オンライン診療とは?法律やサービスの仕組みを解説

すでに、「オンライン診療」を受診された経験がある人もいるのではないでしょうか?

近年、インターネット通信技術の目覚ましい発展により、お互い遠距離にいながらもスムーズな面談が可能となっている環境と、厚生労働省からの診療に関わる法律の解釈を明確化した通知により、「オンライン診療」が実質解禁となり、オンライン診療システムを導入する病院やクリニックが増えています。

病院やクリニックまで行かなくても医師の診察が受けられる「オンライン診療」とはどのようなものなのか?また、オンライン診療に関わる法律やサービスの仕組み、オンライン診療のメリットやデメリットについて解説します。

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オンライン診療とは?

「オンライン診療」とは、「遠隔診療」とも呼ばれ、インターネット通信を利用して、医師が画面の向こう側にいる患者を診察するものです。

つまり、患者は、病院やクリニックに行かずに自宅や会社などでモニター越しに診察を受けられるシステムです。予約や会計もインターネット上で行います。たとえば、スマートフォンがあれば、全く、診察場所を選ばず、どこでも診察可能ということになります。

オンライン診療が可能になった背景

このようにオンライン診療が可能となった背景には、近年のインターネット通信技術の進歩によって、鮮明な画像を送ることができるようになったり、ビデオ通話が可能であること、そして、何より、厚生労働省から「遠隔診療」に関する通知が出されたことにあります。

それまで、医師法第20条に抵触するのではないかという懸念から、厚生労働省より例示された状況や病気以外でのオンライン診療(遠隔診療)は原則禁止と考えられていましたが、2015年8月に厚生労働省から出された「遠隔診療」に関する通達で、その適用範囲を狭く解釈し過ぎなくてよいという内容により、「オンライン診療」が事実上、可能となりました。

オンライン診療に関わる法律の規制や内容

オンライン診療が可能となった背景の一つに厚生労働省からの「遠隔診療」に関する通知がありますが、その内容について触れておきましょう。

オンライン診療は、「医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診察中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。」という医師法第20条に抵触するのではないかと懸念され、普及に繋がっていませんでした。

オンライン診療は、「自ら診察」に値するかどうかというのが問題だったわけです。
2015年8月に厚生労働省から、「医師法第20条等における「診察」とは、現代医学から見て、疾病に対して一応の診断を下し得る程度のものをいい、遠隔診療についても、現代医学から見て、疾病に対して一応の診断を下し得る程度のものであれば、医師法第20条等に抵触するものではない。」(情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について事務連絡平成27年8月10日)という通知が出され、その適用範囲についても離島やへき地の患者さんや厚生労働省から例示された病気の患者さんに限ったものではないことも明確に示されたことにより、継続診察に対してオンライン診療が可能になりました。

さらに、2017年7月14日付けの厚生労働省からの「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」について)」の通知(医政発0714第4号)により、再度周知、明確化がされました。

その内容は、以下のようなことが明示されています。
1:離島やへき地に限らず、オンライン診療は可能である
2:遠隔医療を実施する例として示されている病気以外でもオンライン診療は可能である
3:保険者が実施する禁煙外来(自費診療)については、定期的に健康診断や健康検査が行われていることを前提に、患者側からの要請があった場合、医師の判断で遠隔診療のみとなった、または、診療が中断してしまい、結果、対面診療が行われなかった場合も可能である
4:医師や患者本人であることが確認できる状況で、テレビ電話や電子メール、ソーシャルネットワーキングサービス等の使用で患者の心身の情報を得ることができれば、これらによるオンライン診療が可能である

オンライン診療のメリット4つ

オンライン診療は、今後ますます増えていくことが予想されますが、オンライン診療にはどのようなメリットがあるのかまとめます。

①病院へ行かずに医師の診察が受けられる

オンライン診療は、病院へ行かずに、予約、診察、会計がオンライン上で可能で、自宅などで医師の診察が受けられるのが最大のメリットです。仕事が忙しく病院へ通院する時間がなかなか取れない人や、通院時に大勢の人に出会うことが辛いという状況の人にとって、通院が楽になります。ただし、オンライン診療が可能となるのは、初診は来院して対面診察を受け、医師がオンライン診療が可能であると判断した場合になります。

②交通の便に左右されない

離島や交通の便が悪い地域に住んでいる、自宅から専門の病院、クリニックまでが遠いなどの場合、病院やクリニックに行くまでが大変です。一度は行けても定期的に通院となると、継続が難しかったりします。このような場合、オンライン診療は、同じ医療機関での継続的なフォローが可能になります。

