カネカユアへルスケア株式会社から発売されている機能性表示食品「還元型コエンザイムQ10」。
「還元型コエンザイムQ10」は成分名で、「還元型コエンザイムQ10」が含まれるサプリメントは他社からも多数販売されています。
カネカユアへルスケア株式会社の「還元型コエンザイムQ10」の詳細を見ていきましょう。
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目次
還元型コエンザイムQ10の基本情報
届出番号 | A196 |
商品名 | 還元型コエンザイムQ10(キューテン) |
届出者名 | カネカユアへルスケア株式会社 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | 還元型コエンザイムQ10 |
表示しようとする機能性 | 本品には還元型コエンザイムQ10を含みます。還元型コエンザイムQ10は、日常の生活で生じる一過性の身体的な疲労感の軽減に役立つことが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 成人男女 |
一日当たりの摂取目安量 | 1粒 |
一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量 | 機能性関与成分名:還元型コエンザイムQ10 含有量:100mg |
還元型コエンザイムQ10の原材料・栄養成分
<原材料名>
食用油脂、コエンザイムQ10(還元型)/加工デンプン、グリセリン、乳化剤(大豆由来)、ゲル化剤(カラギナン)、増粘剤(ミツロウ)、カラメル色素、pH調整剤
<栄養成分>
1粒(460mg)あたり エネルギー:3.2kcal たんぱく質:0g 脂質:0.29g 炭水化物:0.15g、食塩相当量:0.005g
機能性関与成分:還元型コエンザイムQ10 100mg
還元型コエンザイムQ10の効果効能
効果が確かなものなのか気になる方は、機能性に関する基本情報で、どのように効果が検証されているのか見ていきましょう。
機能性の評価方法 | ◼最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
機能性に関する届出者の評価 | ア 標題 還元型コエンザイムQ10 (機能性関与成分)の、日常の生活で生じる一過性の身体的疲労感の軽減について イ 目的 成人健常者が機能性関与成分を摂取したとき、日常の生活で生じる一過性の身体的な疲労感が軽減するか検証した。 ウ 背景 機能性関与成分はエネルギー産生に必須であり、また活性酸素からの細胞保護に重要な抗酸化物質である。機能性関与成分による抗疲労効果は複数報告されているが、成人健常者を対象とした研究レビューはない。なお「疲労」は、日本疲労学会の定義「疲労=身体的活動能力の低下」「疲労感=精神的・身体的活動意欲の低下」に従い、慢性疲労を除いた「一過性の疲労」とそれに伴う疲労感に関する論文を検索した。 エ レビュー対象とした研究の特性 2015年2月17日~3月6日に、それまでに発表された成人健常者を対象としたヒト試験を検索し、専門家の審査を受けた学術論文4報に絞り込んだ。更に、その後に公開された1報を追加し、5報とした。 オ 主な結果 ①出口ら、2008年 日本人高齢者が機能性関与成分を1日100mgで6ヶ月間摂取した結果、活動意欲(疲労感)の指標:「活力」及び「心の健康」が明らかに改善した。 ②Kawaharadaら、2013年 日本人看護師が機能性関与成分を1日100mgで4週間摂取した結果、活動意欲(疲労感)の指標:仕事でのストレス及び仕事への意欲が明らかに改善した。 ③清水ら、2015年 日本人中高齢者が機能性関与成分を1日150mgで8週間摂取した結果、活動意欲(疲労感)の指標:「活力」「心の健康」「精神的側面のQOL」が明らかに改善した。また、1日の歩数(身体的活動量の指標)が明らかに増加し、疲労の指標である唾液中の抗体成分の分泌が改善傾向を示した。 ④Alfら、2013年 欧州人トップアスリートが機能性関与成分を1日300mgで6週間摂取した結果、明らかな運動パフォーマンス(身体的活動能力)の向上が認められた。この結果は、運動によって生ずる急性疲労を都度回復又は蓄積を抑制した結果、運動パフォーマンスが向上した可能性が考えられる。 ⑤Bloomerら、2012年 米国人が機能性関与成分を1日300mgで4週間摂取した結果、血中コエンザイムQ10濃度の高い人では、運動パフォーマンス(身体的活動能力)向上について肯定的な結果が認められた。 