アフィリエイトはやめとけと言われることがありますが、本当にやめておいたほうがいいのでしょうか。
やめとけと言われる理由や現実、稼ぐためのコツなどについても解説します。
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アフィリエイトはやめとけと言われる理由10個
1. 稼ぐのは簡単ではない
アフィリエイトで稼ぐのは簡単ではありません。「自動化」「すぐに」のような文言を聞いたことがあるかもしれませんが、実際のアフィリエイトは泥臭いことも多く、ビジネスの中で難しい「新規集客」を行う手段であることが多いため、難易度は高いです。
アフィリエイトで稼げるようになれれば、相当なスキルが身についています。
50%以上は月1万円稼ぐことができていません。※ただし、月100万円以上稼いでいる人もいます。
2. 稼げるようになるまで時間がかかる
アフィリエイトといえど、ビジネスであり、すぐに稼げる人はほとんどいません。アフィリエイトにも様々な手法がありますが、どの手法でも複合的なスキルや顧客理解が必要になります。
詳しくない業界の商品であれば、業界や商品への理解も必要となるでしょう。
3. 稼げても時給換算すると低い
やっとアフィリエイトで稼げるようになったとしても、膨大な時間がかかっていて時給換算するとアルバイトの時給より低いなんてこともあります。
大きな金額を稼げるようになるにはいくつものハードルを乗り越える必要があります。
4. ライバルが多く強い
以前は大手企業や上場企業がアフィリエイトに参入してくることは多くありませんでしたが、今では珍しいことではなくなりました。
ライバルに大手企業や勢いのあるベンチャーがいることも多く、どのマーケットで戦うのかポジショニングや戦略がより重要になってきています。
以下の図では、競合となるサイト数が年々増加しているのがわかります。
引用元:株式会社ファンコミュニケーションズ
5. 検索エンジンやSNSの変化のスピードが早い
検索エンジンのアルゴリズム変動や、SNSのプラットフォームの仕様やアルゴリズムの変化など、数年で流れが大きく変わります。稼ぎ続けるためには、その変化に対応し続ける必要があります。
例えば、Twitterはイーロン・マスク氏が買収してサービス名は「X(エックス)」となり、仕様が次々と変化しています。
以下の図は、Googleの大きなアルゴリズムアップデートの変遷です。
引用元:Yoast
6. 収入が安定しない
アフィリエイトは主に新規顧客獲得に対する成果報酬です。そのため、新規顧客を常に獲得しないと自分の収入が確保できません。
例えば、過去に月数百万円を稼いでも、プラットフォームのアルゴリズム変動や商品の流行の変化、販売会社の都合などによって、一気に月数十万円にまで下がることもあります。
7. 不労所得にはならない
不労所得がほしいと思ってアフィリエイトに取り組んだ人もいるかもしれませんが、これまで書いたように変化に対応する必要があり、新しい取り組みも行わないと生き残ることができないため、不労所得とは程遠いものです。
過去からの積み上げによって一時的に楽ができることもありますが、不労所得にすることは難しいでしょう。
8. 怪しいイメージがある
アフィリエイトは大手企業が取り組んだり、広告出稿したりしているケースも多く、特に怪しいものではありませんが、情報商材や一部の事業者の活動によって怪しいイメージが残っています。
人によっては「怪しいビジネスでしょ?」と言われることもあるかもしれません。
9. 逮捕された人もいる
アフィリエイトをしている事業者の中には逮捕された人もいます。例えば、薬機法違反、著作権法違反などの事例があります。
アフィリエイトで扱う商品によっては業界特有の法律が絡むこともあるため、事前に関連法律を調べた上で、取り組むのが安全です。
10. トラブルが起きている
アフィリエイトに取り組んでいるとトラブルが起こることもあります。関連する法律に違反していた場合や、広告を管理しているASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)が倒産して収益が振り込まれなかった場合など。
リスク対策もしながら、取り組むことが必要です。
アフィリエイトの現実は厳しい?
