歯磨き粉の広告表現と規制!ホワイトニングは薬機法違反?

歯磨き粉の広告表現と規制!ホワイトニングは薬機法違反?

歯磨き粉は日常的に使うもので、各メーカーから多数の商品が販売されています。

またホワイトニングを美容目的で行う人が増えているため、ホワイトニングとの関係も気になるところです。YoutubeやインスタなどのSNS、Webサイトなどでもホワイトニングの広告をよく見かけるようになっています。

歯磨き粉の広告規制はどうなっているのか、歯磨き粉でホワイトニングは表現できるのか、違法になる場合はあるのかなどについて解説します。

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目次

歯磨き粉の薬機法(旧薬事法)分類

歯磨き粉は、薬機法(旧薬事法)の分類だと、「化粧品」または「医薬部外品」または「医薬品」に該当します。商品によってどれに該当するかは異なります。

ちなみに薬用歯磨き粉は、医薬部外品に該当し、最近の歯磨き粉では主流になっています。

通販サイトでよく売れている商品を見ると、薬用歯磨き粉が多くなっています。

歯磨き粉の可能な広告表現

歯磨き粉の可能な広告表現は、薬機法の分類や商品によって異なります。「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」それぞれでどんな広告表現が可能なのか説明します。

化粧品の場合

歯磨き粉が化粧品の場合は、化粧品の効能効果として認められる56項目のうち、歯にかんする表現を使用することができます。具体的な表現は以下のとおりです。

(49)ムシ歯を防ぐ(※)。
(50)歯を白くする(※)。
(51)歯垢を除去する(※)。
(52)口中を浄化する(歯みがき類)。
(53)口臭を防ぐ(歯みがき類)。
(54)歯のやにを取る(※)。
(55)歯石の沈着を防ぐ(※)。
※使用時にブラッシングを行う歯みがき類

米印のついているものはブラッシングを伴っている点に注意が必要です。

※化粧品の効能効果56項目はこちらのページを参考にしてください。

医薬部外品の場合

医薬部外品は、人体に対する作用が緩和なもので機械器具でないものとされていて、具体的な表現としては以下が認められています。

・歯を白くする
・口中を浄化する
・口中を爽快にする
・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
・歯肉炎の予防
・歯石の沈着を防ぐ
・むし歯を防ぐ
・むし歯の発生及び進行の予防
・口臭の防止
・タバコのヤニ除去

また、医薬部外品の申請で承認された効能効果が別にある場合は、その表現を使うことができます。

医薬品の場合

医薬品は、疾病の治療や予防効果を表現できます。実際に販売されている一般用医薬品の歯磨き粉としては、第三類医薬品があり、効果としては以下の商品があります。

歯肉炎・歯槽膿漏における諸症状(歯ぐきの出血・発赤・はれ・うみ・痛み・むずがゆさ、口のねばり、口臭)の緩和、口内炎。

医薬品であれば、歯肉炎、歯槽膿漏、口内炎などに効くことを表現できます。

※医薬品の種類については「医薬品の種類分類一覧!定義・違い・特徴は?」を参考にしてください。

歯磨き粉でホワイトニング効果は表現できる?

医薬部外品の歯磨き粉では、厚生労働省の承認が必要な有効成分が含まれている場合、ホワイトニング効果を表現できます。

ただ、医薬部外品のホワイトニングは、歯の黄ばみや歯の表現の汚れを落とすもので、歯の本来の色以上に白くする効果はないため、どんな歯でも白くできるなど効果の表現が過度な場合は、誇大広告になるおそれがあります。

さらに、使用後の写真を加工して白さの度合いを上げ、「こんなに白くなった」とアピールしている場合には、景品表示法に違反するおそれがありますので、注意してください。

ホワイトニングサロンが違法にならない場合

美容目的で歯を白くする人が増えたことによって歯科医院以外でホワイトニングを行うホワイトニングサロンが増えていますが、どんな場合だと違法にならないのか説明します。

まず、無資格のスタッフがお客様の口腔内を診察したり、口元に触れたり、口の中に手を入れたりすることはできません。これは歯科医師法で定められています。

そのため、お客様にはセルフで行ってもらうことが必要です。その点をお客様にも説明してスタッフが手伝ったりしないように注意してください。

さらに、ホワイトニング剤は医薬部外品で、照射ライトは医療機器ではないことも必要です。そうでない場合は薬機法違反になるおそれがあります。

歯科医院で使っているような過酸化水素を含んだホワイトニング剤を使用することはできません。

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まとめ

歯磨き粉といっても、実際には薬機法分類だけでも複数あり、商品によって効能効果や広告で表現できる内容が異なります。

さらに、ホワイトニングを意識する人が増えたことで、誤解を招くような広告表現にならないようにすることも大切です。

歯の黄ばみや黒ずみで悩んでいる人の原因によっては、歯磨き粉で白くできないものもありますので、誇大広告にならないように注意してください。

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