いずれの試験でも機能性関与成分に起因する有害な事象は認められなかった。 カ 科学的根拠の質 本研究レビューの結果、機能性関与成分100mg摂取の2報で疲労感軽減が、150mg摂取の1報で疲労感軽減及び身体的活動量増加が、さらに300mg摂取の1報で身体的活動能力の向上が認められた。以上より、本機能性関与成分の有効な1日あたりの摂取量は100mg~300mgであると示唆された。 1日の摂取量や人種が異なることが本研究レビューの課題であるが、本品を摂取する方の特性(年齢、性別、健康状態)や期待効果(身体的疲労感の軽減)と、採用論文の内容は概ね一致した。今後、さらに信頼性の高い研究を追加していくことが望ましい。 以上から、本機能性関与成分を1日100mg~300mg摂取することにより、「日常の生活で生じる一過性の身体的な疲労感の軽減に役立つ」効果が期待できると評価した。 |
還元型コエンザイムQ10の飲み方
「食品として1日1粒を目安に、水またはお湯でお召し上がりください。」と書かれています。
還元型コエンザイムQ10の副作用
安全性に関する基本情報で、副作用について問題がないかどうか確認がされているので、見ていきましょう。
安全性の評価方法 | ◼喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 ◼既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
安全性に関する届出者の評価 | 本製品の安全性に関して、①喫食実績による食経験の評価、②既存情報による安全性試験の評価、③医薬品との相互作用に関する評価を実施した。 ①本製品は、これまで販売してきた「還元型コエンザイムQ10 30日分・14日分(以下、従来品)」製品の表示内容のみ変更した製品であり、原材料・一日摂取目安量に変更がないことから、これまでの販売実績を喫食実績として取り扱えると判断し、評価を行った。 従来品は2010年から約5年間で30日分(1日1粒、30粒入り)製品に換算して約100万製品が販売された。販売期間を通じて、従来品を使用したことによる重篤な有害事象の報告はなかった。従来品に起因する可能性のある軽微な有害事象(発疹、胃部不快感、下痢)についても、機能性関与成分に起因すると特定されたものはなかった。 ②コエンザイムQ10(以下、CoQ10)は、酸化型と還元型が存在し、酸化型CoQ10を摂取した場合、体内で直ちに還元型CoQ10に還元され、還元型CoQ10として多く存在することから、酸化型CoQ10の安全性情報も還元型の安全性を示すものとして利用可能と考えられる。 データベース及び臨床試験に関する情報を収集したところ、還元型CoQ10及び酸化型CoQ10について重篤な有害事象の報告はなく、適切に摂取する場合において安全であるとの評価であった。また、本製品(1日摂取目安量100mg)を上回る量を用いた臨床試験(最高摂取量:酸化型CoQ10 3,000mg/日を5ヶ月間摂取、長期摂取試験:還元型CoQ10 300mg/日を96週間摂取)が実施されており、いずれも重篤な有害事象はなく、安全であることが確認されている。また、還元型CoQ10の最大1日量300mg/日までの安全性に関するNDI(New Dietary Ingredient;新規ダイエタリー成分)としての申請が米国食品医薬品局(FDA)に受理されており、豪州の医薬品管理局(TGA)も還元型CoQ10の推奨最大1日量は300mgであると通知している。 ③還元型コエンザイムQ10と医薬品との相互作用について、6種類のデータベースを検索したが、相互作用に関する報告はなかった。 以上より、本製品を適切に摂取することにより安全上の問題はないものと評価され、本製品を機能性表示食品として販売することに問題はないものと判断する。 |
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参考情報
機能性表示食品についてもっと知りたい方はこちらのページを参考にして下さい。
・2015年開始!機能性表示制度とは?健康食品業界が大きく動く第三の制度
・機能性表示食品の広告を作るときの5つの注意点
・機能性表示食品とは?機能性表示食品の意味・定義
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