミドは様々な食品素材(米、小麦、とうもろこし、みかん、舞茸、たもぎ茸、ビート、大豆、こんにゃくなど)に含まれている。なお、本品の機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」を含む原材料である「セラミド含有米抽出物」は、2005 年より製造・販売されている。

2. 既存情報の安全性調査結果
グルコシルセラミドの安全性情報に関する文献調査を行った結果、グルコシルセラミドの安全性に関連した報告は見当たらなかった。

3. 安全性試験結果
本品の機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」を含む原材料である「セラミド含有米抽出物」について、以下の試験を行い安全性を評価した。

1) 急性毒性及び亜慢性毒性の評価
セラミド含有米抽出物の単回経口投与時の毒性作用を評価した結果、異常は認められなかった。セラミド含有米抽出物の反復経口投与時の毒性作用を評価した結果、セラミド含有米抽出物 5%混餌群において、毒性学的に意義のある変化は認められなかった。以上のことから、セラミド含有米抽出物のラットにおける無毒性量は 5%混餌量に相当する投与量(雄、雌でそれぞれ 3.0、3.4 g/kg 体重/日)であると考えられた。

2) 遺伝毒性の評価
細菌を用いる変異原性試験(in vitro 試験)、ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験(in vitro 試験)、げっ歯類を用いる小核試験(in vivo 試験)を行い、セラミド含有米抽出物の遺伝毒性作用を評価した。その結果、セラミド含有米抽出物は遺伝毒性を示さないと考えられた。

3) ヒト安全性試験
セラミド含有米抽出物のヒトへの安全性を評価するために、長期摂取試験(1日摂取目安量相当を 12 週間継続摂取)及び過剰摂取試験(1 日摂取目安量の約 5 倍量相当を 4 週間継続摂取)を行った。その結果、セラミド含有米抽出物摂取に起因する有害事象の発現は認められなかった。

4. 医薬品との相互作用
文献調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。

5. まとめ
以上より、セラミド含有米抽出物は、基本的な安全性に懸念はないと考えられた。なお、本品はセラミド含有米抽出物以外には十分な食経験を有する原材料から構成されるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられた。

機能性に関する基本情報

機能性の評価方法■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
機能性に関する届出者の評価1. 標題
植物由来グルコシルセラミドの摂取が経皮水分蒸散量へ及ぼす影響の評価

2. 目的
健常者において、植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が、プラセボ摂取時と比較して、経皮水分蒸散量を指標とする「肌の保湿力(バリア機能)」と角層水分量を指標とする「肌の潤い」を改善するか検証することを目的とした。

3. 背景
植物由来グルコシルセラミドは、経口摂取することで、ヒトの経皮水分蒸散量を改善することが報告されている一方で、そのエビデンスの総合性に関する研究報告はない。

4. レビュー対象とした研究の特性
健常者における植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が経皮水分蒸散量と角層水分量に及ぼす影響に関する、2014 年 9 月 30 日以前に報告されている研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査した結果、8研究(査読誌 6)について、システマティックレビューを行った。なお、8 研究は、全て日本で実施されたプラセボ対照無作為化比較試験であり、2 研究は女性のみを対象としていた。

5. 主な結果
8 研究における対象者数は 22 例~173 例、摂取期間は 3 週~12 週、摂取されたグルコシルセラミドの由来は、蒟蒻 3 報、米 2 報、トウモロコシ、ビート、パイナップル各 1 報ずつであった。1 日あたりの摂取量は 5 研究が 1.8 mg であった。摂取量不明の 1 研究と安全性のみを評価項目としていた 1 研究を除く 6 研究についてメタアナリシスを実施した結果、グルコシルセラミドにより経皮水分蒸散量の有意な低下が認められた。一方、角層水分量は統計学的に有意な効果は認められなかった。なお、経皮水分蒸散量とは、肌の角層から揮発す
る水分量を測定したものである。

6. 科学的根拠の質
米由来を含む植物由来グルコシルセラミドは 1.8 mg/日の経口摂取により、経皮水分蒸散量を改善することが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。
・ 公表バイアスは検出されず、信頼性の高いプラセボ比較試験であったが、研究計画の事前登録や利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない
・ 摂取期間が最長でも 12 週間であるため、これ以上継続摂取した際の影響は不明である
・ 本レビューは、植物由来グルコシルセラミドの 1 つとして米由来グルコシルセラミドを加えて評価したものであるため、確定的な結論を導くには弱い

参考情報

機能性表示食品についてもっと知りたい方はこちらのページを参考にして下さい。

2015年開始!機能性表示制度とは?健康食品業界が大きく動く第三の制度
機能性表示食品の広告を作るときの5つの注意点
機能性表示食品とは?機能性表示食品の意味・定義

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