人気の飲み物であるコカコーラゼロ。コカコーラゼロの成分やカロリー・原材料は何でしょうか。
また普通のコーラとの違い、ダイエットで飲むときは痩せる?太る?体に悪い?など多くの人が気になっていることについても説明します。
コカコーラゼロの成分・カロリー・糖質
コカコーラゼロの栄養成分・カロリー・糖質は以下のとおりです。
<栄養成分100mlあたり>
エネルギー:0kcal
たんぱく質:0g
脂質 :0g
炭水化物 :0g
– 糖類 :0g
食塩相当量:0.01g
コカコーラゼロは、100mlあたりのカロリーを5kcal未満に抑えたゼロカロリー炭酸飲料です(この場合のゼロは微小という意味であり完全な0ではありません)。
※厚生労働省の定める「栄養表示基準」で、清涼飲料水は100mlあたり5kcal未満であれば、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」などと表示することができるためです。
コカコーラゼロは、炭酸、酸味料、香料、カフェインが配合され、そしてカラメル色素であの茶褐色を出しているという点で、本家コカコーラと同じなのですが、コカコーラと違って果糖やブドウ糖などの糖類が配合されていません。そのためにカロリーを低くすることができています。
それでもコカコーラゼロが、コカコーラのように甘くておいしい理由は、使われている甘味料に秘密があります。コカコーラゼロには、スクラロースとアセスルファムカリウムという砂糖よりも数百倍の甘さを持っているのに、砂糖のように体内で吸収されない(つまりカロリーとして使われることのない)甘味料が使われているからです。
こうした製法上の工夫により2007年より日本国内で発売が開始されたコカコーラゼロ。以来、おいしくてなおかつダイエットにも使える飲み物として多くのファンを獲得し、今もなお愛好され続けています。
コカコーラゼロのカフェイン量
コカコーラゼロのカフェイン量は100mlあたり約10mgです。これはコーヒーの約1/6、紅茶の約1/3、煎茶の約1/2に相当する量です。ちなみにコカコーラもカフェインの配合量はコカコーラゼロと同じ10mgです。
厚生労働省では、カフェインの過剰摂取により、中枢神経が刺激され、めまい、心拍数増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などを起こすことがあるとしています。
1日の摂取上限量については日本ではとくに設定されていませんが、海外に目を向けると、カナダ保健省は、健康な成人で400mg(コーヒーをマグカップで3杯程度)にすべきだとしています。また世界保健機関(WHO)や英国食品基準庁では、妊婦は胎児への影響を考慮して200mg程度、あるいはそれ以下にすべきだとの見解を示しています。
500mlペットボトルのコカコーラゼロには約50mgのカフェインが含まれているので、健康な成人が1日7~8本(妊婦だと4~5本)以上飲むと、カフェインの摂り過ぎということになります。※参照:厚生労働省
コカコーラゼロの人工甘味料
コカコーラゼロでは甘さを出すために、「スクラロース」と「アセスルファムカリウム」という砂糖に比べてカロリーのはるかに低い人工甘味料を使っています。
スクラロースは、砂糖の約600倍の甘さをもつと言われる甘味料です。少しの量でしっかり甘さをつけることができ、なおかつ、水によく溶け、熱や酸にも強いので飲料メーカーで重宝されています。
アセスルファムカリウム(コカコーラゼロの成分表示表ではアセスルファムKと表記されています)は、砂糖の約200倍の甘さをもつと言われる甘味料です。スクラロース同様、水によく溶け、熱や酸、酵素にも強いのが特長です。甘味の後引き感をよくするために使われています。
スクラロースもアセスルファムKも体に入ると、胃や小腸で吸収されず、そのまま体外へと排出されます。つまり甘さを味覚に伝えるだけで、砂糖のようにグルコースとなって栄養素になるわけではないのです。甘味料ときくと、「甘い=糖質=太る」と考えがちですが、この図式はこれらの人工甘味料にはあてはまらないのです。
スクラロースやアセスルファムKは胃や小腸で吸収されず大腸へ到達します。そこで腸内細菌のエサとなります。したがって腸内細菌を活発化させ、便通を改善する効果も期待できます。しかし、人工甘味料を過剰に摂取すると腸内の浸透圧が上昇し、下痢を起こしやすくなることも知られています。
コカコーラゼロとコカコーラの違い
ここで4つのコーラ(コカコーラ ゼロ/コカコーラ/コカコーラゼロカフェイン/コカコーラプラス)の栄養成分と原料について比較してみましょう。
<栄養成分>
名前 | コカコーラゼロ | コカコーラ | コカコーラゼロカフェイン | コカコーラプラス |
