成果報酬型広告アフィリエイトの種類一覧

アフィリエイト広告とは、自社の広告をASP(広告代理店)に委託して、インターネット上で宣伝してもらう広告宣伝方法です。

アフィリエイト広告とは、サイト運営者の売上に応じて利益を与える、成果報酬型の広告のことです。


化粧品や健康食品など多くのEC事業者がアフィリエイト広告を利用しており、1つの有力な広告手段として注目されています。アフィリエイト広告を出す企業も、アフィリエイト広告を扱うアフィリエイターも薬事法違反には十分注意してください。

この記事では、アフィリエイト広告をまだよく知らない方に向けて、アフィリエイト広告のことを説明します。

目次

インターネット広告の種類

驚く女性
インターネット広告には①アフィリエイト、すなわち商品の売り上げがあって初めて広告を出稿しているサイト管理者が利益を得る成果報酬型の広告や、②表示するだけでサイト管理者が利益を得る表示型、③グーグルが行っている広告をクリックするだけで管理者が利益を得るクリック報酬型(いわゆるグーグルアドセンス)など様々な種類があり、インターネット上のサイトには、様々なタイプの広告が入り乱れています。

今回は、その中でも成果報酬型の広告であるアフィリエイトの種類について詳しく見ていきます。

アフィリエイト広告8種類

選択

1.ポップアップ型広告

リンクや画像などのURLをクリックすると、別枠で広告が出てくるのがいわゆるポップアップ広告です。ユーザーに強制的に広告を表示させる方法ですので、多くのユーザーに広告を見てもらえるメリットはありますが、強制されるといい気分ではないので、デメリットとしてユーザーに嫌われてしまう場合があります。

2.バナー広告

バナー広告とは、細長い長方形の広告を指します。
一般的には横方向に細長いので、トピックとトピックの間に入れやすく、アピールしやすいというメリットがあります。

よく使用されているのは、ホームページの上部や、スマートフォンであればタイトルの下などです。細長いのでコンパクトにまとめることができ、ちょっとしたすき間に埋め込むことが可能です。また、正方形に近いバナーもあり、形状は様々ですが、サイトのデザインにより使い分けていきます。

広告にはURLがリンクされており、バナーをクリックすると商品ページへとジャンプします。
バナーは一枚の写真やイラストを加工し文字を入れたものから、GIFといい、アニメーションの要領で数枚の広告をコマ送りで表示させて動きを持たせるタイプのものまであり、各社各様に工夫が見られます。

クリックされるかされないかはバナーが魅力的でユーザーの目を引くかどうかも重要な要素となっているため、バナーの作成にはどの企業も力を入れてます。

3.テキスト広告

テキスト広告は最も簡単な広告であると同時に、最も難しい広告でもあるかもしれません。
なぜならたった数行でユーザーの心をつかまなければならないからです。

テキストがユーザーの目に留まらなければそのままスルーされてしまいます。
しかし、数行でユーザーの心をつかむことができれば、多くのユーザーを自社の商品紹介サイトに呼び込むことが可能になります。
このテキスト広告はよりキャッチーな見出しで、伝えたいことを簡潔に書かないといけません。

基本的にネットユーザーは興味を惹かれない文章は読まずに飛ばされて次の文章に目を移します。
CMでもたまにキャッチコピーが流行語になることがありますが、こういう目を引くキャッチコピーや文章があると非常に強いです。
文章中になるべく多くの目を引くキーワードを埋め込むことがユーザーの目を引くコツです。

4.商品リンク

商品リンクは、アフィリエイトを行っているサイト管理者が最も利用しやすい広告でしょう。
なぜなら、管理者が書いた記事の論調に合わせた商品をアマゾンや楽天から探してきて貼り付ければいいからです。

例えば、今日はゲームについての記事を書いたら、アマゾンにあるそのゲームの商品リンクを貼り付けて、サイト訪問者をアマゾンの商品へと誘導します。ゲームの記事を読みに来たサイト訪問者は、もちろんそのゲームに興味がありますので、記事が上手く書けており、十分にそのゲームを買おうという購買意欲をそそる記事であった場合には、多くの訪問者が商品リンクをクリックして、商品購入に至る可能性が高まります。

もしも、サイト管理者に自社の商品を商品リンクで宣伝して欲しい場合には、管理者にこの商品は儲かる、と思わせなければなかなか宣伝してくれません。サイト管理者が掲載してくれやすい条件として、月額いくらで契約し掲載してもらう場合もあります。

5.ライブリンク

ライブリンクとは、楽天アフィリエイトで提供されている広告サービスで、楽天モーションウィジェットとも呼ばれる広告宣伝方式です。これは一列に並んだ広告を横から横にスライドさせることでたくさんの広告をかわるがわる表示させる方法で、一度に多くの広告を表示させることが可能です。

