メルカリ(フリマアプリ)の化粧品販売・転売は違法?禁止・規制事項は?

最近チケットの転売が問題になり「チケット不正転売防止法」が制定されるなど、転売について世の中の、そして法律の目は厳しくなってきています。

メルカリなどのフリマアプリによって、誰でも簡単にオークションをできるようになりましたが、それにまつわるトラブルも絶えません。

今回紹介する化粧品販売、転売についても注意が必要な部分が多いです。化粧品は人の肌に直に触れる化学製品ですので、販売や転売についてはそれだけチェックポイントが多いことを知ってください。

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化粧品販売自体は合法?

化粧品を販売すること、あるいはメルカリなどで転売すること自体は合法です。購入したけど自分には合わなそうだったから売りたい、サンプル品を薬局でもらったけど使わなかった、そういうものをメルカリ等のフリマアプリで販売、転売することは合法です。

中古品というか、実際に封を開けて何回か使ってしまったものでも、買い手が付けば大丈夫です。ただ、衛生上の問題から、使いかけの化粧品の出品を禁止しているところもあります。

また、化粧品メーカーによっては一切の出品を禁止ししている会社もあり、そうした会社の化粧品をフリマアプリに出すとアカウント停止などの措置を受けます。

自分用の要らない化粧品を売るのは不要品動産の販売で問題ないですが、商売として仕入れて転売する場合(新品を買っても中古を買っても)、「古物商許可証」が必要になります。1回、2回単発で売る分には問題ないですが、儲けようと仕入れて売ると、もはやそれはビジネスとみなされます。

メルカリで禁止されている化粧品の出品物

いちばん利用者が多いであろう「メルカリ」では以下の化粧品の出品が禁止されています。それ以外の化粧品であれば出品原則OKです。

・法的許認可のない手作りコスメ、化粧品、石鹸、シャンプー、コンディショナー、乳液など
・店頭で使用される化粧品のテスター
・化粧品、香水などの小分け販売
・製造番号・製造記号(ロットナンバー)や成分表示が、商品本体やその外箱に記載されていない又は削られている化粧品類
・個人的に輸入した化粧品類
・その他、薬機法に抵触する化粧品類
(以上メルカリHPより)

また、「コスメ・香水・美容」カテゴリ以外での出品はできません。知らずに買ったら化粧品だったということを避けるためです。大瓶で購入し、自分で小さなケース等に小分けにして販売することもできます。

あくまで、買った時の包装そのままの状態で転売することが必要になります。必然的に新品未使用、新品未開封のものが多くなります。開封した古い化粧品の写真をそのまま掲載しても買われないでしょうし、別の容器に移した時点で「小分け」になり販売できません。

禁止物①「手作りコスメ・石鹸など」の理由

メルカリでは手作りのコスメ、石鹸、シャンプー、コンディショナー、乳液など化粧品全般を販売することはできません。自分で作った化粧品は売れないと思ってください。

許可なく製造(手作り)した化粧品を販売することは、「医薬品医療機器等法第62条」及び「医薬品医療機器等法第52条第2項」に違反します。つまり違法行為であり罰せられます。

条文は以下の通りです。

<第52条の2>
医薬品の製造販売業者は、厚生労働大臣が指定する医薬品の製造販売をするときは、あらかじめ、厚生労働省令で定めるところにより、当該医薬品の添付文書等記載事項のうち使用及び取扱い上の必要な注意その他の厚生労働省令で定めるものを厚生労働大臣に届け出なければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。

<第62条>
化粧品については、第51条、第52条第1項及び第53条から第57条までの規定を準用する。(以下準用のための読み替えの条文が記載)

つまり、化粧品を製造販売したい人は、厚生労働大臣の許認可が必要であり、その許可された旨を文章やパッケージにつけないと販売できないということです。自作の化粧品はまず厚生労働大臣の許可は取っていませんよね。だから、メルカリ等で販売できません。