エネルギー | 0kcal | 45kcal | 0kcal | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g | 0g | 0g |
炭水化物 | 0g | 11.3g | 0g | 5.2g |
糖類 | 0g | 11.3g | 0g | 0g |
食塩相当量 | 0.01g | 0g | 0.01g | 0.08g |
<原材料>
名前 | コカコーラゼロ | コカコーラ | コカコーラゼロカフェイン | コカコーラプラス |
原材料 | 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カフェイン | 糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン | 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料 | 食物繊維(難消化性デキストリン)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン |
前述したとおり、コカコーラが甘味を出すために、糖類(果糖ぶどう糖、砂糖)を使っているのに対して、コカコーラゼロではスクラロース及びアセスルファムKという人工甘味料を使って甘味を出しています。そして、これによりカロリーを低く抑えていることがわかります。
上の表をもとにさらに詳しく4つのコーラを比較・分析してみると、コカコーラとコカコーラプラスは炭水化物が配合されていることがわかります。コカコーラの場合、炭水化物=糖類=11.3gとなっていますが、これは炭水化物として使われている原材料がそのまま糖類に相当するからです。
一方のコカコーラプラスですが、同品で炭水化物として使われている原材料は糖類でなく、食物繊維(難消化性デキストリン)です。食物繊維は多糖類の一種ではありますが、多糖類は糖類とは異なり、胃や小腸で吸収されてエネルギーになることはありません。だからコカコーラプラスの糖類は0gであり、エネルギーも0kcalになるわけです(炭水化物というと糖類と思いがちですが、実は食物繊維(=多糖類)も炭水化物の一種です)。
コカコーラゼロの味
個人的な感想になりますが、通常のコカコーラより、軽い感じがします。
普段から砂糖などの甘いものを控えている人にとっては、コカコーラゼロのほうが飲みやすいと感じるかもしれません。
ダイエットでコカコーラゼロは痩せる?太る?
コカコーラゼロは飲んでもほとんどエネルギーになりません。しかも「甘くておいしい」、「炭酸が喉に心地よい」といった形で飲む人に充足感を与えることができます。ですから、コカコーラゼロを飲みつつ、それでいて1日の総摂取カロリーをうまく抑えることができればダイエットはスムーズに進むでしょう。
ではダイエットにとってコカコーラゼロがマイナスになるのはどんなときか?
それはコカコーラゼロによって食欲が増進されてしまうときです。コカコーラゼロは甘くておいしいのでついついたくさん飲めてしまいます。それでいてカロリーが少ない。だから油断してたくさん飲んでしまいがちです。
最近の研究では、コカコーラゼロの甘味料として使われているスクラロースにはインスリンの分泌を増やす作用があるという学説が出てきています。この説に従って考えていくと、スクラロース摂取により体内でインスリンが増えれば、血糖値が下がり、空腹感が増すことになります。空腹感が増せば食べる量も増えてしまいます。
そう考えるとコカコーラゼロを飲めば飲むほど、食欲が強くなるということになります。その結果、食事量が増えてしまったら、コカコーラゼロはダイエットにとってよくない飲み物ということになります。
こうしたリスクを避けるには、コカコーラゼロをダイエットのごほうびとして食事の最後にじっくり味わう(=コカコーラゼロを飲んだ後には何も食べないようにする)といった楽しみ方をするとよいのではないでしょうか。
コカコーラゼロを毎日飲んだら体に悪い?副作用は?
コカコーラゼロは、多くの人に飲まれ続けている商品です。そのため、体に悪いのか、副作用があるのかについては十分なデータがあり、安全な飲み物と考えていいでしょう。
コカコーラプラスについては、特定保健用食品(トクホ)であるため、ヒト臨床試験により、安全性の評価がなされています。
そのため、コカコーラゼロは安全な飲み物としてこれからも楽しんでください。
まとめ
コカコーラゼロは、ゼロカロリーでおいしく楽しめる飲料です。「コーラを飲みたいけど、ダイエットでカロリーが気になる」「普段の摂取カロリーを抑えたい」といった方でもおすすめできる商品です。
ただ、カフェインは入っていますので、1日に飲む量は計算したうえで、飲み過ぎに注意してください。
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