この広告の魅力はユーザーが多くの広告を比較し、広告を組み合わせることができる点です。
例えばパソコンの広告画面が出た場合では、何種類ものパソコンの価格を比較できたり、パソコンとモニター、USBなどが一緒に表示された場合などはこれらの商品を組み合わせて宣伝できます。

この広告は、楽天ランキング商品が掲載されたり、掲載しているページのキーワードなどを分析して、自動的にそのページにカスタマイズされた広告群が掲載されたりします。

<具体例:楽天モーションウィジェット>
楽天商品リンク
引用先:楽天モーションウィジェット

6.検索リンク

検索リンクとは、サイトに検索可能な広告を埋め込むタイプを指します。
これはどういうことかというと、広告に、商品検索対象サイト(アマゾンや楽天など商品検索ができるウィジェットを提供しているサイト)と、検索ワード(商品名など)を検索ボックスに打ち込めるようになっており、ユーザーがこの検索リンクを通して検索し、アマゾンや楽天などのショップで目当ての商品にたどり着き商品を購入すると、購入代金の数パーセントがサイト管理者に支払われる仕組みです。

この検索タイプの広告は、ユーザーがどのような検索をするか読みにくいので、検索リンクから自社の商品をピンポイント検索でヒットさせるには至難の業です。

このタイプの広告で自社製品を売ることを考えるよりも、サイトに自社商品のバナー広告を貼ってもらった方が確実に集客できますので、アフィリエイトをお考えの企業はこの検索タイプの広告には注視する必要はないと思われます。

7.ランキング広告

ランキング広告とは、大手ECサイトが提供する各カテゴリーの人気商品の順位の情報を表示する広告です。
カテゴリーは、サイト管理者によって、自分のサイトのテーマや論調に合わせて選びます。

例えば、ファッション好きのサイト管理者であればファッション関係を、旅行がテーマであれば、旅行代理店のパッケージ旅行のランキングなどです。

このタイプの広告は、人気商品は商品自体に魅力があるために売れやすいことを利用して、人気商品を目立たせて着実にアフィリエイトの売上を伸ばそうというという広告です。このランキング広告で自社の商品を表示させるには、カテゴリーの商品売上で上位にランキングされていないといけません。

8.スマートフォン用広告

スマートフォン用の広告とは、広告表示がスマートフォン用であるタイプの広告を言います。
スマートフォンの上部や下部にずっと表示させておくなど様々な表示方法があります。

現在では、スマートフォンの利用者が非常に多いため、広告の表示もスマートフォンに合わせたタイプが出ています。

広告はユーザーに効果的に見せる必要があるため、スマートフォン用の広告ならスマートフォンに合わせて、ユーザーに目立つような工夫が必要になります。このスマートフォンタイプ用の広告は、広告表示をスマートフォンに最適化したタイプで、広告内容自体は様々です。


まとめ

インターネット上の広告はテレビなどと同様に、人が集まるところで商品を宣伝することにあります。
しかし、テレビと異なることは、インターネット上では大衆に伝えるのではなく、特定の指向を持ったユーザーを対象にすることが可能であるということです。家族が一緒にテレビを見ているのではなく、ユーザーが自分の興味があることを調べてアクティブに動き、その結果アフィリエイト広告に到達します。

テレビとインターネット上の人の流れを考えてみます。テレビは完全に受け身です。別に見たくもないCMも、その後の番組を見たいがために見てしまいます。

しかし、インターネット上では人は積極的に動いています。
検索を通して、リンクをたどって様々な移動を行っています。趣味趣向が同じであれば、たどる道筋や行き着く先も同じ場合が多く、似通った趣味趣向を持つ人の流れが形成されます。この流れは金脈で、例えばゲーム好きの人の流れがあれば、そこで新作ゲームの宣伝をすると、テレビよりも格安でしかも高い宣伝効果が得られるでしょう。しかし、ゲーム好きの人の流れに腕時計の宣伝をしても効果はいまいちとなるのは明白です。

集客のみならず指向も異なった人の流れが形成されており、同一の指向を持った人の流れの金脈を掘り当てることができたら、そこにアフィリエイト広告を出稿すると大きく利益を上げることが可能になります。

この場合は、プロ野球のスタジアムで試合中に球団のグッズを売るように、その商品に興味がある人の集団を見つけることができたということで非常に効率的な広告になり、収益につながります。アフィリエイトがうまくいくかどうかは、御社の商品に興味を持ちそうな人の流れを見極めて、適切なサイトに適切な広告を出すことです。そのためには、アフィリエイターの方々に協力してもらうことも不可欠です。

アフィリエイト広告も医薬品医療機器等法(旧薬事法)の規制が関係しますので、薬事表現にも気を配ってください。

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この記事を書いた人

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