薬機法違反のアフィリエイトで逮捕?捕まる?注意点は?

アフィリエイト広告の規制は年々厳しくなっています。

そして、2021年3月17日に薬機法(旧薬事法)違反のアフィリエイト広告を行っていた男性が書類送検されました。この事件は、これまでとは違うものでした。

今回は、事件の内容と、アフィリエイト広告で逮捕されないための可能な表現範囲、アフィリエイト広告の取り締まりの変遷、アフィリエイト広告を今後行う上での注意点について説明します。

アフィリエイターが逮捕?事件の内容とは?

2021年3月17日の事件では、薬機法違反のアフィリエイト広告を行った男性が書類送検されました。

書類送検は、逮捕とは異なります。書類送検は、身体を拘束されていない人の事件記録や資料を検察官に送る手続きのことを指します。そして、書類送検のあと、検察官が起訴し、裁判で有罪が確定したら、有罪となります。

そのため、書類送検されたアフィリエイターの方が有罪とはならない可能性もあります。

ただ、今回の事件がマスコミに公表されたことは、アフィリエイト業界にとって大きなインパクトがあり、今後の犯罪抑止につながるはずです。それが狙いとしてもあるのではないでしょうか。

そして、今後また逮捕や書類送検されて有罪となる人が出てくる可能性もあるでしょう。

今回の事件は過去のアフィリエイト関連の事件と異なり、商品を販売していた事業者が一切絡んでいないものです。ステラ漢方事件では、広告主である会社社員が指示した疑いがあり、会社社員とアフィリエイト広告運用を行った広告代理店の人も逮捕されました。

このあたりの取り締まりの変遷についても後の段落で説明します。

アフィリエイト広告で認められる効能効果の範囲

2021年3月17日の事件のニュースでは、『更年期障害、糖尿病、痛風の予防・改善などに効能・効果がある」などと違法に広告を行った疑い』とされています。

この事件で問題となっている「健康食品」で認められる効能効果の範囲について説明します。

※健康食品以外のアフィリエイト広告でも、薬機法違反で逮捕される可能性はあるので、ご注意ください。

健康食品は、薬機法で定義されている言葉ではないですし、薬機法の対象ではありません。しかし、食品であるため、医薬品としての承認を取得せずに医薬品的な効果を広告すると、薬機法の第68条に違反することになります。

具体的にどんな表現が健康食品で認められないかは、厚生労働省の通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」に書かれています。

以下の3類型は、食品の広告には使用できません。

1. 疾病の治療又は予防を目的とする効能効果
2. 身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効能効果
 ただし、栄養補給、健康維持等に関する表現はこの限りでない。
3. 医薬品的な効能効果の暗示
(a)名称又はキャッチフレーズよりみて暗示するもの
(b)含有成分の表示及び説明よりみて暗示するもの
(c)製法の説明よりみて暗示するもの
(d)起源、由来等の説明よりみて暗示するもの
(e)新聞、雑誌等の記事、医師、学者等の談話、学説、経験談などを引用又は掲載することにより暗示するもの

つまり、病気に関すること、バストアップのような身体の変化、薬のような効果を示すことはできません。

そのため、健康食品では具体的な効果はほとんど言えないことが多くなるでしょう。

健康食品の中でも、特定保健用食品(トクホ)、栄養補助食品、機能性表示食品であれば、一部の効果を表現できます。

表現できる効果は商品によって異なりますが、例えば、「脂肪の吸収を抑える」「腸内環境を良くする」「血糖値の上昇を抑制する」などであれば、表現可能な商品があります。

アフィリエイト広告の取り締まりの変遷

これまでは今回のような個人アフィリエイターが逮捕されたり、書類送検されたりすることはないと考えられていました。広告主側にアフィリエイト広告をチェックさせて、薬機法違反を防ぐような流れでした。

ただ、アフィリエイトの規制が厳しくなっているのは明らかでした。

2020年頃からアフィリエイトが絡んだ内容で広告主が景品表示法違反で措置命令を受けたり、ステラ漢方事件のように逮捕されたりするような事件が続いていました。

また、2021年3月1日には具体的な会社名と商品名を提示した上で、消費者庁から虚偽・誇大なアフィリエイト広告に関する注意喚起がなされていました。

今回の事件は、これまで取り締まりを強化してきたものの、薬機法違反のアフィリエイト広告が収まる気配がないため、個人アフィリエイターの書類送検に至ったものと思われます。

アフィリエイト広告を今後行う上での注意点3つ

アフィリエイト広告市場は、今後も拡大傾向の予測が出ています。EC市場が広がっているので、それに伴いアフィリエイト広告も拡大するのは間違いないでしょう。

そんな中で、安全にアフィリエイト広告を行うためにどんなことに注意すべきか説明します。

1. 薬機法違反の表現を使わない

当たり前ですが、薬機法違反になる表現を使わないことが重要です。

具体的にどんな表現がダメなのか知らない方も多いので、そのような方々は必ず勉強しておきましょう。

例えば、次のような表現はNGです。
・このサプリで病気が治る
・この化粧品でシミが消える
・この食べ物を食べれば、便秘解消できてやせる

2. 景品表示法違反の表現を使わない

薬機法も大切ですが、広告では景品表示法も関係することがほとんどです。

景品表示法の内容も押さえて適切な広告を行ってください。

例えば、過去に2万円で売ったことのない商品を、「定価2万円が今なら50%オフの1万円!!」として売れば、景品表示法違反です。

このような二重価格は頻発しているので、違反しないように注意してください。

3. 過激な広告代理店やアフィリエイターに注意

広告主側は、過激な広告を行う広告代理店やアフィリエイターと手を組まないように注意が必要です。

違法な広告を行ってでも収益をあげようとしている事業者はいますので、巻き込まれてしまう可能性があります。

過去にどんな企業の商品でどんな広告を行っていたのか、自社の商品はどんな広告が行われているのか、必ず確認するようにしましょう。

逆に、広告代理店も過激なことを求める広告主には注意が必要です。広告主に言われてやったとしても、広告代理店側も逮捕されるおそれがあります。

まとめ

薬機法違反の広告で売上が伸びると、手を染めてしまう企業もいるかもしれませんが、長期的には通用しません。

法律違反で取り締まられると、会社が立ち行かなくなるおそれがあります。法律を守って長期的なビジネスに取り組んでいきましょう。

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