副作用が危険?!専門家が教えるトクホコーラの表示成分と効果

コンビニやスーパーでコーラを手に取ろうとすると、その種類がずいぶん増えていることに驚くことがありますよね。その多くの種類があるコーラの中でも、「トクホ」マークのついたコーラを見かけたことはありませんか。

※トクホとは、「特定保健用食品」と呼ばれる国の制度で、許可を受けた食品だけ名乗ることができます。

太るイメージの「コーラ」と健康に良さそうな「トクホ」、一見相容れない組み合わせの商品ですが、発売された年には日経ヒット商品番付に選出されるなどヒット商品となりました。

一方で、
「いくら健康に良さそうなトクホマークが付いていても飲みすぎても大丈夫なの?」
「トクホコーラに発がん性があるっていう噂を聞いたけど本当なの?」
「糖尿病の人でもトクホコーラなら飲める?」
そんな疑問がある方も多いでしょう。

このような疑問を解決するべく、トクホコーラについて説明したいと思います。

販売されているトクホコーラ

今どんなトクホコーラがあるのか再確認しましょう。

キリンの「メッツコーラ」

トクホコーラ1
引用先:メッツコーラ商品ページ
特定保健用食品史上初のコーラ系飲料として2012年4月に発売されました。以来モンドセレクション3年連続金賞を受賞、3年連続特保コーラNO.1(2012年~2014年 年間累計出荷数量 食品マーケティング研究所調べ)を誇ります。

赤と黒を基調としたデザインのボトルに、ゴールドで商品名とトクホマークが入っているのが印象的です。
カロリーゼロで爽快感のある味わいです。

サントリーの「ペプシスペシャル」

トクホコーラ2
引用先:ペプシスペシャル商品ページ
1998年ペプシブランドのマスターフランチャイズ権を取得したサントリーも、トクホコーラ、ペプシスペシャルを2012年11月に発売しました。ペプシコ社と共同で長年培ってきたコーラ飲料の開発技術を活かした「PEPSI」ならではの飲みごたえが特長とされています。

トクホコーラ市場、売上NO.1(インテージSRI・特定保健用食品コーラ市場・2014年5月~2015年4月 累計販売金額 業態:スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア計)です。2015年7月28日にはトクホコーラ初のフレバー展開品であるレモンミント味が発売されます。

トクホコーラの表示成分

キリンの「メッツコーラ」表示成分

<原材料名>
難消化性デキストリン(食物繊維)、カラメル色素、香料、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、グルコン酸Ca、カフェイン

<栄養成分>

表示単位480ml当たり
エネルギー(kcal)0
たんぱく質(g)0
脂質(g)0
糖質(g)0
食物繊維(g)5.4
ナトリウム(mg)0
リン(mg)75
カリウム(mg)31
カフェイン(mg)48
その他栄養成分糖類 0g、関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として) 5g、カフェイン 48mg

引用先:メッツコーラ商品詳細情報

サントリーの「ペプシスペシャル」表示成分

<原材料>
食物繊維(難消化性デキストリン)、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)、香料、カフェイン

<成分・特性>

エネルギー0kcal
たんぱく質0g
脂質0g
糖質0g
食物繊維5.4g
ナトリウム25-46mg
難消化性デキストリン(食物繊維として)5g
カフェイン25mg
カリウム約20mg
リン約70mg

引用先:ペプシスペシャル商品情報

トクホコーラの効果

トクホとは、「特定保健用食品」の略称です。
トクホコーラの効果を確認する前に、そもそも特定保健用食品は、どんな制度なのか確認しましょう。
実は、トクホ制度で表現できる効果には限りがあるのです。

トクホ(特定保健用食品)とは

特定保健用食品は、食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品です。
からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。

特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。特定保健用食品及び条件付き特定保健用食品には、許可マークが付されています。この許可マークがいわゆるトクホマークですね。

トクホで可能な「効果」の表現

厚生労働省のサイトには以下の記載があります。

保健の用途の表示は、健康の維持増進に役立つ、又は適する旨を表現するものであって、例えば、次に掲げるものであることとし、明らかに医薬品と誤認されるおそれのあるものであってはなりません。
(1)容易に測定可能な体調の指標の維持に適する旨又は改善に役立つ旨
(2)身体の生理機能、組織機能の良好な維持に適する又は改善に役立つ旨
(3)身体の状態を本人が自覚でき、一時的であって継続的、慢性的でない体調の変化の改善に役立つ旨

引用先:厚生労働省の特定保健用食品について

具体的に表現できる効果は、次に掲げる11パターンのみです。
①おなかの調子
②コレステロール高め
③血圧高め
④ミネラルの吸収を助ける
⑤骨の健康が気になる
⑥歯を丈夫に
⑦血糖値が気になる
⑧中性脂肪が気になる
⑨体脂肪が気になる
⑩便通改善
⑪肥満気味の方 ⇒部位は骨・歯・腸

トクホコーラの広告表現を確認しよう

それでは、実際の広告でどんな表現が使われているのか確認しましょう。

「メッツコーラ」の広告表現

テレビCMを見ると、「脂肪の吸収を抑える」と大きくアピールされていますね。
さらに商品ページには以下のように書かれています。

許可表示
「本品は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより、食後の中性脂肪の上昇を抑制するので、脂肪の多い食事を摂りがちな方、食後の中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。」