これまで書いた内容を見ると、アフィリエイトは実に厳しい業界に思えるかもしれません。
しかし、アフィリエイトの市場規模は右肩上がりでチャンスも多い市場です。
引用元:矢野経済研究所
簡単に稼げるわけではありませんが、やり方次第でビジネスを成長させることは可能です。得意なジャンルや大手が真似できない方法などで取り組みましょう。
最初の方で出した資料ですが、割合は少ないものの、月に100万円以上など多くの金額を稼いでいる人がいることもわかります。
アフィリエイトで稼げない人の特徴6個
1. ライティングスキルが低い
ブログ、Youtube、インスタグラム、X(旧Twitter)、TikTokなど、どれに取り組むにしてもライティングスキルは重要です。
例えば、動画であってもシナリオを事前に書いて動画を撮影していることも多いです。
文章の流れ、わかりやすさ、言葉の選び方、相手に行動してもらうための文章の書き方など、ライティングといっても学ぶべきことはたくさんあります。
ライティングスキルが高ければ、どのプラットフォームでも勝つことができるでしょう。
2. 商品や顧客への理解が低い
商品や顧客の解像度が低く、理解できていないと頓珍漢な内容を書いてしまったり、表面的なアピールのみになったりして売れません。
例えば、男性が女性用化粧品を売る場合、自分が使っていないので、正しい理解ができないまま、売っている可能性があります。
3. 競合が強すぎる
アフィリエイトでは、クレジットカード・脱毛・FXなどは長年存在するマーケットで、競合も大手やアフィリエイトを長年やっている企業が多く、熾烈な争いが繰り広げられています。
そのような競合が強すぎるところで勝負している場合、なかなか稼げるようにはならないでしょう。
4. プラットフォームの理解ができていない
プラットフォームのその時の状況や仕様が理解できていないと、PVやフォロワーなどが増えず、収益にもつながりません。
IT業界は変化のスピードが早く、アルゴリズム変更や、仕様の変更がよくあります。これらの変化に早くキャッチアップできないと稼ぐことはできないでしょう。
5. 作業が不足している
稼ぎ始めるまでは、失敗も含めて多くのPDCAを回す必要があります。作業量をこなさないと質もなかなか上がりません。
頑張ったつもりでも作業量が圧倒的に少ない場合もあります。大量のインプットをしているものの、作業量が少ない人は稼ぐのが難しいです。
6. 新しいことを学習できていない
新しい変化に対応するだけでなく、自分のスキルアップのために新しいことを学習して、それを活かす必要があります。
もともと圧倒的な知識やスキルを持っている人であれば、問題ないかもしれませんが、知識やスキルが不足しているのであれば、新しいことを学習しなければいけません。
学習せずに作業だけやっていても成果はなかなか出ないでしょう。古いやり方に固執している場合もあります。
アフィリエイトで稼ぐための方法5個
1. 商品を上手に選ぶ
アフィリエイト単価が高く、競争が激しくない商品を上手に選ぶことができれば、稼げる可能性は高くなります。
自分の知識や流行、競合の動きなどを見ながら、商品を上手に選びましょう。ASPの担当者にヒアリングするのもひとつのやり方です。
2. 大手が真似できないことをやる
アフィリエイトで市場のあるジャンルは大手企業が競合にいることもしばしばです。そのような場合に同じ戦い方では勝つことができません。
例えば、商品のレビューを詳しく行う、実店舗に行って写真を撮るなど、大手企業ができないことを考え、実践しましょう。
3. キーワード選定にこだわる
ブログアフィリエイトなど、SEOを行う場合にはキーワードにもこだわりましょう。「◯◯ + おすすめ」のような誰でもすぐに思いつくようなキーワードは競争が激しく、簡単には勝てません。
そのサービスをほしい人がどんなキーワードで検索しているか考えたり、SNSや掲示板等のリサーチも行ったりしながら、競合の少ないキーワードを選びましょう。
例えば、ロングテールキーワードを中心に狙うのも戦略のひとつです。
4. 作業量を増やす
成果を出すためにはどんなに優秀でも作業量が必要です。時間を工面し、作業量を増やしましょう。作業量を増やすことで品質を高めることもでき、ノウハウがついてくることもあります。
どうしても忙しくて時間がとれない場合は、作業を見直したり、ツールを使って時間短縮を行ったり、外注したりして作業量を増やせるようにしましょう。
5. ライティングスキルを上げる
ライティングスキルをあげれば、様々な手法のアフィリエイトで成果が出やすくなります。
コピーライティングの本を読んで自分のコンテンツに落とし込んだり、成果の出ている広告やランディングページなどを探して売れている理由を分析したりして、スキルアップを行いましょう。
アフィリエイトをやるときに知っておきたい法律
アフィリエイトを行うときには知っておきたい法律があります。どれも様々な商品で関わってくる大切なものです。違反行為を行って注意されるだけならまだいいですが、炎上や逮捕にもつながるおそれがあります。
1. 薬機法
薬機法は、特に化粧品や健康食品・サプリメントなどで関係します。医薬品的効能効果をうたえば、薬機法の規制が及び、逮捕されるおそれがあります。過去には実際に逮捕された事例もあります。
よくあるNG表現例をいくつか紹介します。
<化粧品>
・シミが消える
・シワがなくなる
<健康食品>
・ガンに効く
・高血圧が治る
・免疫機能向上
2. 景品表示法
景品表示法は、アフィリエイトで様々な点が問題になる可能性があります。
例えば、商品が実際よりも優れているかのようにアピールしたり(優良誤認表示)、実際よりも良い取引条件で買えるかのように装ったり(有利誤認表示)、ステルスマーケティングを行ったりすれば、景品表示法違反になります。
景品表示法の対象は基本的に広告主ですが、アフィリエイトをする事業者も対象になるおそれや、広告主とトラブルになるおそれがあります。
3. 著作権法
著作権法とは、著作者等の権利を保護するための法律です。例えば、出版物の内容を無断で転載したり、他サイトの画像や文章をコピーして使用したりすれば、著作権違反となります。
過去にも逮捕者が出ています。
まとめ
アフィリエイトで稼ぐことは簡単ではありませんが、チャンスもあります。また、アフィリエイトは新規集客の手段で行われることも多く、スキルがあれば、業務委託で他の会社の集客を手伝ったりすることもできるでしょう。
自分で調べてみて取り組めそうな案件がないか確認してみましょう。
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