2017年10月11日から改良新発売された「グッスミン GABAのちから」。
睡眠にかんする効果を示した機能性表示食品です。
どんな特徴や効果があるのか見ていきましょう。
目次
商品情報
引用元:ライオン商品ページ
■原材料名
醸造酢(トマト酢)、アップル果汁、エリスリトール、ギャバ含有乳酸菌発酵エキス、L-カルニチン/グルコン酸Ca、香料、酸味料、トマトリコピン、甘味料(アセスルファムK、スクラロース、ソーマチン)、V.B6、V.B2
■栄養成分表示:1本100mLあたり
熱量:7kcal/たんぱく質:0.2g/脂質:0g(飽和脂肪酸:0g)/炭水化物:4.1g(糖質:4.0g、食物繊維:0.1g)/食塩相当量:0.073g
機能性関与成分:GABA 100mg
基本情報
届出番号 | C97 |
商品名 | グッスミン GABA(ギャバ)のちから |
届出者名 | ライオン株式会社 |
食品の区分 | 加工食品(その他) |
機能性関与成分名 | GABA |
表示しようとする機能性 | 本品にはGABAが含まれます。GABAには健やかな眠り(寝つきの向上)に役立つことが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 健常な成人(疾患に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
一日当たりの摂取目安量 | 1本(100mL) |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:GABA 含有量:100mg |
安全性に関する基本情報
安全性の評価方法 | ■喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 ■既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
安全性に関する届出者の評価 | 1.喫食実績による食経験の評価 「グッスミン GABA(ギャバ)のちから」と同一製品を2009年に発売し、7年間でおよそ180万本販売している。当該製品には十分な喫食実績があり、販売以降、重篤な健康被害が発生していないことを確認している。 2.既存情報を用いた安全性試験の評価 GABAまたはGABA含有食品の安全性試験に関する調査を行った結果、動物を用いた反復経口投与毒性試験およびヒトを対象とした臨床試験が報告されている。安全性に関する臨床試験では、120~1000mgのGABAを4~12週間、健常人または正常高値~軽症高値血圧者に摂取させている。その結果、有害事象の発現は認められず、ヒトでの安全性に問題はないと判断されている。 当該製品に含まれるGABAの一日摂取目安量は100mg/日であり、過剰摂取(300mg/日)を考慮しても、既存安全性情報から当該製品を摂取した際の安全性に懸念はないと考えられる。 3.医薬品との相互作用 データベースおよび文献等を調査した結果、理論的には、降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により、低血圧を起こす可能性が指摘されている。しかし、一日3000mgのGABAを含有する医薬品「ガンマロン錠」において、相互作用のある医薬品や禁忌に降圧薬の記載はなく、GABAと医薬品との相互作用は報告されていないことから、重篤な症状は生じないと考えられる。 また、当該製品は健康な成人男女を対象としており、上記医薬品との併用は考えにくい。 4.まとめ 当該製品の食経験、および、GABAまたはGABA含有食品の安全性試験に関する既存情報から、適切に摂取するうえで当該製品の安全性に懸念はないと考えられる。 |
機能性に関する基本情報
機能性の評価方法 | ■最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
機能性に関する届出者の評価 | ア.標題 GABAを含む食品を摂取した場合の睡眠に対する機能の検証。 イ.目的 健常成人に対して、GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合とを比較して、睡眠が改善するか否かを検証すること。 ウ.背景 現代の日本人の5人に1人が睡眠に問題を抱えているとされる。睡眠障害は日中の眠気や活力の低下を引き起こすだけではなく、様々な疾病の原因ともなり得るため、睡眠を改善することは、精神的、肉体的な健康の維持に寄与する。そこで、GABAを配合した機能性表示食品を販売するにあたり、GABAの睡眠に対する機能の研究レビューを実施した。なお、GABAはγ-アミノ酪酸とも呼ばれるアミノ酸の一種で生体内にも存在する成分である。 エ.レビュー対象とした研究の特性 2016年11月17日以前に報告されている英語及び日本語の研究を対象とした。 レビュー対象は、健康な成人を研究対象とした査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は4報あった。利益相反について、特に問題となるものはなかった。 オ.主な結果 本研究レビューでは、4報の論文を採用した。その試験設計については、被験者数は10~62名、摂取期間は1~12週、GABAの一日摂取量は100mgであり、被験者は全て成人であり病者は含まれないと判断された。4報中2報においては脳波計を使った睡眠状態解析を行っていた。脳波計の評価項目のうち、寝つきにかかる時間が、GABAを含まない食品を摂取した場合と比較して、GABAを含む食品を摂取することで有意に短縮されることが2報で報じられており、信頼できるエビデンスの質があると判断された。 以上より、GABAは健常者に対して、睡眠状態(入眠時間の短縮)を改善する機能があると結論付けられた。 カ.科学的根拠の質 効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性が残るものの、本研究レビューで評価した論文は本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、直接的な科学的根拠として問題の無いものであった。総合的に判断して、これらの論文は信頼できる質があると判断でき、GABAの睡眠改善効果を裏付けるものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は100mgのGABAを摂取しており、この量未満の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。 (構造化抄録) |
参考情報
機能性表示食品についてもっと知りたい方はこちらのページを参考にして下さい。
・2015年開始!機能性表示制度とは?健康食品業界が大きく動く第三の制度
・機能性表示食品の広告を作るときの5つの注意点
・機能性表示食品とは?機能性表示食品の意味・定義
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