薬剤成分が含まれ、毒にもなる化粧品を無許可で他人に販売することは、やはり許されないというわけです。

ちなみに、大瓶で買った化粧品を小瓶等に小分けすると、その時点で化粧品の「製造」になり、手作りしたのと同じことになり違法行為となります。

禁止物②「輸入した新品・中古化粧品」の理由

もう1点、よくある禁止事項として、海外から輸入した化粧品の転売はNGです。これは新品未開封、新品未使用、中古問わず絶対にダメで、もちろん、「海外ブランド直輸入!」と謳って、大瓶から小分けにして販売するのもNGです。

営利目的ではなく輸入化粧品の場合「余ったから売る」「使わなかったから売る」もダメです。

理由は

「医薬品医療機器等法第62条」及び「医薬品医療機器等法第55条」に違反するからです。

条文を掲載します。

<第55条>
第五十条から前条までの規定に触れる医薬品は、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない。ただし、厚生労働省令で別段の定めをしたときは、この限りでない。

<第55条の2>
模造に係る医薬品、第十三条の三第一項の認定若しくは第二十三条の二の四第一項の登録を受けていない製造所(外国にある製造所に限る。)において製造された医薬品、第十三条第一項若しくは第六項若しくは第二十三条の二の三第一項の規定に違反して製造された医薬品又は第十四条第一項若しくは第九項(第十九条の二第五項において準用する場合を含む。)、第十九条の二第四項、第二十三条の二の五第一項若しくは第十一項(第二十三条の二の十七第五項において準用する場合を含む。)、第二十三条の二の十七第四項若しくは第二十三条の二の二十三第一項若しくは第六項の規定に違反して製造販売をされた医薬品についても、前項と同様とする。

<第62条>
化粧品については、第51条、第52条第1項及び第53条から第57条までの規定を準用する。(以下準用のための読み替えの条文が記載)

少々読みづらいのですが、「外国で製造された化粧品は厚生労働省の許可なく国内で販売してはならない」、ということになります。化粧品の個人輸入については認められていますが、それを転売することはできません。

化粧品を薬に読み替えるとわかりやすいですよね。薬の個人輸入は自己責任でできますが、それを他人に販売したら大変なことになります。国内で認められていない薬剤成分が入っていたら、健康上のリスクは保証できずそんなことは認められないのです。

ラクマやPayPayフリマでも同じ?

ラクマやPayPayフリマなど同様のフリマアプリの化粧品販売規制も同様です。

<ラクマで転売が禁止されている化粧品>
・手作り
・テスター
・小分け販売
・個人的に海外から輸入品
・偽ブランド・レプリカ・模造品
・薬機法に低触する化粧品類
・製造番号、製造記号や成分表が商品本体やその箱に記載されていない又は削られている化粧品類

<PayPayフリマで転売が禁止されている化粧品>
・手作り
・小分け販売
・個人輸入品
・認められた効能効果の範囲を超えた表現をしない

若干の違いはありますが、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマで共通するのは

・手作り
・海外から輸入したもの
・小分けしたもの

なNGということです。これらは上で挙げた「医薬品医療機器等法」の該当条文に引っかかるので違法行為になるから「化粧品転売のガイドライン」として規制されていることになります。これらはこれ以外のどのフリマアプリでも販売禁止で、自分で使うか捨てるかしかないとご認識ください。

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まとめ

以上、メルカリに代表される化粧品の転売について説明しました。化粧品には薬効成分が含まれていて、時には有害になる恐れもあり、むやみに転売することはできずガイドラインが定められています。

自分で作ったもの、大瓶から小分けにしたもの、海外で製造されたものを持ち込んだもの、通販で海外から購入したものは法律で禁止されているので転売できません。

転売できるのは国内で購入した厚生労働省の許認可がある化粧品で、新品未使用、新品未開封、中古いずれも法的には大丈夫ですが、アプリによっては特に中古、開封済み化粧品は衛生上の観点から禁止されていることもあります。

また、要らないものを転売するのは問題ないですが、転売をビジネス(副業含む)にしようとする場合は古物商の許可が必要です。

要は、化粧品転売で利益を上げるのはコスパが悪すぎて、法に触れるおそれも高く、個人で購入した国内ブランドの要らないものを処分するくらいしかできないということが分かります。

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