③天候に左右されない

定期的な通院が必要な場合、晴れた日の通院はそれほど気にならなくても、雨の日や雪の日などの通院は、大変です。たとえば、積雪の多い地域などでは、大雪や吹雪の場合は、通院ができない場合があります。しかし、オンライン診療は、天候に左右されず、予約した日時に診察を受けることができます。

④時間に左右されない

病院に行くまでに時間がかかり、さらに、待ち時間で時間がかかり、「病院に行くのは一日がかり」という話はよく耳にします。

オンライン診療は、予約の時間になれば待ち時間なく診察が受けられます。

オンライン診療のデメリット4つ

次に、オンライン診療のデメリットについても知っておきましょう。

①通院回数が増える可能性がある

オンライン診療の結果、血液検査や触診などの必要性がある場合、再度、病院に行って検査や診察となるため、通院回数が増える可能性があります。

②症状を見落とす可能性がある

オンライン診療では、医師は患者さんに直接触れて状態を診る「触診」ができません。また、患者さんの顔色や患部の色などもモニターの精度によって、実際とは微妙な違いが生じる可能性は否定できません。

しかし、実際は、オンライン診療は、対面診察と組み合わせて診療が行われるため、このリスクを少なくすることができるのではないかと考えます。病気や症状によっては、オンライン診療可能と判断されない場合もあるでしょう。

③インターネット通信ができる環境が必要

オンライン診療を受けるには、まず、パソコンやスマートフォンといったインターネットができる環境が必要です。そして、オンライン上で予約やクレジットカード決算を行うことになるため、パソコンやスマートフォンの基本的な操作方法を理解していないとオンライン診療を受けるのは難しいかもしれません。インターネットの使用に不慣れな高齢の患者さんの場合など、介助の人などの協力が必要になる場合もあるでしょう。

④個人情報が漏れる可能性がある

インターネット上で、医師と患者と間で個人の情報を共有することになるため、その情報が外部へ漏れてしまうというリスクはゼロではないでしょう。

オンライン診療が可能になるサービス例2つ

オンライン診療を可能とするために、CLINICS(クリニクス)やポートメディカルといったサービスシステムを導入する病院、クリニックが増えています。

サービス内容は、通常の保険診療の場合、まず初診は、対面診療を受け、医師によりオンライン診療が可能と判断された場合、次回の診療からオンライン診療が可能となります。

それぞれのサービスシステムを簡単にご紹介します。

①CLINICS(クリニクス)

スマートフォンにクリニクスの無料アプリをダウンロードして使用できます。
病院で診察を受けて、医師がスマホ通院可能と判断した場合、次回からスマートフォンで診察が受けられます。

料金は、通常の診察費用にプラス予約料(一部無料の場合があるようです)がかかってきます。料金は医療機関により異なるため、確認は、各医療機関に問い合わせましょう。

サービスの流れは、スマートフォンのアプリ上で、カレンダーから空いている診察時間を予約し、問診票に回答します。診察日時になったら医師の診察を受け、診察後は、クレジットカード決算で会計をします。その後、自宅まで薬や処方箋が郵送されます。

②ポートメディカル

ポートメディカルの対応病院で対面診察を受けて、医師がオンライン診療可能と判断した場合、再診時からオンライン診療が受けられます。

料金は、通常の診療費用のほかに、ポートメディカルのシステム利用料がかかります。
サービスの流れは、インターネット上で、ポートメディカルに登録(無料)し、初診時に病院から案内された医師コードを入力し、送信を行います。問診、診察日時の予約を行い、診察当日は、電話、テレビ電話、チャットなどで医師の診察が行われます。診察後は、クレジットカード決算で会計をし、その後、自宅まで薬や処方箋が郵送されます。

各サービスシステムのホームページにシステムを導入している医療機関が紹介されています。

まとめ

インターネットによる通信技術の進歩により、オンライン診療でも患者の状態が把握可能な状況と、厚生労働省より、オンライン診療は、医師法第20条にただちに抵触するものではないと明示されたことにより、オンライン診療が可能な病院、クリニックが増えています。

さらに、スマートフォンに接続するデジタル体温計やデジタル聴診器などもあり、スマートフォン上に体温、心音、肺音が記録されてインターネットを介して、医師とデータを共有することができます。

今後これらの普及により、オンライン診療でもより詳細な情報を医師側に伝えることができ、さらにオンライン診療は広がり、発展していくのではないでしょうか。

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