「ペプシスペシャル」の広告表現

テレビCMが公式チャンネルでYoutubeにアップロードされていたので紹介します。


ここでも「脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる」とアピールされています。
つまり、キリンのメッツコーラと同じということです。
効果を表現するための成分も同じなので、こうなります。

トクホコーラの注意点

摂取上の注意として、
「多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。」
「飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」
と表示されていますので、飲み過ぎには注意が必要です。

適切な利用法として、「お食事の際に1本(メッツコーラは480ml、ペプシスペシャルは490ml)、一日に一回を目安にお飲み下さい。」と表示されています。

また、糖尿病等の疾患がある方は医師の指示に従って摂取しましょう。

トクホコーラの正体?難消化性デキストリンとは

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トクホコーラでは、「食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる」ものとして、難消化性デキストリン(食物繊維)が利用されています。

この難消化性デキストリンとは何でしょうか?

難消化性デキストリンとは

そもそもデキストリンとは、デンプンの1種なのですが、難消化性デキストリンとは、その字の通り「消化しにくいデキストリン」なのです。

食物中に含まれるデンプンを、デンプンの消化酵素、アミラーゼで加水分解します。そして、その中の難消化性成分を取り出して調製した水溶性の食物繊維が難消化性デキストリンとなるのです。

国立健康・栄養研究所のホームページでは、特定保健用食品の商品詳細が掲載されていますが、トクホコーラについて掲載されている部分では、難消化性デキストリンについて、「低粘性・低甘味で水溶液はほぼ透明、耐熱性・耐酸性に優れており、様々な食品に応用しやすい。」「ミネラルの吸収阻害はなく、FDA (米国食品医薬品局)のGRAS (Generally Recognized As Safeの略称.米国における食品安全性に関する審査制度)にリストされた安全性の高い素材である」ということが成分の特性として挙げられています。

難消化性デキストリンが脂肪の吸収を抑える仕組み

この難消化性デキストリンが、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる仕組みはどのようなものでしょうか。

まず、食事由来の脂肪は、消化管内でリパーゼによって分解された後、胆汁酸ミセルという物質を形成します。この胆汁酸ミセルという物質が小腸の粘膜で崩壊し、中の脂肪酸やモノグルセロールが放出され、体内に脂肪として吸収されることになるのです。

難消化性デキストリンは、胆汁酸ミセルを安定化する作用があります。その作用によって、脂肪の吸収が抑制され、便中への脂肪排泄を増加させるので、食後の血中の中性脂肪の上昇が抑制されると考えられています。

難消化性デキストリンは危険?副作用は?

恐怖
難消化性デキストリンの作用は以上のようなものですが、やはり気になるのは副作用ですよね。

先ほども述べたように、難消化性デキストリンは米国における食品安全性に関する審査制度のリストにも安全性が高いものとして掲載されています。

さらにそれを含んでいるトクホコーラも、特定保健用食品として国に認められるために安全性に関する評価がされることが必要で、これをクリアしています。

トクホコーラの安全性にかんするヒト臨床試験

臨床試験でも安全性は確認されています。

例えば、メッツコーラについては、空腹時血中中性脂肪値が正常から高値の成人男女18名を対象とし、12週間に亘って1日1回いずれかの食事の際に難消化性デキストリン5g配合当該食品を1本摂取させ、あるいは4週間に亘って1日1回いずれかの食事の際に難消化性デキストリン15g配合炭酸飲料(※販売商品は5g)を1本摂取させ、理化学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査及び医師診察を行いました。その結果、試験飲料の摂取に起因する臨床上問題となる有害事象は確認されませんでした。

ペプシスペシャルについても、ヒト試験で、空腹時血中中性脂肪値が、正常域からやや高値域に属する成人男女48名に難消化性デキストリンを15g配合した炭酸飲料と難消化性デキストリンを配合していない炭酸飲料を、1日1回、4週間継続摂取させる比較実験、および難消化性デキストリンを5g配合した炭酸飲料と難消化性デキストリンを配合していない炭酸飲料を、1日1回、12週間継続摂取させる比較実験を実施しています。

その結果、いずれの場合も身体計測、生理学的検査および血液・尿検査において、臨床上問題となる変動は認められず、試験飲料に起因する有害事象も認められませんでした。
参照先1:特定保健用食品の商品詳細「メッツコーラ」
参照先2:特定保健用食品の商品詳細「ペプシスペシャル」

トクホコーラの発がん性

なお、トクホコーラの発がん性についての噂がありますが、これはアメリカの消費者団体CSPI(公益科学センター)の、コーラに含まれるカラメルを作る際に砂糖とアンモニア亜硫酸塩を高温高圧で反応させる際にできる物質に発がん性があるのではないかという発表に端を発しているようです。トクホコーラだから発がん性があるというのは正確な情報ではないようです。

まとめ

特定保健用食品の仕組みから、トクホコーラを読み解くことでその効果効能がより理解できたのではないでしょうか。

食品についてもたくさんの選択肢や情報が与えられている現在社会においては、消費者の方々もしっかりと勉強をして食品を選択することが必要となってきます。

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